自民党総裁選【結果】高市早苗氏が小泉進次郎氏を破って新総裁
自民党総裁選【結果】高市早苗氏が小泉進次郎氏を破って新総裁「景色変える」、初の女性首相が誕生か

石破首相の後継を選ぶ自民党総裁選は4日、投開票が行われた。国会議員と党員・党友票の開票結果で、候補者5氏のうち、 高市早苗 ・前経済安保相(64)、 小泉進次郎 農相(44)の2人が決選投票に進み、高市氏が新総裁に選ばれた。
自民新総裁に高市氏 決選投票、小泉氏下す…15日、初の女性首相に
自民新総裁に高市氏 決選投票、小泉氏下す―15日、初の女性首相に

「真っ赤なバラのようであれ」母の教え ロック愛する保守論客
「真っ赤なバラのようであれ」母の教え 高市早苗氏が女性初の総裁 ロック愛する保守論客
自民党新総裁に決まった高市早苗前経済安全保障担当相は、3度目の総裁選挑戦で勝利した。あこがれは「鉄の女」サッチャー元英首相。女性初の自民総裁であり、女性初の日本の首相に就任する見通しだ。
高市氏は昭和36年、奈良県生まれ。サラリーマンの父と警察官の母の間で育った。母親からは「真っ赤なバラのようであれ」と言われた。女性らしい華やかさを失わず、間違ったことには毅然と立ち向かうトゲを持つように、という意味だ。子供のころの夢は「書道の先生」だった。
小学生のころにピアノを教わっていた音大生の影響で、ハード・ロックを好きになり、今でもロックを聴いたり、ドラムをたたくことがストレス解消になるという。
高市氏、自民結党以来初の女性総裁 新政権、右派色強まる可能性
高市氏、自民結党以来初の女性総裁 新政権、右派色強まる可能性
15日召集見通しの臨時国会で実施される首相指名選挙は、野党による指名一本化に向けた協議が難航しており、高市新総裁が石破茂首相の後任の新首相に選出される公算が大きい。新総裁の任期は、石破氏の総裁任期の残りで2027年9月末まで。
参院選で参政党などに支持基盤を崩され、大敗したとの危機感から、自民は保守層へのアピール強化を選択した格好だ。高市氏は総裁選で外国人への規制強化に意欲を見せており、新政権は中道を掲げた石破茂政権より右派色が強まる可能性がある。
米、関係強化へ機運高まる トランプ氏訪日で信頼構築
米、関係強化へ機運高まる トランプ氏訪日で信頼構築―自民党総裁選・海外反響
自民党新総裁に高市早苗前経済安全保障担当相が選出されたことを受け、米政府内では両国関係の強化に向けた機運が高まっている。トランプ大統領は今月末に日本を訪れる意向で、高市氏との個人的な信頼関係を早期に構築したい考えだ。
米政府関係者は、高市氏がトランプ氏と親交の深かった安倍晋三元首相に近いとして「関係構築はスムーズに進む」と強調。日米両政府が関税政策を巡り何度も交渉を重ねたことを踏まえ、両政府関係者からは「この間に積み上げた経験を引き継いでくれるだろう」と期待の声が上がる。
台湾総統「熱烈にお祝い」 高市氏と4月に会談…自民総裁選
台湾の頼清徳総統は4日、自民党新総裁に選出された高市早苗前経済安全保障担当相に「衷心より熱烈にお祝い申し上げる」とX(旧ツイッター)に日本語で投稿した。高市氏を「台湾の揺るぎない友人」と表現し、「台日双方が各分野で交流と協力を深め、関係を新たな段階へ押し上げ、インド太平洋地域の安全と安定を実現していけるよう期待する」と呼び掛けた。
高市氏は日本版「鉄の女」 豪メディア、サッチャー氏と重ねる
オーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)は4日、自民党新総裁に高市早苗前経済安全保障担当相が選出されたことを受け、「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャー元英首相と重ね合わせて「日本版『鉄の女』が初の女性首相となる見通しだ」と速報した。
中国、台湾問題や靖国参拝に警戒 新華社が高市氏選出を速報
中国国営通信の新華社は4日、自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相が選出されたことを速報した。中国政府筋は、高市氏が台湾の関係者とたびたび面会していることや、8月15日の終戦の日に合わせ靖国神社を参拝していることに警戒感を示した。
中国メディア、高市総裁は“女性版安倍” 「日本は右傾化?」と紹介
韓国メディア 自民新総裁の高市氏を「安倍元首相の女性版」と紹介
韓国メディア 自民新総裁の高市氏を「安倍元首相の女性版」と紹介
4日の自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相(64)が新総裁に選出されると、韓国の主要メディアは一斉に速報した。
高市氏は韓国で保守強硬派として知られており、「総裁に『女性版安倍』」などと伝えられた。中央日報は高市氏を歴史問題などについて「極右志向」だと指摘し、「日本の政治時計の針が韓日関係が史上最悪に達した『安倍時代』に回帰するのではないかという憂慮の声も早くから出ている」と報じた。
「さなえコール」の大合唱 高市氏の地元支援者ら 自民総裁選
自民党総裁選が4日、投開票され、高市早苗前経済安全保障担当相(64)=衆院奈良2区=が女性として初となる総裁に決まった。奈良県天理市のホテルで投開票のライブ放映を見守った支援者からは大歓声が上がった。キャラバンカーで日本列島を縦断し、「各地の人の声を聞く」といった党員目線の活動を展開したことが奏功した。高市氏は今後の野党との連携・連立協議次第で首相に指名される可能性があり、会場では初の女性首相誕生への期待が聞かれた。