関東甲信で梅雨入り この先の2週間天気 雨や曇り続く 大雨の備えを万全に(日本気象協会 2022/06/06 12:45)
きょう6月6日、気象庁は関東甲信地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。いよいよ雨のシーズンの到来です。梅雨入り早々、あす7日(火)にかけて、関東甲信地方は大雨に警戒・注意してください。この先2週間は梅雨空が続き、前半は空気ヒンヤリ、後半はかなり蒸し暑い日も出てきそうです。
関東甲信地方で梅雨入り 九州南部より梅雨入りが早いのは17年ぶり
きょう6月6日、気象庁は関東甲信地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より1日早い梅雨入りです。
なお、今年はすでに、沖縄・奄美地方で梅雨入りしていますが、関東甲信地方が九州南部よりも梅雨入りが早かったのは、2005年の梅雨入り(関東甲信地方が6月10日ごろ、九州南部が6月11日ごろ)以来、17年ぶりのことです。
なお、関東甲信地方の梅雨明けの平年は7月19日ごろです。
※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、この梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあります。
1週目(7日〜13日) 梅雨入り早々大雨 雨の日多くヒンヤリ
まず、きょう6日(月)からあす7日(火)にかけて、関東甲信地方は局地的な大雨に警戒・注意が必要です。
きょう6日(月)夕方にかけて激しい雨の降る所があり、あす7日(火)にかけて、局地的に大雨となるでしょう。梅雨入り早々、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水などに警戒して下さい。
8日(水)、9日(木)は、上空の寒気の影響で雲が多く、雨の降る時間があるでしょう。外出前に雨が降っていなくても、雨具を持ち歩いていた方が安心です。
10日(金)には、いったん日が差すでしょう。
11日(土)から12日(日)は、再び西から梅雨前線が北上し、前線上の低気圧が関東の沿岸を進む見込みです。関東甲信地方の広い範囲で雨が降り、沿岸部ほど雨や風が強まります。ここで再び、まとまった雨になりそうです。
この先の気温は、平年並みか平年より低い日が多く、長袖がぴったりな日もありそうです。
きょう6日(月)は日中20℃以下の所がほとんどで、羽織るものが欲しくなるほど、空気がヒンヤリしています。
あす7日(火)は、やや気温が上昇しますが、あさって8日(水)は、日中は20℃に届かず朝晩は一段と冷えるでしょう。服装選びにご注意ください。
2週目(14日〜19日) すっきりしない天気 週の後半は蒸し暑い
14日(火)は関東の南部のエリアを中心に雨、15日(水)は北部のエリアも含めて、広い範囲で雨が降るでしょう。
その後いったん梅雨の晴れ間が広がりますが、18日(土)から梅雨空が戻りそうです。
来週は今週に比べると、暖かく湿った空気が流れ込んで、この時期らしい蒸し暑さの所が増えてきます。少し寝苦しさを感じる日もあるでしょう。
特に、来週末は朝から気温が高く、日中は天気が回復し、30℃に迫る暑さの所が多くなりそうです。
湿度も気温も高い梅雨の晴れ間は、例年熱中症にかかるリスクが高くなりますのでご注意ください。
梅雨寒の日もあれば、夏のような暑さの日もありそうです。気温の変化に気を付けましょう。
雨への備えを
本格的に雨の季節に入りました。大雨に備えておくとともに、気象情報を確認していざという時に適切な行動がとれるように心構えをしておきましょう。
①国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。ハザードマップを確認して、家の周辺で浸水の可能性がある場所や、土砂災害(崖崩れ・土石流・地すべりなど)の危険性の高い場所を把握してください。避難場所(指定緊急避難場所)や避難経路を確認しておきましょう。避難場所は災害の種類によって異なります。
②側溝や雨どいにゴミなどが溜まっていないか確認しましょう。側溝が詰まっていると雨水がうまく流れず、溢れ出す可能性が高まります。
③万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認してください。