揺らぐ「ドル基軸」体制 トランプ政権が秩序破壊…22日でプラザ合意40年
揺らぐ「ドル基軸」体制 トランプ政権が秩序破壊―22日でプラザ合意40年
日米英仏と旧西ドイツの先進5カ国(G5)が協調し、ドル高是正に動いた「プラザ合意」から22日で40年を迎える。財政と貿易の「双子の赤字」に苦しむ米国の求めに応じ、各国は協調して為替介入を実施したが、米国の貿易赤字はその後も膨らみ続けた。
合意後、ドルは急速に下落し、90年代初めに米国の貿易収支は一時的に改善した。しかし、冷戦の終結でグローバル化が進展すると安価な海外製品が大量流入し、赤字が再び急拡大。85年当時に約1200億ドルだった赤字額は、2024年に約1兆2000億ドル(約180兆円)と10倍に膨らんだ。

台湾で「安倍晋三研究センター」開設式 頼総統や昭恵さんら出席
台湾で「安倍晋三研究センター」開設式 頼総統や昭恵さんら出席
台湾の国立政治大学は21日、「安倍晋三研究センター」の設立行事を台北で開き、頼清徳総統と故安倍晋三元首相夫人の昭恵さんが看板の除幕を行った。センターでは、安倍元首相が訴えた「自由で開かれたインド太平洋」構想などの政策を研究し、日台の学術交流を進める。
頼氏は「元首相は中国の脅威に直面する台湾を見て『台湾有事は日本有事』と述べた」と振り返り、「元首相が大きく尽力して台日関係は深まった」と強調した。同大の李蔡彦学長は「元首相の政策や戦略は現代日本研究の重要テーマにすることができる」と説明した。
「連立拡大」争点、5氏出馬へ 自民総裁選、22日告示
自民党総裁選は22日告示され、10月4日の投開票まで12日間の選挙戦が始まる。7月の参院選に大敗し、衆参共に与党過半数を失ってからは初めて。連立政権の枠組み拡大を視野に入れた野党との連携や、物価高対策が争点となる。
北海道で線状降水帯発生 気象庁、大雨警戒呼びかけ
北海道付近を進む低気圧や前線の影響で大雨の恐れがあるとして、気象庁は21日、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風や高波に警戒するよう呼びかけた。21日未明には北海道の釧路地方と十勝地方で線状降水帯が発生したと発表した。
北海道で22日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で80ミリ。21日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は25メートル(35メートル)、波の高さは6メートル。
英国、パレスチナの国家承認へ G7で初 ガザ侵攻や西岸入植受け
英国、パレスチナの国家承認へ G7で初 ガザ侵攻や西岸入植受け
複数の英主要メディアは20日、スターマー英首相が21日にパレスチナの国家承認を発表すると報じた。7月下旬に条件付きで国家承認する方針を示していたが、イスラエルが9月中旬にパレスチナ自治区ガザ地区ガザ市への地上侵攻を開始したことなどを受けて承認に踏み切る。承認すれば主要7カ国(G7)では初めてとなる。
ロイター通信によると、ポルトガルも21日に国家承認する方針。フランスやカナダなども、22日に国連本部で開かれる首脳級会合にあわせて承認するとみられている。米国は国家承認に反対し、日本やドイツも承認を見送る。
ロシアで根強い日本人気…観光ビザ求めて大行列 「日本アニメとのコラボ」も
ロシアで根強い日本人気…観光ビザ求めて大行列 「日本アニメとのコラボ」も
ロシアのウクライナ侵攻後、冷え込む日露関係。ロシアは日本を“非友好国”と認定していて、国同士の対立は深まっている。一方で、ロシア国民の間に反日感情の高まりはみられず、「日本人気」は根強く残っている。
今月18日、モスクワの日本大使館前には午前9時半の開館時間前から長蛇の列ができていた。行列は100メートルから200メートル近く延びていて、警備員の姿もみられた。行列に並ぶロシア人の目的は、日本の観光ビザだ。こうした光景は春先にも見られた。春は「桜」、今後は「紅葉」を目当てに日本旅行を計画する人が多いようだ。
大谷53号、女性の頭に直撃も「大丈夫です!」 仲良しカップルが大興奮キャッチ
大谷53号、女性の頭に直撃も「大丈夫です!」 仲良しカップルが大興奮キャッチ
ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地のジャイアンツ戦で2試合連発となる53号ソロを放った。この一発を見事にキャッチしたのが、エンゼル・モラレスさんとジゼル・メレンデスさんの仲良しカップルだ。
左中間スタンドへ飛び込んできたボール。メレンデスの頭に直撃したが、ボールを離さなかった。人生初のHRキャッチ。コンサルティング会社に勤務しているメレンデスさんは「頭に当たったんですが、大丈夫です! とても興奮しています」と声を弾ませた。