補正、来年度予算案の組み替えを 立憲、共産、国民が要求
立憲民主、共産、国民民主3党の党首は10日のNHK番組で、政府が18日召集の通常国会に提出する2020年度第3次補正予算案と21年度予算案について組み替えを要求した。
立憲の枝野幸男代表は、「緊急事態宣言に陥ることを想定しないでつくった予算」で、「感染拡大防止などについての予算が決定的に欠けている」、「第3次補正予算案には1兆円以上の『GoToトラベル』などの予算が計上されている」と語った。共産の志位和夫委員長も「補正予算案は新型コロナウイルス感染症の収束が前提になっている」と指摘、今月中に申請期限を迎える持続化給付金や家賃支援給付金の継続を主張した。
菅内閣支持率(共同通信調査) 続落の41%、緊急事態宣言「遅すぎ」79%
共同通信社が9、10両日に実施した全国電話世論調査によると、菅内閣の支持率は41.3%だった。昨年12月の前回調査から、さらに9.0ポイント下落した。不支持率は42.8%で、不支持が支持を上回った。緊急事態宣言のタイミングは「遅過ぎた」が79.2%、政府のコロナ対応を「評価しない」が68.3%となった。
新型コロナ 6082人感染、45人死亡 を確認(10日21時)
新型コロナウイルスの国内の感染者は10日、午後9時現在で新たに6082人が確認された。死者は45人だった。東京都は1494人で、4日ぶりに2千人を下回ったが、感染者数が少なくなる傾向にある日曜日としては初めて1000人を超え、過去最多となった。
世界の累計感染者、9000万人超える 死者は193万人超
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が10日、世界全体で9000万人を超えた。先月下旬に8000万人に達した際と同様、過去最短の15日間で1000万人増えており、感染は依然鈍る気配はない。190万人台に上る死者数も過去最悪のペースで増え続けている。
感染者は国別では米国が2200万人を超え最多。次いでインドが1000万人を上回り、ブラジルが800万人、ロシアと英国が300万人台で続く。死者も米国が最も多く37万人を超え、ブラジルが20万人、インド15万人と、南北米大陸と世界第2位の人口を抱えるインドで目立っている。
大雪で一時1000台超が立ち往生 北陸道や東海北陸道
記録的大雪の影響で、北陸地方の各地では10日までに大規模な車の立ち往生が発生した。福井県内の北陸自動車道で一時約1000台、富山県内の東海北陸自動車道でも一時約200台が動けなくなった。復旧の目処は立っておらず、両県は同日未明、それぞれ陸上自衛隊に災害派遣を要請した。