今日の出来事(2022年5月18日) 海洋放出計画の審査書案了承 福島第1原発の処理水―規制委

海洋放出計画の審査書案了承 福島第1原発の処理水―規制委

東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出について、原子力規制委員会は18日、必要な設備などを盛り込んだ東電の計画を妥当とした審査書案を了承した。意見公募を経て、正式に認可される見通し。

東電は認可され次第、地元自治体の了承を得た上でトンネルなど本体工事に着手し、2023年春までに放出に必要な設備を完成させる方針。ただ、風評被害への懸念は根強く、実際の放出に当たっては地元漁業者らの理解が必要となる。

原発「処理水」海洋放出へ「安全上の問題ない」、事実上の審査合格

フィンランドとスウェーデン、NATO加盟を正式申請

フィンランドとスウェーデンは18日、米欧の軍事同盟・北大西洋条約機構(NATO)への加盟を正式に申請した。両国は西欧とロシアの間で非同盟・中立政策を長年維持してきたが、2月下旬に始まったロシアによるウクライナ侵攻を受け、わずか約3カ月で路線転換に踏み切った。

加盟が実現すればNATOの集団的自衛権が適用され、外国から攻撃された場合、NATOによる軍事行動も可能となる。

スウェーデン、フィンランド、ウクライナ、ロシア

陥落マリウポリ、ウクライナ兵、959人が投降―捕虜交換は不透明

ロシア軍への抵抗を続けたウクライナ部隊の撤退で事実上陥落したウクライナ南東部マリウポリで「最後のとりで」だったアゾフスタル製鉄所からの投降が続く中、ロシア政府は18日、これまでに959人のウクライナ兵が投降したと発表した。マリウポリをめぐる2カ月以上にわたる激しい戦闘はやんだが、部隊の移動先は親ロシア派支配地域で、投降兵の「扱い」に懸念が浮上している。ウクライナが提案した捕虜交換はロシア側で否定的な声が強く、実現するかどうか先行きは不透明だ。

陥落マリウポリ、959人が投降―捕虜交換は不透明

米主導の新経済圏「IPEF」発足へ バイデン氏訪日時―インド太平洋枠組み

レモンド米商務長官は17日の記者会見で、バイデン米大統領が22日からの日本訪問に合わせて、米国主導の経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の発足を表明すると明らかにした。日本も枠組みに参加し、近く具体化作業に着手する。米国は環太平洋連携協定(TPP)離脱によるアジアでの空白を埋め、影響力を強める中国に対抗する構えだ。

IPEFはバイデン氏が2021年10月末の東アジアサミットで提唱した経済圏構想。同氏は今月22~24日に大統領就任後初めて日本を訪れ、23日には岸田文雄首相との首脳会談を予定している。レモンド氏は「日本にいる間にIPEFを発足させる予定だ」と語った。

新型コロナ全国で約4万2000人の感染者先週から3700人あまり減少

新型コロナウイルスについて、18日は全国で4万2161人の感染が発表された。先週と比べ、3700人あまり減少している。全国で入院している感染者のうち重症者は125人で、死者は新たに40人発表された。

東京で新たに4355人の感染確認 前週水曜日を400人下回る
東京都は18日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに4355人確認されたと発表した。前週水曜日(4764人)を約400人下回った。新たに7人の死亡も確認された。

【1年前の今日の出来事】 2021年5月18日