2021年8月13日

タリバン、首都に迫る 第2、3の都市も制圧―政府、防衛に打つ手なし・アフガン
アフガニスタンの反政府勢力タリバンが13日、首都カブールに隣接する東部ロガール州の州都を制圧した。カブールまで直線距離で約50キロまで迫り、軍事的緊張が高まっている。政府側は12日以降、人口第2位の南部カンダハル、第3位の西部ヘラートも失った。

このほか、タリバンは13日に、3州都を新たに制圧したと宣言。34州都中、過半数の18都市を押さえた形となった。州都陥落は8日連続。政府軍は士気が低く、米同時テロ20年を前に後ろ盾の駐留米軍が撤収を完了しつつある中、防衛に打つ手がない状態だ。

米軍など駐留外国部隊の撤収が正式に始まった今年5月以降、タリバンは攻勢を強めた。政府軍は「戦略的撤退」(国防筋)を繰り返し、今や勢力圏の中心都市はカブール、北部マザリシャリフなど数か所だけだ。バイデン政権の米軍撤収方針に対し、野党・共和党のマコネル院内総務が12日、「アフガンが予測も回避もできるはずの破滅的状況に向かいつつある」と批判。バイデン大統領は、米大使館員の退避支援のため3000人の部隊をカブールに送ることを決めたが、対タリバン戦については「自分たちの国のために戦わなければならない」とアフガン軍に奮起を促すにとどまっている。

全国の重症者、3週間で3.4倍に 死者数も増加傾向 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染者は13日、国内で新たに2万365人確認された。1日あたりの国内の新規感染者が2万人を超えたのは初めて。厚生労働省によると、全国の重症者数も前日から74人増えて1478人(12日時点)で過去最多。自宅療養者も7万4063人(10日時点)となり、前週から3万人近く増えた。1日あたりの新規感染者が初めて1万人を超えたのは7月29日で、感染急増傾向が続いている。

1日あたりの新規感染者が過去最多となったのは岩手、秋田、茨城、群馬、埼玉、千葉、東京(5773人、過去最多)、神奈川、新潟、長野、静岡、三重、京都、愛媛、佐賀、熊本、鹿児島の17都府県。

九州北部や広島で記録的大雨 前線停滞、土砂災害や河川氾濫―広域で厳重警戒
九州北部から関東に延びる前線の影響で、13日は九州北部や広島県で記録的な大雨になった。気象庁は午前8時45分に広島市に大雨特別警報を発表し、午後1時に警報に切り替えた。しかし、西日本を中心に断続的に雨が強まっており、土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水に厳重に警戒するよう呼び掛けている。前線は今後1週間程度、本州付近に停滞すると予想され、九州から東北の広い範囲で大雨の恐れがある。

熱海土石流 盛り土の業者ら刑事告訴へ 遺族「謝罪は意味ない」
静岡県熱海市の土石流災害で亡くなった住民の遺族らが13日記者会見し、土石流の起点周辺で行われていた違法な盛り土が被害を拡大させた可能性があるとして、土地の前所有者を業務上過失致死容疑で、現所有者を重過失致死容疑で、近く県警熱海署に刑事告訴する方針を明らかにした。両者を相手取った損害賠償請求訴訟を9月中に静岡地裁沼津支部に起こすことも公表した。請求額は計200億円前後になる見通し。