ハッカー集団「アノニマス」ロシア国営放送などハッキング、戦地映像を放送 世界中から称賛の声

ハッカー集団「アノニマス」ロシア国営放送をハッキング 国際

ハッカー集団「アノニマス」 ロシア国営放送などハッキング、戦地映像を放送

ハッカー集団「アノニマス」ロシア国営放送などハッキング、戦地映像を放送 「最高の偉業」「味方につくと強い」世界中から称賛の声(中日スポーツ 2022年3月8日 14時34分)

ハッカー集団「アノニマス」が日本時間7日、ロシアの国営テレビなどをハッキングし、ウクライナの戦争映像を放送したとツイッターで声明を出した。

アノニマスを名乗る複数のアカウントが投稿で声明を発表。ロシアのストリーミングサービス「Wink」「Ivi(Netflixなど)」、ロシア国営テレビ「Russia24」「Moscow 24」、テレビ局「Channel One」と5つのメディアの名前を併記し、これらを「ハッキングして #Ukraine からの戦争映像を放送した」と発信した。

放送を乗っ取った瞬間と見られるテレビ放映の様子も動画として添付。映像の途中には「ウクライナ領土での戦争に声を上げよう」「ロシア人よ、ウクライナでの大量虐殺に声をあげよう」といったロシア語のメッセージも挟んだ。

この声明が発表されると日本を含む世界各国から称賛の声が相次いだ。日本語では「これこれ、アノニマスに求めていたのは。かっこよすぎる」「ハッカー集団の肩を持ちたくないが今はご容赦。グッジョブ」「味方につくと強ぇな」「アノニマスすげえな。アニメや映画に出てくるスーパーハカーみたい」などの声が見られた。

海外諸国からも賛同的な声が多数届いていた。スペイン語では「ロシアのテレビで真実を語ってくれてありがとう。すばらしい仕事」。英語で「信じられないほど強力な行動をした。よくやった」「最高の偉業です」と称賛が相次ぎ、フランス語でも「なんて打撃だ!」と歓迎する声も。また被害を受けているウクライナの言語でも「最高、ブラボー」といった投稿が書き込まれていた。

アノニマス ロシアのテレビジャック、報道規制を批判

アノニマス ロシアのテレビジャック・・・報道規制批判(テレ朝news 2022年3月9日)

国際ハッカー集団が報道規制を批判しました。

■アノニマス ロシアのテレビジャック

アノニマスのツイッターから:「ロシア国民の皆さん、こんにちは。私たちはアノニマスです」

国際的なハッカー集団「アノニマス」は6日、ロシアのテレビ放送をジャックしたと発表しました。

本来の放送の映像が、ウクライナに攻め込むロシア軍の映像などに差し替わり、数十秒間にわたり流れ続けたといいます。

アノニマスは、今回のテレビジャックの理由について、ロシア政府による報道規制を挙げました。

アノニマスのツイッターから:「国際的な出来事をロシアメディアが、少ししか報じていないという報告を受けています。プーチン政権はウクライナ侵攻によって、戦争犯罪を犯し、それが大勢の難民と数えきれない死者をもたらしています。この紛争を止める、最も平和的な方法は、ロシア国民が立ち上がって、プーチン大統領を権力の座から引きずり落とすことです

ロシア国民にウクライナ侵攻の実態を伝えたいとする今回の行動について、インターネット上では、「ハッカー集団の肩は持ちたくないが、今はご容赦。グッジョブ!」「正直、一番効くのがコレだと思う」といった声が上がっていました。

■ロシアのハッカーも“サイバー攻撃”

一方、アメリカのグーグルは、ロシアのハッカー集団「ファンシーベア」が、ウクライナの企業などを標的にしたサイバー攻撃を行っていると発表しました。

ファンシーベアは、過去2週間にわたり、ユーザーのパスワードなどを盗み取るためのフィッシングメールを送り続けているということです。

(「グッド!モーニング」2022年3月9日放送分より)