AI関連の求人が6・6倍に 非技術系が多い職種でも増
AIに携わる人材の需要が高まり続けている。民間の調べによると、2024年度のAI関連の求人数は、技術系職種で17年度の約6・6倍となった。非技術系が多い職種でも増加。生成AIの普及と活用推進によって技術開発のみならず、既存業務の在り方を刷新する動きが背景にあり、今後も技能を持つ人材の求人が伸びると見込まれている。
技術系の求人数は18年度に1・75倍、19年度は3・12倍に増加した。米オープンAIの対話型生成AI「チャットGPT」が登場した22年度と、翌23年度は4倍を超え、24年度に6・57倍に達した。業界別では「IT通信」や「コンサルティング」などからの引き合いが強かった。
北海道で大雨の恐れ 気象庁、警戒呼びかけ
低気圧や前線の影響で、北日本から西日本で大気の状態が非常に不安定となり、大雨の恐れがあるとして、気象庁は20日、北日本で21日にかけて土砂災害や低い土地の浸水などに厳重に警戒するよう呼びかけた。北海道で21日明け方にかけ、線状降水帯が発生して大雨災害の危険が急激に高まる可能性があるとしている。
気象庁によると、前線を伴った低気圧が日本海にあり、東北東へ進んでいる。21日にかけて発達しながら北海道を通過して千島近海へ進み、前線が本州付近を通過する見込み。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になる。
ロシア機がエストニア領空侵犯 ポーランドでも危険飛行
エストニア軍は19日、ロシアのミグ31戦闘機3機が同日、エストニア領空を侵犯したと発表した。ポーランドの排他的経済水域(EEZ)内でもロシア機による危険な飛行があった。今月に入り、ロシアのドローンが北大西洋条約機構(NATO)加盟国の領空を侵犯するケースが相次いでおり、ロシアとNATOの間で緊張が高まっている。
中国で再エネ発電が火力上回る 太陽光は10年で30倍増
中国で今年、太陽光・風力の再生可能エネルギーによる発電能力が初めて火力を上回った。温室効果ガス排出「ゼロ」を目指す中国は「歴史的」偉業だとアピール。太陽光の発電能力は10年で30倍以上増え、世界一を誇るが、企業は過当競争にさらされ淘汰も進む。
政府は中西部の砂漠や高原に大規模な発電設備を建設し、東部の都市部に電力を送る「西電東送」を推進。主力の太陽光の発電能力は14年から24年には34倍まで増加した。