新型コロナ 自見氏パーティーに日医会長 役員14人全員参加 「まん延防止」期間中
日本医師会の中川俊男会長は12日、新型コロナウイルス感染症の「まん延防止等重点措置」が東京都内で適用されていた4月に国会議員の政治資金パーティーに参加したと週刊文春で報道されたことについて、「全国の皆様が我慢を続ける中、慎重に判断すべきだった」と述べた。パーティーには、日医の常勤役員14人が全員出席していたことも明らかにした。中川氏によると、自らが発起人となり4月20日朝に都内のホテルで自見英子参院議員(自民)のパーティーを開催。当日は後援会長としてあいさつをした。
全国で新たに6879人が感染 重症者は5日連続で過去最多更新
新型コロナウイルスの感染者は13日、全国で新たに6879人が確認された。死者は101人増えて1万1315人となった。重症者は前日から25人増の1214人で、5日連続で過去最多を更新した。北海道では712人の感染が確認され、2日連続で過去最多を更新した。愛知(624人)、福岡(502人)の両県も高水準で推移している。東京都は1010人、大阪府は761人だった。
北海道で最多の712人感染 札幌499人「緊急事態」
北海道内で13日、新型コロナウイルスの感染者が新たに712人確認された。12日の529人を大きく上回り、2日連続で過去最多を更新した。400人を超すのは6日連続。500人超は9日、12日に続き3度目。札幌市では499人の新規感染者が確認された。こちらも12日の352人を大きく上回り過去最多を更新した。道内での新たな死者は6人で、うち5人が札幌市内で確認された。
群馬、石川、岡山、広島、熊本の5県に「まん延防止」適用へ
菅義偉首相は13日夜、新型コロナウイルス対策の関係閣僚会合を開き、群馬、石川、岡山、広島、熊本の5県へ「まん延防止等重点措置」を適用する方針を固めた。期間は5月16日~6月13日とする。すでに適用している北海道は対象区域を札幌市以外に拡大する調整にも入った。政府は14日の基本的対処方針分科会で専門家から意見を聞き、同日夕の政府対策本部で正式決定する。
再生エネ比率を倍増へ、原発は据え置き エネ基本計画
経済産業省は2030年度の新たな電源構成の計画について、太陽光や風力といった再生可能エネルギーの割合を「30%台後半」とする方向だ。いまの目標は総発電量に占める割合を22~24%にするもので、大幅に引き上げる。19年度の実績の約18%と比べると約2倍になる。原子力については、いまの2割程度の目標を据え置く見通しだ。温室効果ガスを大幅に減らすため、再生エネと原子力を「脱炭素」の電源と位置づけ、石炭などの火力発電は大きく減らす。政府は今夏、国のエネルギー政策の方向性を示す「エネルギー基本計画」の改定を予定しており、電源構成はその柱となる。
仲邑菫二段、堀本満成五段破る 更新中の連勝記録を13に伸ばす
囲碁の現役最年少棋士、仲邑菫二段(12)は13日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で打った第60期十段戦予選Bで堀本満成五段(31)に252手で黒番5目半勝ちした。仲邑二段は、自己記録を更新中の連勝を13に伸ばし、今年の成績は24勝2敗となった。次戦で中根直行九段(48)と予選A進出をかけて戦う。仲邑二段は終局後、「ずっと細かい碁だと思っていました。終盤、中央に黒地ができた辺りで優勢を意識しました。次も良い碁が打てるように頑張ります」と話した。
長岡花火大会、2年連続で中止 「工夫しても安全に開催できぬ」
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、8月の長岡まつり大花火大会の2年連続中止が決まった。新潟県長岡市の磯田達伸市長が12日の記者会見で、「工夫をしても安全に開催できない」と説明した。今後、市内の感染状況を見極めつつ、まつり行事の「慰霊の花火」の打ち上げや、花火大会に代わる催しが可能かどうか検討する。長岡の花火大会は2020年、新型コロナの影響で戦後初めて中止になった。