新規感染者、初めて4万人超 重症者281人、死者15人 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染者は19日、全国で新たに4万1491人確認され、2日連続で過去最多を更新した。1日あたりの感染者が最多だった今月18日の3万2194人を大きく上回り、初めて4万人を超えた。前週の水曜日(12日)の約3倍。東京や大阪など28都道府県で過去最多になり、全国で急速に感染が広がっている。重症者は281人、死者は15人だった。
他に過去最多だったのは、北海道、青森、茨城、栃木、群馬、埼玉、新潟、石川、長野、岐阜、静岡、愛知、京都、兵庫、和歌山、鳥取、島根、岡山、山口、愛媛、福岡、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島。
東京都では7377人の感染が確認され、昨年8月13日の5908人を上回って約5カ月ぶりに最多となった。10代以下が1639人で全体の2割を超え、若年層での感染が目立っている。
立憲、提案路線「不発」 岸田首相応じず「迫力不足」の声 代表質問
岸田文雄首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党代表質問が19日の衆院本会議で始まり、最初に質問に立った立憲民主党の泉健太代表は27本の提案を掲げ、政府の新型コロナウイルス対策の抜本的な転換などを求めた。だが、首相はこれらの提案に応じる姿勢を見せず、党内からは泉氏が進める「提案路線」に対し、「迫力不足だ」などと疑問の声が上がっている。対決型から政策立案型への転換を図る立憲にとって、今国会はその成否が試される。
半固体電池を開発、量産化にめど
山形大の研究グループなどが、一般的なリチウムイオン電池に使われる、液体の電解質をゲル状素材に置き換えた「半固体電池」を開発、量産化にめどを付けた。液漏れや発火の危険が少なく、軽量化や高速充電も実現。次世代電池の開発が激化する中、商品化も進めており、普及に弾みをつける狙いだ。
次世代電池は電気自動車からスマートフォンなどの小型機器まで幅広い用途が期待されているが、本命とされる「全固体電池」は開発が難航。山形大の森下正典准教授は、液体と固体の中間の素材を使用した電池開発を試みた。2022年度に小型の半固体電池を搭載した充電機能付きスマホケースを発売する予定。
【1年前の今日の出来事】 2021年1月19日