高まる若年層の投資熱 NISAなど浸透―「資産所得倍増」には課題も
20~30代を中心に、投資を始める現役世代が増えている。背景にあるのは、資産形成への関心の高まりや、少額投資非課税制度(NISA)といった優遇制度の浸透。政府は「資産所得倍増」を掲げてこうした動きを後押ししたい考えで、年末までに優遇措置拡充の具体策を示す。
もっとも、「資産所得倍増」の実現には課題も多い。日本証券業協会の調べによると、18歳以上の成人約1億人のうち、株など有価証券の保有者は約2000万人と2割止まり。「余裕資金がない」「知識がない」「不安を感じる」などの理由で多くの人が投資に二の足を踏んでいる。実際、株などには運用次第で元本割れする恐れがあり、注意が必要だ。
救命講習の翌日に人命救助 12歳「習ったように」心臓マッサージ
路上で意識不明だった男性に心臓マッサージをするなどして人命救助に貢献したとして、鹿児島県警日置署は19日、日置市立土橋中1年の稲留壱心(いっしん)さん(12)に感謝状を贈った。
署などによると、7月10日午前7時ごろ、日置市の路上でツーリング中の40代男性が自転車にまたがったまま倒れているところを、家族4人が乗る車で通りかかった稲留さんが発見。「大丈夫ですか」。降車して声をかけ、意識がないことが分かると、自身の携帯電話ですぐに119番した。
稲留さんは前日、学校で消防の救急救命士らからダミー人形を使い、心肺蘇生法を教わったばかりだった。稲留さんは「大体1分間に100回と習ったので、それに合うようにやった」と現場で即実践。先を走っていたツーリング仲間が戻り、2人で交代しながら約10分間、心臓マッサージを続けた。
公共事業予算の使い残し、2年連続で4兆円台 施策厳選を求める声
国の公共事業関係予算に関し、計上したものの支出されず翌年度に回した繰越額が2020、21年度の2年連続で4兆円台になったことが明らかになった。災害に強い地域づくりを目指す国土強靱化対策の関連費が補正予算で大きく積まれ、消化が追い付かなかったのが主因だ。東日本大震災の発生に伴い多額の復興関連費が計上された12年度を上回る水準となった。
予算の使い残しといえる繰越額は20、21年度とも、公共事業の関係予算全体に占める割合が3割を超えており、過大だとの指摘が上がる。公共事業には景気対策の側面があり、大規模な内容とすることで有権者の支持を集めたい政府・与党の思惑も背景にありそうだ。
新型コロナ感染者、2日連続で過去最多更新 全国で26万人
新型コロナウイルスの感染者は19日、全国で新たに約26万人確認され、2日連続で過去最多を更新した。18日の約25万5000人から約5000人増えた。
東京で新たに2万7676人感染確認 前週金曜から7275人増
東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者が2万7676人確認されたと発表した。うち3180人は、千葉県の住民の自主検査結果を都内の医療機関がオンラインで診断する「陽性者登録センター」による登録分だった。祝日明けだった前週金曜日(2万401人)からは7275人増加した。新たに28人の死亡も確認された。
北朝鮮の金与正氏、韓国の非核化呼びかけに「絶対に相手にしない」
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キムヨジョン)党副部長は18日付の談話で、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が呼びかけた非核化に向けた対話を「むなしい夢を見るな。我々は絶対に相手にしない」と拒絶し、今後も核開発を続ける意思を表明した。国営の朝鮮中央通信が19日、報じた。
尹氏は、日本の植民地支配からの解放を記念する15日の「光復節」の演説で、北朝鮮の核開発中断と非核化を条件に、大規模な食糧支援や電力供給のためのインフラ整備など6項目にわたる支援プログラムを示して対話を呼びかけた。
【1年前の今日の出来事】 2021年8月19日