バッハ会長ら40人招待 迎賓館で歓迎会 菅首相、森喜朗氏ら参加
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は18日夜、東京都港区の迎賓館で国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長ら関係者約40人を招き、歓迎会を開いた。組織委によると、新型コロナウイルス感染防止のため飲食を伴わない形で実施。約1時間半で終了した。関係者によると、菅義偉首相や組織委の森喜朗前会長らが参加したという。
全国で新たに3103人感染確認 5日連続3000人超え
新型コロナウイルスの感染者は18日、全国で新たに3103人確認された。1日あたりの感染者が3000人を超えるのは5日連続。死者は4人で、重症者は前日比4人減の378人となった。
東京で1008人が感染 日曜1000人台は2カ月ぶり 新型コロナ
東京都は18日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに1008人確認されたと発表した。1000人を超えるのは5日連続で、日曜日としても5月9日(1032人)以来約2カ月ぶりの1000人台となった。
大阪府262人新たに感染 前週日曜から96人増 新型コロナ
大阪府は18日、新型コロナウイルスの感染者が新たに262人確認されたと発表した。1日あたりの新規感染者数が200人以上になるのは6日連続。前週日曜(11日)の166人から96人増えた。
松沢氏、横浜市長選出馬へ 10人目、維新参院議員から鞍替え
日本維新の会の松沢成文参院議員(63)は8月の横浜市長選にくら替え出馬する意向を固めた。複数の関係者が18日、明らかにした。争点となるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致には反対する見通しだ。松沢氏は松下政経塾出身で、神奈川県議を経て1993年衆院選で初当選。3期目途中の平成15年神奈川県知事選にくら替え出馬し、2期務めた。25年から参院議員となった。
横浜市長選には、現職の林文子市長(75)のほか、自民党の小此木八郎前国家公安委員長(56)、立憲民主党が推薦を決めた横浜市立大元教授の山中竹春氏(48)、元長野県知事の田中康夫氏(65)、東京地検特捜部元検事の郷原信郎氏(66)ら既に9人が立候補を表明している。
APEC首脳会議 「インド太平洋強化」 バイデン氏演説
バイデン米大統領は16日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)のオンラインによる非公式首脳会議で演説し、「民主主義と専制主義の闘い」の競争相手である中国を意識し、新型コロナウイルス対策やインフラ投資などでインド太平洋地域への関与を強化する方針を打ち出した。一方、中国の習近平国家主席は、先端技術分野などで対中経済切り離しを進める米国をけん制。米中双方が神経戦を繰り広げた。
独の洪水、死者140人超 気候変動が総選挙の争点に
ドイツ西部を中心とした大洪水は17日夕の時点で、ドイツで140人以上、ベルギーで30人以上の死者を確認した。ドイツでは、大洪水を招いた豪雨が気候変動問題と直結して議論されている。9月に迫った連邦議会選挙(総選挙)でも重要な争点になりそうだ。
「この惨事が気候変動に関係していることは疑えない」(ゼーホーファー内相)、「気候変動との戦いに断固として取り組まなければ、いまの異常気象は抑えられない」(シュタインマイヤー大統領)。政府関係者らからは、大洪水を気候変動問題と関連づける発言が相次いだ。ドイツでは気候変動問題が政府に求める政策のトップになるほど関心が高い。
イギリス保健相が陽性 連日の感染5万人超え 規制は撤廃へ
英政府は17日、新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者が5万4674人だったと発表した。5万人を超えたのは2日連続。ジャビド保健相が陽性となったことも判明した。感染拡大に懸念が深まる中、英政府は首都ロンドンを含むイングランドで19日から、感染防止のための規制をほぼ撤廃する。ジャビド氏はツイッターで、ワクチンを2回接種しており、症状は軽いと説明。16日夜に軽い倦怠感があり、17日のPCR検査で陽性が確認されたとして自主隔離を続けると述べた。
木造高層ビルに脚光 脱炭素、林業再生へ貢献
柱や梁などの構造部材に木材を使った木造高層ビルが脚光を浴びている。木を燃やしたり腐らせたりすると発生する二酸化炭素(CO2)を、建材として固定化すれば長期間出さないで済み、脱炭素に貢献できる。このため国連の持続可能な開発目標(SDGs)の観点で木造ビルを評価する企業が増えている。国産材の利用が拡大すれば国内林業の再生にもつながりそうだ。
木造ビルは環境意識が高い海外で先行し、高さ80メートル超の建物も登場している。日本は厳しい耐火基準などが壁となっていたが、性能を満たす建材の開発が進み、高層化が可能になった。
大林組は地上11階建て、高さ44メートルの純木造ビルを横浜市に建設中だ。小学校のプール5杯分に相当する約2000立方メートルの木材を使い、1325トンのCO2を固定化する。コンクリートや鉄の使用量が減り、CO2削減だけではなく「現場の作業環境も改善される」(同社工事担当者)。完成は来年春を予定する。竹中工務店は木造と鉄骨造りを組み合わせた10階建てマンションを仙台市に建てたほか、三井不動産とともに東京・日本橋で国内最高層の17階建てオフィスビルを計画する。住友林業は350メートルの超高層ビルの開発構想を掲げる。
木造ビルは脱炭素だけではなく、国産材の新たな利用先としても期待されている。ただ、耐火材などの費用で建築コストは通常より1~2割ほど高い。国土交通省や林野庁は補助金で普及を後押ししている。