維新は嘘と疑惑の寄せ集め 胸を触る、経歴詐称、公職選挙法違反、カネに汚い、殺人未遂…疑惑の数々

日本維新の会の松井一郎代表 政治・経済

参院選前に知っておきたい候補者の〝前科〟【適菜収】(BEST T!MES 2022.06.24)

維新にまっとうな人いるの? 胸を触る、経歴詐称、公職選挙法違反、カネに汚い、殺人未遂…

維新候補者の猪瀬直樹が、海老沢由紀の胸などをベタベタと触りだした

6月12日、東京・吉祥寺で日本維新の会の参院選に向けた街頭演説が行われたが、候補者の猪瀬直樹が、同じく候補者の海老沢由紀の胸などをベタベタと触りだした。

この件について海老沢は「特に当たっていない」「胸にあたってもいないし、話題になったことにむしろ驚いたほど」などとツイートしていたが、動画を見れば、猪瀬は明らかに触りまくっている。要するに、セクハラを隠蔽するために、海老沢は嘘をついたわけだ。一瞬でバレる嘘をつくところが、維新クオリティ。

海老沢は、経歴詐称疑惑や公職選挙法違反疑惑のいわくつき人物

なお、海老沢は経歴詐称疑惑や公職選挙法違反疑惑が噴出しているいわくつきの人物である。

公職選挙法は、被選挙権を得るための条件として「選挙区内での3ヵ月以上の居住」を定めているが、海老沢はこの要件を満たしていない疑いがある。なお、住民票を移しただけではダメで、居住の実態が必要になるとのこと。

他人に厳しく身内に甘い。ひたすらカネに汚いのが維新

他人に厳しく身内に甘い。ひたすらカネに汚いのが維新スピリッツ。

5000万円の選挙資金借用問題が浮上し、公職選挙法違反で略式起訴され、5年間、公民権が停止された猪瀬は、街頭演説や記者会見で、先日死去した石原慎太郎から「日本を頼む」と言われたと自身の出馬について説明。死人に口無し。

セクハラは維新の1丁目1番地

セクハラは維新の1丁目1番地。女子高生3人に向かって下半身を露出し、公然わいせつの疑いで現行犯逮捕された衆院東京1区支部長もいたし、「ただでは済まさない」と女子中学生を恐喝した府議もいた。

女性の胸を触っている写真が流出した市議もいたし、「(女性は)完全にくるくるパーにならないと、子供を産もうなんて思わない」「8割がたの女ってのは、私はほとんど『ハエ』と変わらんと思っています」などと暴言を吐いた衆院千葉1区支部長もいた。

女性職員に「今から昼下がりの情事に(行く)」などとセクハラ発言をして更迭された東成区長もいたし、児童の保護者の臀部を触ったり、若い女性教職員に対し「なぜ子供をつくらないのか」などとセクハラを繰り返した公募校長もいた。

党の創設者「僕は1回で妊娠させる自信ありますよ!」

そもそも党の創設者からして「阿川(佐和子)さん、僕は1回で妊娠させる自信ありますよ!」「浮気者を責める前に、『自分は性的魅力に欠けているんじゃないか』と考えてみる必要もあるね」などと述べている人物である。日本セクハラの会に党名を変更したらどうか?

政務活動費で購入したパソコンなどの納品書を偽造

兵庫県尼崎市の維新市議光本圭佑が政務活動費で購入したパソコンなどの納品書を偽造していたことが発覚。

光本は会派の幹事長として政務活動費を実質的に管理しており、会派の政務活動費250万円も、会派の同意を得ずに個人の口座に移し替えていた。維新スピリッツは末端まで貫かれている。

維新は殺人未遂で逮捕された男を党職員として再雇用

副代表だった元大阪府議の今井豊は昨年8月、違法献金を受け取ったとして議員辞職し、党から除名されたが、今年に入り処分は撤回。

2021年4月、参院議員の梅村みずほの公設第1秘書で、維新府議の横倉廉幸の娘婿成松圭太は殺人未遂で逮捕された(後に不起訴)が、維新はこの男を党職員として再雇用している。要するに、政党の皮をかぶった反社。

「顔で選んでくれれば」発言の石井、選挙区に「もち」を持って挨拶

維新の石井章は参院選候補について「顔で選んでくれれば」と発言し炎上したが、参院選は〝前科〟の有無で選ぶべきである。

なお、石井には地元である茨城の有権者に対し、「もち」や「れんこん」を配っていた疑惑が発生。『FRIDAY』の取材に対して、「この辺はみんな石井章(の支持者)だよ。昔から『もち』を持って挨拶に来る。だから私たちはずっと応援している」と明言する住民もいたという。石井は参院選に全国比例で出馬する。

自民党は、下半身をアンダーコントロールできない人間が多い

「添い寝をしたら情報を教える」「すぐに吉川さんにベッドで服を脱がされて…」

女性記者に対して「添い寝をしたら情報を教える」などとセクハラ行為を働いていたとされる自民党の細田博之は、疑惑を報じた『週刊文春』を提訴。

自民党〝岸田派ホープ〟吉川赳は、18歳の女子学生に酒を飲ませ、4万円を渡してホテルに連れていった。『NEWSポストセブン』によると、女子学生は「ルームサービスでお酒を頼んだあと、すぐに吉川さんにベッドで服を脱がされて……。私、経験がなかったから、怖くて過呼吸になってしまい。経験がないからと何度も拒否をしたら、『胸を見せて』と言われて、吉川さんは私を見て自慰行為を始めて……」と述べている。相手が嫌がっているのだから、これはシンプルに犯罪である。

自民党はアンダーコントールできない人間が多い

自民党の選挙対策委員長遠藤利明が山形県連大会で語っていた。

《数カ月間、みなさま方から(山形選挙区に自民党が候補者を擁立しないで)何やってんだと、恥ずかしくないのかと、そんな話があった。自民党としてまずは夏の参院選を勝ち抜くことだとそんな思いで取り組んできた。

しかし、どうしても山形県で候補者を出したい。ようやく、素晴らしい候補者を呼ぶことができた。今までたまっていたエネルギーを一気に爆発させ、7月10日の選挙に何としても頑張って一緒になって勝ち抜いていきたい》

たまっていたエネルギーを爆発させたのは吉川赳だろ。何やってんだと、恥ずかしくないのか。しかし、三股不倫の小泉チン次郎とか。自民党はアンダーコントールできない人間が多い。

自民党国会対策委員長の高木毅の手口は巧妙だ。プロの犯行。

アパート1階に住む女性ばかりを狙って、下着泥棒を繰り返していた派遣社員の田中知容疑者が逮捕された。自宅からは、100点以上の女性の下着などが見つかったとのこと。1回目はベランダから侵入、2回目は無施錠の玄関から、3回目は窓ガラスを割って部屋に入ったという。

その点、自民党国会対策委員長の高木毅の手口は巧妙だ。報道によれば高木は単に出来心でパンツを盗んだのではない。合鍵をつくって女性宅に忍び込み下着を物色中、警察に踏み込まれたのだ。

目撃者によると、その際、白い手袋をつけていたという。要するにプロの犯行。高木は長年にわたり「事実無根」の一点張りで逃げ続けたが、2017年1月13日、自民党福井県連会長の山本拓が「県連の調査の結果」として高木が女性の住居に侵入し逮捕されていたと発表。

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性犯罪やセクハラが横行する政党は、地上から消滅してほしい。

文:適菜収 てきな おさむ

1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志・中野信子との共著『脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克』(文春新書)、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、清水忠史との共著『日本共産党政権奪取の条件』(KKベストセラーズ)など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。https://foomii.com/00171