米バイデン大統領は東京五輪を欠席、確実なのは次期開催国フランスマクロン大統領だけ

米バイデン大統領_仏マクロン大統領 国際

「米報道官、東京五輪へのバイデン大統領欠席を明言」 TBS

米報道官、東京五輪へのバイデン大統領欠席を明言(TBS 6月29日 4時37分)より

アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は来月から始まる東京オリンピックにバイデン大統領は出席しない、と明言しました。

「バイデン大統領が東京オリンピックに出席する予定はありません」(米ホワイトハウス サキ報道官)

ホワイトハウスのサキ報道官は28日、こう述べたうえで東京オリンピックにはバイデン大統領に代わる「アメリカの代表を派遣する」と強調しました。

こうした中、日米両政府は来月23日の東京オリンピックの開幕に合わせてジル・バイデン大統領夫人が来日する方向で調整を進めています。

「文在寅大統領、東京五輪出席せず」 中央日報

文在寅大統領、東京五輪出席せず…「モメンタムなければ文化観光体育部長官が出席」(中央日報 2021.06.23)より

韓国政府が来月(7月)23日に予定された東京五輪の開幕式に、文在寅大統領に代わり文化体育観光部の黄熙(ファン・ヒ)長官を派遣する方向性を固めた。

韓国政府高位関係者は6月23日、中央日報との通話で「黄長官が東京五輪開幕式に参加する案がひとまず確定した。文大統領の開幕式出席の可能性は現在としてはほとんどなくなったものと承知している」と話した。同関係者はまた、「黄長官の開幕式出席は基本的に政治とスポーツを切り離して対応するという韓国政府の原則に基づく決定」と付け加えた。

また別の核心当局者も「現在としては文大統領の東京五輪開幕式出席に関連した政府内部の議論はほとんど消えた状態。すでに五輪出場選手団激励をはじめとする五輪日程に関連した業務も青瓦台(大統領府)から総理室にほとんどが移管された状態」と伝えた。

青瓦台は公式には「文大統領の訪日は決まっていない」との立場を明らかにしている。しかし内部では「韓日首脳会談が前提にならない文大統領の日本訪問の可能性はない」という気流が強い。

青瓦台核心関係者もこの日中央日報との通話で「韓日首脳会談が実現するかが文大統領の東京五輪開幕式出席と関連した最後の変数。文大統領訪日のモメンタムは首脳会談以外にはないとみるのが現実的」と話した。

この関係者は「韓国政府は持続的に日本側に首脳会談を通じた早急な韓日関係復元の必要性を強調しているが、日本政府は韓国の真正性ある外交的メッセージまで政治的目的に活用している。日本の菅義偉首相が最後まで文大統領との対話を避ける場合、両国関係回復が遅れることに対する責任は全面的に日本政府が負わなければならないだろう」と話した。

「マクロン大統領が東京五輪開会式に出席 パリ五輪へ聖火継承」 NHK

フランス大統領が東京五輪開会式出席へ“パリ五輪へ聖火継承”(NHK 2021年5月22日 4時49分)より

2024年のオリンピック・パラリンピックの開催国であるフランスのスポーツ担当の閣僚は、東京大会に向けて出場選手にワクチンを接種するなど準備を進めているとしたうえで、7月の開会式には、マクロン大統領が出席すると明らかにしました。

フランスのマラシネアヌ・スポーツ担当相は5月21日、出演した地元メディアの番組で、日本で新型コロナウイルスの感染が再び広がるなか、大会が本当に開催されると思うか、質問されました。

これに対しマラシネアヌ担当相は「日本の総理大臣や組織委員会は可能なかぎりリスクの少ない大会を開催できるようにしている」と述べ、フランスとしても出場選手にワクチンを接種するなど、最小限のリスクで参加できるよう準備を進めていると説明しました。

そのうえで、ことし7月23日の開会式には、3年後のパリ大会の開催国としてマクロン大統領が出席することを明らかにし「パリ大会のために聖火を引き継がなければならない」と述べて、大会の期間中、自身も、ほかの閣僚と交代で日本を訪れる考えを示しました。