2025年9月10日 今日の出来事

東・西日本は大雨警戒、突風注意 前線が南下へ…気象庁

東・西日本は大雨警戒、突風注意 前線が南下へ―気象庁

対馬海峡から山陰、北陸に延びる前線の影響で、10日明け方から午前は九州と中国地方、午後は近畿と北陸を中心に激しい雨が降る所があった。前線は11日にかけて南下し、大気の不安定な状態が続く見込み。気象庁は、東・西日本では大雨に警戒し、突風や落雷、ひょうに注意するよう呼び掛けた。

10日明け方は長崎、熊本両県で線状降水帯が発生。長崎県南島原市・口之津では午前8時10分までの6時間雨量が257.5ミリに上り、この地点の観測史上最多記録を更新した。熊本県宇城市・三角では午前10時20分までの同雨量が177.5ミリとなり、9月の最多記録を更新した。

静岡・伊東市長が議会解散 不信任に対抗、市議選へ

静岡・伊東市長が議会解散 不信任に対抗、市議選へ

静岡県伊東市の田久保真紀市長は10日、自身の学歴詐称疑惑に絡む市議会の不信任決議に対抗するため、議会を解散した。地方自治法によると、不信任決議から10日以内に議会を解散しなければ失職する決まりで、11日が判断の期限となっていた。40日以内に行われる市議選後に不信任決議が再び可決されれば、田久保氏は失職する。市議選の投開票日は10月19日が有力視されている。

イスラエル、ドーハでハマス幹部狙い「精密攻撃」…停戦仲介担うカタール猛反発「国民への重大な脅威」

イスラエル、ドーハでハマス幹部狙い「精密攻撃」…停戦仲介担うカタール猛反発「国民への重大な脅威」

中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラによると、カタールの首都ドーハで9日、大きな爆発が起きた。イスラエル軍は同日、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラム主義組織ハマス幹部を狙った「精密攻撃を行った」と発表した。停戦交渉の仲介役を担ってきたカタールは自国内への攻撃に猛反発しており、交渉への影響は必至だ。

ドーハ攻撃「容認できぬ」 イスラエルを非難―独仏

ドイツのワーデフール外相は9日に声明を発表し、イスラエルによるカタール首都ドーハでの攻撃について「容認できない」と非難した。カタールの領土的主権を侵害し、イスラム組織ハマスが拘束している人質の解放が危ぶまれると指摘した。

ポーランド、ロシア無人機を撃墜 領空侵犯「国民への現実的脅威」

ポーランド、ロシア無人機を撃墜 領空侵犯「国民への現実的脅威」

ポーランド軍は10日、ロシアがウクライナを攻撃した際、ポーランド領空を侵犯したロシア無人機を撃墜したと発表した。「国民への現実的な脅威だ」と指摘。ロシアのウクライナ侵攻で、ポーランドがロシア無人機を撃墜するのは初めて。自国や北大西洋条約機構(NATO)加盟国の軍用機が緊急発進した。

ロイター通信によると、ポーランドのトゥスク首相は、領空侵犯が19件あり、大部分がロシアの同盟国ベラルーシから侵入したと明らかにし、3機を撃墜したと述べた。「大規模な挑発行為だ」と非難し、NATOに緊急の協議を要請した。

独首相、エンジン車禁止に疑義 EUに「柔軟性」要求

独首相、エンジン車禁止に疑義 EUに「柔軟性」要求

ドイツのメルツ首相は9日、欧州での電気自動車(EV)普及に向けた取り組みに関し、「基本的に電動化への移行を堅持しているが、規制にはより柔軟性が必要だ」と述べた。2035年にエンジン車を原則禁止する欧州連合(EU)の合意に疑義を呈した形だ。

メルツ氏は同日開幕した「ミュンヘン国際自動車ショー」で講演し、「政治が特定の技術に肩入れするのは、経済政策として間違ったやり方だ」とも指摘。環境政策を推し進めたショルツ前政権とは一線を画す姿勢を強調した。

空飛ぶクルマ、27年商用化へ 大阪関西地域で、日航住商

空飛ぶクルマ、27年商用化へ 大阪関西地域で、日航住商

日本航空と住友商事が出資する「空飛ぶクルマ」の運航事業者Soracle(ソラクル、東京)は10日、一般客を乗せて飛ぶ商用運航について、大阪・関西地域で2027年中の実現を目指すとする計画を発表した。機体は大阪・関西万博で実物大模型を初披露した米アーチャー・アビエーション社製を想定。万博のレガシー(遺産)としたい考えだ。

府市は早期のビジネス化に向けて、同社と関係機関との調整を支援。救急医療や災害支援への活用を推進する。

富士山、登山道を冬季閉鎖 山梨と静岡、来年夏まで

富士山、登山道を冬季閉鎖 山梨と静岡、来年夏まで

富士山(3776メートル)の登山道が10日、冬季閉鎖された。山梨、静岡両県の計4ルートで、期間は来年7月ごろまで。吹雪による遭難などを未然に防ぐ狙いがある。

閉鎖期間での遭難事故が後を絶たない。思い付きによる登山に加え、滞在日数が限られる外国人観光客が諦めきれずに登る例が多いという。