2021年7月14日

東京、リバウンド傾向鮮明 7日間平均、急拡大の昨年末と同水準
東京都は14日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに1149人確認されたと発表した。1日当たりの感染者が1000人を超えたのは5月13日(1010人)以来、約2か月ぶり。今春の「第4波」で最多だった5月8日の1121人を上回った。前週の水曜(920人)から229人増え、感染再拡大の傾向が鮮明になっている。年代別では20代と30代が全体の約47%、40代と50代が約30%。ワクチン接種が進んだ65歳以上の高齢者は約4%で、若者や中年層の感染が目立っている。

大阪府で349人感染 5月27日以来の300人超 新型コロナ
大阪府は14日、新型コロナウイルスの感染者が新たに349人確認されたと発表した。1日あたりの新規感染者数が300人を超えるのは5月27日(309人)以来。前週水曜(7日)の151人から198人増えた。

東京五輪「反対」、28か国で57% 米仏など世論調査
世論調査会社IPSOSは13日、米国やフランスなど28か国を対象にした、夏の東京五輪についての世論調査結果を明らかにした。開催すべきかとの質問に「反対」と答えた人は57%で、賛成の43%を上回った。調査は5月21日~6月4日にオンラインで行い、28か国の計1万9510人が回答した。

国別では、開催に反対の市民は、韓国(86%)や日本(78%)、カナダ(68%)などで多かった。米国は48%が反対だった。東京五輪に関心があるかとの質問には「まったくない」(29%)、「それほどない」(25%)の合計が、「ややある」(30%)、「とてもある」(16%)の合計を上回った。2022年に北京冬季五輪を控える中国は57%が「関心がある」と回答した一方、24年パリ夏季五輪を開催するフランスは、68%が「関心がない」と答えた。

大谷、米大リーグ球宴で勝利投手に 日本勢2人目の快挙
米西部コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで13日(日本時間14日)に開催された米大リーグのオールスター戦で、エンゼルスの大谷翔平(27)が初出場で勝利投手となった。
 一回を3者凡退に抑え、二回に味方が先制し、そのままリードを保ったことから、球宴のルールで白星を手にした。日本勢2人目の快挙で、16日(日本時間17日)にチームが初戦を迎えるシーズン後半戦へ弾みをつけた。

第165回芥川賞と直木賞 それぞれ2作品が決まる
14日、第165回芥川賞と直木賞の選考会が東京で開かれた。
芥川賞に、石沢麻依さんの「貝に続く場所にて」と、李琴峰さんの「彼岸花が咲く島」の2作品が選ばれた。直木賞には、佐藤究さんの「テスカトリポカ」と、澤田瞳子さんの「星落ちて、なお」の2作品が選ばれた。

熱海土石流 雨で崩落の97%が盛り土と推定 総量7万立方メートル
静岡県熱海市伊豆山地区の土石流で、県は14日までに、盛り土の総量を7万4000立方メートルと推定した。うち5万4000立方メートルが今回の雨で崩落、土石流(5万5500立方メートル)の97%を占めていたとみている。その結果、崩落せずに現場に残った量を2万立方メートルと試算した。