ウクライナに「揺るぎない支援」、北朝鮮やイラン非難…G7首脳会議
ウクライナに「揺るぎない支援」 北朝鮮やイラン非難―侵攻2年・G7首脳会議
先進7カ国(G7)首脳は24日午後(日本時間25日未明)、ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年が経過したことを受けてテレビ会議を開いた。終了後に発表された首脳声明は「ウクライナに対する揺るぎない支援」を強調。戦争の長期化で広がる「支援疲れ」の払拭に努めた。
ロシア、ウクライナ侵攻2年 ロシアの伝統的な人命軽視体質
【解説】ロシアを変えた「神話」とは…ウクライナ侵攻2年 「人命軽視体質」の果てに 編集委員・常盤伸
ロシアのプーチン政権によるウクライナ侵攻開始から24日で2年を迎えた。国土の約2割に相当する占領地域の奪還を目指すウクライナは反転攻勢に失敗し、侵略を続けるプーチン大統領の表情からは余裕すらうかがえる。
ウクライナが苦境にある原因として、米欧の軍事支援の遅れに加え、ロシアの伝統的な人命軽視体質がある。米欧や日本の制裁を受けたロシア経済は、侵攻前よりもむしろ好調に転じた。理不尽な侵略を行うための武器弾薬生産が、見せかけの好景気を支える。
独自制裁「解除に反対せず」 拉致家族会と救う会
「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」と支援団体「救う会」は25日、東京都内で合同会議を開いた。日本が北朝鮮に科す独自制裁について、「親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の一括帰国が実現するなら」との条件付きで、「解除することに反対しない」とする運動方針を決めた。
国公立大2次、前期日程始まる 23万人志願
国公立大2次試験の前期日程が25日、全国で始まった。文部科学省によると、172大学601学部に23万2344人が志願し、募集人員に対する志願倍率は前年と同じ2.9倍だった。各大学の合格発表は3月1~10日に予定されている。
自治体の非正規職員、6%増の74万人 財政難で正規増えず
自治体の非正規職員、6%増の74万人 財政難で正規増えず 低賃金で雇い止めも
自治体で働く非正規職員の数は、令和5年4月1日時点で74万2725人だったことが25日、総務省のまとめで分かった。令和2年の前回調査に比べ6・9%、4万8252人の増。業務が増える一方、財政難で正規を増やせないのが背景。正規は280万人程度で推移しており、非正規は単純計算で職員の5人に1人を占める。賃金は低く、年度末の3月を中心に雇い止めも起きている。
石川と富山、2500年前にも大津波 堆積物調査で判明
震度7を記録した能登半島地震で津波被害を受けた石川県珠洲市と富山県沿岸が、約2500年前にも大津波に襲われていたことが23日、卜部厚志新潟大災害・復興科学研究所教授(地質学)による津波堆積物の調査で分かった。