東京オリンピック・パラリンピック 日本 メダル獲得数
金メダル 8
銀メダル 2
銅メダル 3
合計 13
【 7月26日(月)】
卓球 混合ダブルス 金メダル
水谷 隼(みずたに じゅん)
5歳で卓球を始めた当初は右利きだったが、優位性を考え左利きに矯正。高い技術と豊富な経験を武器に日本代表の中心として君臨。東京五輪が選手人生の集大成。
伊藤 美誠(いとう みま)
強いメンタルとさまざまなスピンを駆使した多彩な攻撃で急成長。18年のスウェーデンOPでは中国選手を次々と撃破して優勝し、中国メディアから「大魔王」と称された。
柔道 男子73キロ級 金メダル
大野 将平(おおの しょうへい)
リオ五輪では優勝しても大きく表情を崩さず、きれいな礼で畳を降りた姿が称賛を集めた。大学院の修士論文執筆のため実戦を離れる時期もあったが、内股や大外刈りで一本を狙う正統派の柔道は健在。
スケートボード 女子ストリート 金メダル
西矢 椛(にしや もみじ)
体操 男子団体 銀メダル
萱 和磨(かや かずま)
16年リオ五輪は補欠でスタンドから観戦。「誰にも負けない」と自任する練習量で代表復帰。
谷川 航(たにがわ わたる)
リオ五輪後は同学年の萱とともに代表に定着。跳躍の高さと着地の正確性に秀で、跳馬では高難度の「ブラニク」を習得。
北園 丈琉(きたぞの たける)
中学時代、合宿で内村航平から指導も受けたホープ。
橋本 大輝(はしもと だいき)
高校生で出場した19年世界選手権は主力として活躍。五輪をにらみ、ゆか、跳馬などでも難度の高い演技を身に付けた。
柔道 女子57キロ級 銅メダル
芳田 司(よしだ つかさ)
切れ味鋭い内股が武器。日本スポーツ振興センターによる有望アスリート海外強化支援事業の対象選手。
アーチェリー 男子団体 銅メダル
武藤 弘樹(むとう ひろき)
練習で1日700本以上を放ったこともある努力家。高校3年からナショナルチーム入り。
古川 高晴(ふるかわ たかはる)
五輪5大会連続出場の第一人者。実力の80%を出すことを意識する独自のリラックス法を会得。好きな言葉は「好きこそものの上手なれ」
河田 悠希(かわた ゆうき)
17歳で全日本選手権を制し、若くして才能開花。五輪代表の座をつかみ、真っ先に母へ感謝の気持ちを述べた。
スケートボード 女子ストリート 銅メダル
中山 楓奈(なかやま ふうな)
【 7月25日(日)】
柔道 男子66キロ級 金メダル
阿部 一二三(あべ ひふみ)
背負い投げや袖釣り込み腰で一本を取る豪快な柔道が魅力。尊敬する野村忠宏を超える五輪4連覇が目標。東京五輪では女子52キロ級の妹、詩との同日優勝を狙う。
柔道 女子52キロ級 金メダル
阿部 詩(あべ うた)
兄、一二三と東京五輪でのきょうだい同日Vが期待される存在。兄同様、豪快に投げて一本を取る柔道が魅力。才能は一二三以上との声も。
スケートボード 男子ストリート 金メダル
堀米 雄斗(ほりごめ ゆうと)
父親の影響で6歳から競技開始。高校卒業後に渡米。ロサンゼルス近郊で海外選手と共同生活しながら練習。18年には世界最高峰の「ストリートリーグ」第1戦で日本人初優勝を遂げ、3連勝の快挙。
競泳 女子200メートル個人メドレー 金メダル
大橋 悠依(おおはし ゆい)
東洋大時代に患った貧血を克服。五輪翌年の17年に初めて世界選手権代表入りし、200メートル個人メドレー銀など一気にトップレベルへと飛躍した。
【 7月24日(土)】
柔道 男子60キロ級 金メダル
高藤 直寿(たかとう なおひさ)
足技に加え、肩車など多彩な技を持つ。最軽量級で18年は体重無差別で争う全日本選手権に出場。
柔道 女子48キロ級 銀メダル
渡名喜 風南(となき ふうな)
多彩な足技が武器。K―1などを見て格闘技に憧れ、9歳から柔道を始めた。両親は沖縄県出身。
「奄美・沖縄」世界自然遺産に登録決定 「生物多様性保全地域」評価
オンライン形式で開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第44回世界遺産委員会は26日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(いりおもてじま)」(鹿児島県、沖縄県)を世界自然遺産に登録することを決めた。多くの固有種が生息し、生物多様性保全のうえで重要な地域であることが高く評価された。ユネスコの諮問機関、国際自然保護連合(IUCN)は2018年に登録延期を勧告。政府は、19年に改めて推薦書を提出し、再挑戦で悲願を果たした。
約200万年前までにユーラシア大陸から離れた後、島が形づくられていく中で孤立した生き物が独自に進化し、固有種が多い。奄美大島と徳之島だけにいる国の特別天然記念物のアマミノクロウサギや、西表島のイリオモテヤマネコ、沖縄本島北部にいる飛べない鳥ヤンバルクイナなど絶滅危惧種は95種に上る。
日本の世界自然遺産登録は10年ぶり。白神山地(青森県、秋田県)、屋久島(鹿児島県)、知床(北海道)、小笠原諸島(東京都)に続き5件目となる。政府が検討してきた自然遺産候補地で未登録だったのは奄美・沖縄のみで、国内では最後の登録となる公算が大きい。
ワクチンパスポートの申請受け付け開始 渡航先で提示、隔離など減免
新型コロナウイルスのワクチン接種を公的に証明する「ワクチンパスポート」(ワクチン接種証明書)の申請受け付けが26日、全国の市区町村で始まった。海外渡航先で示すことで、入国後の隔離やPCR検査といった防疫措置が減免される。ワクチンパスポートは当面、イタリア、オーストリア、トルコ、ポーランド、ブルガリア、韓国、エストニアの7カ国で使用できる。