2022年3月13日 今日の出来事

【ウクライナ軍、戦死者1300人に】

ウクライナ「軍戦死者1300人に」 物資供給の拠点・リビウも攻撃

リビウにも攻撃か、ミサイル8発着弾

ウクライナ軍当局は13日、同国西部の要衝リビウの北西にある基地が13日、ロシアの攻撃を受けたと明らかにした。ミサイル8発が撃ち込まれたという。ロイター通信が伝えた。リビウでは13日早朝(日本時間同日午後)、爆発音が響き、ロシアのミサイルをウクライナ側が迎撃したとの情報がある。

リビウからポーランド国境までは約60キロ。これまで攻撃がなかったため、各地から避難民が集まり、物資供給の拠点となってきた。ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、ロシアの侵攻後、同国軍の戦死者は約1300人に上ったと発表した。市民の避難は難航し、混乱拡大の恐れがある。

【プーチン氏に戦争をやめる意志見えず】

オンラインで停戦交渉継続 ロシアとウクライナ―プーチン氏「戦争やめる意思見えず」
ロシアのプーチン大統領は12日、仏独首脳との電話会談で、ロシアとウクライナがオンライン形式による停戦交渉を行ったと明らかにした。インタファクス通信によると、ペスコフ大統領報道官も「交渉はオンライン形式で続いている」と語った。

ロシアとウクライナは、これまで3回にわたりベラルーシで停戦交渉を行い、10日にはトルコの仲介で外相会談を実施した。しかし、双方の立場の隔たりが大きく、進展は見られていない。一方で、プーチン氏は11日、ベラルーシのルカシェンコ大統領との会談の際、停戦交渉に関し「幾つかの前向きな進展があった」と述べていた。ただ、ロイター通信によると、仏大統領府当局者は12日の電話会談について、「プーチン氏の側に戦争をやめる意思を見つけられなかった」と述べた。

ウクライナへ防弾チョッキなど提供 第1陣の空自機が帰国

ウクライナに「防弾チョッキ」など提供

ロシアに軍事侵攻されたウクライナへの防衛装備品提供第1陣として派遣された航空自衛隊のKC767空中給油輸送機が13日午前、愛知県の小牧基地に帰国した。8日深夜に同基地を出発。日本時間の10日夜、隣国のポーランドに到着し、ウクライナ側に防弾チョッキやヘルメットを引き渡した。

【北京パラリンピック 閉会 ウクライナ旋風起こす】

北京パラリンピック閉会式 10日間の大会に幕
北京パラリンピックの閉会式が13日に行われた。大会直前にRPC=ロシアパラリンピック委員会とベラルーシの選手の出場を認めない異例の決定が下されたあと、10日間にわたり6競技78種目が行われた。そして閉会式は日本時間の13日午後9時から国家スタジアム、通称「鳥の巣」で行われた。

北京パラでウクライナ旋風、史上最多のメダル29個 平和も訴え

北京パラリンピック閉会式でウクライナの旗手が国旗を掲げる

開幕直前にロシアの侵攻を受け、大会参加も危ぶまれたウクライナの選手団が旋風を巻き起こした。メダルは冬季大会で同国史上最多の29個に上り、地元中国に次ぐ2位。パラリンピックの強豪国は国を挙げての支援、強化で培った地力を示すとともに、反戦平和を世界にアピールする好結果になった。

ウクライナ・パラリンピック委員会のスシケビッチ会長は「選手たちの戦いはウクライナが生きていることの象徴でもある」と誇らしげだった。

【まん延防止、21日全面解除を検討】

まん延防止、21日全面解除検討―政府 18都道府県、病床使用率高止まりも
政府は12日、新型コロナウイルス対策で東京、大阪、愛知など18都道府県に適用中のまん延防止等重点措置について、21日の期限をもって全面解除する検討に入った。都市部を中心に病床使用率は依然高いものの改善を見込んでいるためで、都道府県の意向も踏まえ最終判断する。

東京で新たに8131人の感染確認 前週日曜を1100人下回る
東京都は13日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに8131人確認されたと発表した。前週日曜の6日(9289人)を約1100人下回った。新たに9人の死亡も確認された。

【1年前の今日の出来事】 2021年3月13日