2021年10月24日

参院補選 無所属の新人、山崎真之輔さんが当選確実
衆議院選挙の前哨戦として注目された参議院静岡選挙区の補欠選挙が10月24日に行われ、無所属の新人、山崎真之輔さんが初当選を確実にした。山崎さんは自民党の新人、若林洋平さんを接戦の末、退けた。浜松市の市議会議員と県議会議員を15年間務めた山崎さんは、地方の活性化策やリニア中央新幹線の水問題などを訴えた。山崎さんは川勝平太知事からの支援を受けたことが追い風になったとみられる。

参院山口選挙区補選 自民党の前議員 北村経夫氏が当選
参議院山口選挙区の補欠選挙は、自民党の前の議員で、公明党が推薦した北村経夫氏が3回目の当選を果たした。

全国で236人の感染確認 2日連続300人下回る 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染者は24日、全国で新たに236人確認された。1日あたりの感染者が300人を下回るのは2日連続。死者は8人で、重症者は前日と同じ208人。

東京都のコロナ感染者、今年最少の19人 前週日曜から21人減
東京都は24日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに19人確認されたと発表した。1日あたりの感染者が50人を下回るのは8日連続で、今年最少となった。先週の日曜日(40人)と比べて21人減った。死者はいなかった。

大阪府で新たに38人の感染確認 50人未満は2日連続 新型コロナ
大阪府は24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに38人確認されたと発表した。1日当たりの感染者数が50人を下回るのは2日連続。前週日曜(17日)の71人から33人減った。

北穂高岳で発見の遺体 内閣府の酒田元洋審議官と判明
岐阜県高山市の北穂高岳山中で11日に男性の遺体が見つかり、県警高山署は24日、男性は東京都北区西が丘、内閣府大臣官房審議官、酒田元洋さん(53)と判明したと発表した。酒田さんは登山道から約200メートル下で、直径50センチほどの複数の岩石の下敷きになって見つかった。死因は多発外傷で、同署は酒田さんが落石に巻き込まれた可能性があるとみている。

酒田さんは内閣府の総務課長を務めていた2019年11月、安倍晋三元首相の「桜を見る会」に関する野党追及本部会合で、招待者名簿を職員が大型シュレッダーで廃棄した経緯などを説明した。

中国とロシアの艦艇10隻が鹿児島・大隅海峡を通過 日本列島を半周
防衛省は23日、中国海軍の艦艇5隻とロシア海軍の艦艇5隻の計10隻が鹿児島県の大隅海峡を通過し、東シナ海に航行したと発表した。中ロの艦艇が同時に大隅海峡を通過したのを確認したのは初めて。この10隻は18日に北海道と青森県の間の津軽海峡を同時に通過しており、日本列島を半周した形だ。

小型原発、世界で導入論 日本は耐震など課題多く
次世代原子力である小型モジュール炉(SMR)の導入論が国内外で出ている。世界では約70基が開発中とされ、フランスが導入する方針を表明した。日本でも建て替えの候補に挙げる声がある。既存の原発より工期が短く、炉が小さいため理論上は安全性が高いとされる。

他方、国内への導入にはコストや耐震性、原子力発電所への信頼回復など課題も多い。
◆まずは経済性だ。たとえば(米国)ニュースケール・パワー社製で想定される7万キロワット程度まで出力が小さければ、スケールメリットは効きにくく、経済性は落ちる。
◆立地自治体との調整なども必要になり、手続きにかかる労力も変わらずある。電源としてコスト競争力を発揮できるかは見通せない。
◆米国企業が主体になった小型炉を導入した場合、設計によっては、地震や津波が多い日本の立地条件に適合するか改めて精査が必要になる。
◆小型炉も、従来の原発のように放射性廃棄物は生じる。処分場が見つからないまま新増設を進めることには異論もある。

岸田政権、疲弊する国民の税金から台湾TSMCに5千億円援助…国益を損なう懸念も
政府は、日本工場建設を決めた半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)に対し、5000億円規模の資金を援助する方針。「産業のコメ」と呼ばれ、生活に欠かせない半導体が世界的に不足し、争奪戦に日本は乗り遅れていた。ただ、新型コロナウイルス感染拡大で多くの国民が疲弊するなか、外国企業に巨額の税金を投入することは理解が得られるかどうか強い疑問が残る。