東京株、一時4万5000円台 連日の最高値…米ハイテク株上昇で買い
東京株、一時4万5000円台 連日の最高値―米ハイテク株上昇で買い
16日の東京株式市場は、米ハイテク株が上昇したことを受けて買いが優勢となり、日経平均株価は一時、史上初めて4万5000円を超えた。終値は前週末比134円15銭高の4万4902円27銭で連日の過去最高値更新となった。東証株価指数(TOPIX)も最高値を更新した。
15日の米市場では米中の通商交渉が進展していることが好感され、テクノロジー株を中心に上昇。この流れを引き継いだ16日の東京市場でも、人工知能(AI)や半導体関連株が値上がりしたほか、「出遅れていた銘柄にも買いが入った」(中堅証券)とされる。
基準地価、4年連続上昇 上げ幅、バブル崩壊後の最大値を更新
国土交通省が16日発表した7月1日時点の基準地価は、全国平均(全用途)の変動率が前年比プラス1・5%となり、4年連続で上昇した。住宅地、商業地も含め、全国平均の上昇率はいずれも、バブル崩壊で下落した1992年以降の最大値を更新した。
全用途を見ると、東京・大阪・名古屋の3大都市圏ではプラス4・3%。5年連続で上昇し、前年(3・9%)を上回る伸びだった。東京圏はプラス5・3%、大阪・関西万博で盛り上がる大阪圏もプラス3・4%でいずれも前年から上昇した。
日本の技術革新、世界12位 国連、韓国がアジアトップ
国連の世界知的所有権機関(WIPO)は16日、2025年版「世界イノベーション(技術革新)指数」を発表し、日本は前年よりも一つ順位を上げ12位となった。首位は15年連続でスイス。韓国が4位で、5位のシンガポールを抜きアジア・太平洋地域でトップになった。中国は10位で、初めてトップ10入りした。
139カ国・地域の技術革新の投資と成果を約80の指標で評価。日本は特許や知的財産などで評価が高かったが、国内総生産(GDP)に占める教育費や知識集約型の雇用などが「弱み」とされた。
2位スウェーデン、3位米国は前年の顔触れと変化がなく、英国は一つ下げて6位。ドイツは11位となった。
「鬼滅の刃」興収、歴代2位に 330億円、「千と千尋」抜く
人気アニメシリーズの最新作「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の興行収入が330億円を超え、国内で「千と千尋の神隠し」(2001年)の316億8000万円を抜いて歴代2位となったことが16日、分かった。配給会社によると、公開60日間で330億5606万円に達し、日本を含む全世界では680億1524万円を記録した。
夏の山岳遭難は過去最多808件 死者・行方不明者54人、警察庁
夏の山岳遭難は過去最多808件 死者・行方不明者54人、警察庁
7月と8月に全国で起きた山岳遭難は808件(前年同期比148件増)、遭難者は917人(同181人増)で、いずれも統計がある1968年以降で最多だったことが16日、警察庁のまとめで分かった。遭難者のうち、死者・行方不明者は計54人(同2人増)、負傷者は409人(同84人増)だった。
都道府県別の遭難件数は長野が143件で最も多く、富山が90件、山梨51件と続いた。遭難者は50~70代が全体の約60%を占め、要因別では「転倒」が約23%で最も多く、次いで「道迷い」が約18%、熱中症や高山病などを発症する「病気」が約15%だった。
富士山入山料、静岡側は4億円 今季開始、10万3千人から徴収
富士山入山料、静岡側は4億円 今季開始、10万3千人から徴収
静岡県は16日、今年の登山シーズンから徴収を始めた富士山の入山料の収入が、約4億円になる見込みだと発表した。人件費や安全対策などに充てられる。県は今年から無計画な登山の防止を目指し、入山料の徴収や午後2時以降の入山規制を始めた。
県によると、今年の静岡側からの入山者は約10万3千人。軽装での登山や夜通し登る「弾丸登山」などの防止を目指し、今季から1人4千円の入山料の徴収と午後2時~翌午前3時の入山規制を実施した。
北―西日本で大気の状態不安定 落雷や突風に注意を、気象庁
低気圧や前線の影響で、17日は北―西日本で大気の状態が非常に不安定になるとして、気象庁は16日、落雷や竜巻などの激しい突風やひょう、急な強い雨に注意するよう呼びかけた。
気象庁によると、低気圧がサハリン付近からオホーツク海に進み、低気圧から延びる前線が日本海から北日本を南下。上空の寒気や、低気圧や前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気により、大気の状態が非常に不安定になる。
刺されやすいのは夏よりも秋? 蚊が“必死”になる理由
暑い夏がやっと過ぎたというのに、夜風に吹かれるにはまだ早い。交流サイト(SNS)には「蚊取り線香の出番」「秋の蚊は強烈」などと蚊の被害を訴える投稿が続いている。実はこれからが要注意シーズンだという。
国内で人を刺す蚊の代表格はヒトスジシマカとアカイエカのメス。人を刺し、吸血するのは「産卵」に必要な栄養を得るためという。涼しくなり、ようやく日中も動けるようになったので、子孫を残すために“必死”に刺すのだろう。
TikTok売却、枠組み合意 19日の首脳会談で最終承認…米中が貿易協議
TikTok売却、枠組み合意 19日の首脳会談で最終承認―米中が貿易協議
米中両政府は15日、スペイン・マドリードでの2日間の閣僚級貿易協議を終えた。中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業売却を巡る枠組みで合意。19日にトランプ米大統領と習近平中国国家主席が電話会談して最終承認する。