2024年8月14日 今日の出来事

岸田首相不出馬、与党に衝撃 野党、政権交代訴え

岸田首相不出馬、与党に衝撃 野党、政権交代訴え

岸田文雄首相が9月の自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、与野党に衝撃が広がった。与党から「政治資金を巡る不祥事にけじめをつけた」(中谷元・元防衛相)と一定の理解を示す声が上がる一方、立憲民主党などは次期衆院選での政権交代の必要性を訴えた。

現職閣僚の一人は「政治とカネの問題の負のイメージを引きずっていた。重い決断だ」と受け止めつつ、お盆休み中の突然の表明に「なぜこのタイミングなのか分からない」と戸惑いを隠さなかった。首相が会長を務めた岸田派には「不出馬の理由が分からない」(若手)と困惑が広がった。

立民の泉健太代表は党本部で記者団に「突然の表明だ。自分の力ではこれ以上の改革は進められないとの思いがあったのだろう」と指摘。「首相が辞めても自民党の体質が変わったわけではない」と述べ、次期衆院選で政権交代を目指す考えを改めて強調した。

日本維新の会の馬場伸幸代表は取材に「岸田政権では国民が求める改革が進まないのは明らかだった。ここが引き際だった」と述べた。共産党の小池晃書記局長は「国民の怒りが追い詰めた結果だ」と語った。

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広瀬参院議員 特捜部聴取に“公設秘書勤務実態なし”認める

広瀬参院議員 特捜部聴取に“公設秘書勤務実態なし”認める

自民党を離党した広瀬めぐみ参議院議員の事務所などが公設秘書の給与を国からだまし取っていた疑いで捜索を受けた事件で、広瀬議員が、東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、公設秘書としての勤務実態がなかったことを認めていることが、関係者への取材でわかりました。特捜部は、秘書給与をめぐる不透明な資金の流れの実態解明を進めるものとみられます。

台風7号、16日に関東接近へ 猛烈な風や大雨に厳重警戒…気象庁

台風7号、16日に関東接近へ 猛烈な風や大雨に厳重警戒―気象庁

台風7号は14日午後、小笠原諸島の西海上を北上した。強い勢力で16日に房総半島近くを通過し、17日に三陸沖へ進む見込み。伊豆諸島や関東、東北の太平洋側では7号接近時に猛烈な風やしけ、大雨が予想され、気象庁は厳重に警戒し、安全を確保するよう呼び掛けた。首都圏を中心に交通機関にも影響するため、早めの対策が必要という。

16日に予想される最大瞬間風速は、伊豆諸島と関東60メートル、東北35メートル。波の高さは伊豆諸島と関東10メートル、東北7メートル。16日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、関東甲信300ミリ、東北120ミリ。その後、17日午後6時までの同雨量は、関東甲信200ミリ、東北120ミリ。

東海道新幹線、16日終日運休 東京―名古屋、台風7号接近で

東海道新幹線、16日終日運休 東京―名古屋、台風7号接近で

台風7号は14日、小笠原諸島付近を北東に進み、雨や風が強まった。発達しながら北上し、16、17日にかけて暴風域を伴って伊豆諸島から関東甲信など東日本や東北に接近する恐れがある。JR東海は東海道新幹線を16日に東京―名古屋間で始発から終日、計画運休すると発表、空の便も多数の欠航が決まった。他に運休が拡大する可能性があり、お盆シーズン後半のUターンに直撃した。

ライドシェア「利用したくない」8割 「タクシーより安い」誤解も

ライドシェア「利用したくない」8割 「タクシーより安い」誤解も

一般ドライバーが自家用車で客を運ぶ「日本版ライドシェア」の運行が始まって約4カ月。民間調査で、約8割の人が「利用したくない」と考えている実態が浮かんだ。タクシー不足を補う目的で4月から東京23区や京都市など一部地域でスタートし、国は普及を急いでいるが、利用者には思うように受け入れられていない面もあるようだ。

調査は6月下旬、民間調査会社のMM総研(東京都港区)が全国の15~79歳の男女1000人を対象にインターネットで実施した。

日本の5兆円投資にインドが謝意 独立記念日で駐日大使寄稿

日本の5兆円投資にインドが謝意 独立記念日で駐日大使寄稿

15日のインド独立記念日に合わせ、インドのジョージ駐日大使が14日、共同通信にメッセージを寄せた。日本からインドへの投資が「2027年までに5兆円の目標を達成すると見込まれ、経済成長、雇用創出に大きく貢献している」と謝意を示した。

22年3月にインドを訪れた岸田文雄首相は、日本が5年間で官民合わせて5兆円をインドに投資する目標を掲げると表明していた。インドは日本からの経済協力もてこに、独立から100年を迎える47年までの先進国入りを目指している。

メッセージでは最近の両国関係について、科学技術分野で連携を進め、AIや半導体などでイノベーションへの道筋をつけたと振り返った。