- 石破首相退陣要求、自民県連で相次ぐ 参院選大敗で危機感
- 続投の石破首相「明日地震が起こるかも。停滞招かぬ」 文芸評論家「ブラックジョーク」
- 参院選与党大敗 アメリカ、イギリス、韓国メディアは
- 参政党の教育勅語尊重 文科相「憲法に反して用いるのは許されない」
- 参院選無効求め一斉提訴 「1票格差」3.13倍で弁護士ら
- 北海道で統計史上初40℃超か!? 万全な熱中症対策を
- 10月まで気温高い見通し 気象庁3カ月予報、水の管理注意
- ゼロゼロ融資受けた企業の倒産、5年で2000件超 新型コロナ対策
- 国際数学五輪、日本4位 長野の狩野さん、個人1位
- スペインで山火事頻発 おびえる村民、農作物収穫減も
- 中国、米関税に徹底抗戦 レアアース規制で圧力
- イスラエルのガザ対応非難 日欧など28カ国外相が共同声明
石破首相退陣要求、自民県連で相次ぐ 参院選大敗で危機感
石破茂首相(自民党総裁)が参院選で大敗しながら続投を宣言したことを受け、複数の党県連は22日、首相に早期退陣を要求した。昨年10月の衆院選、先月の東京都議選に続く大型選挙3連敗で党内の危機感は強まっている。地方組織による退陣圧力は今後も続く可能性がある。
続投の石破首相「明日地震が起こるかも。停滞招かぬ」 文芸評論家「ブラックジョーク」
続投の石破首相「明日地震が起こるかも。停滞招かぬ」 文芸評論家「ブラックジョーク」
首相は会見で続投理由について、トランプ米政権との関税交渉や物価高対策に加えて「明日起こるかもしれない首都直下型地震、あるいは南海トラフ、そのような自然災害」を挙げ、「このような厳しい状況の中にあって、最も大切なことは、国政に停滞を招かないということだ」などと語っている。
これに対し、文芸評論家の小川栄太郎氏はFBで「どんなブラックジョークですか。ここまで非常識な続投理由を並べるとは。国家指導者として危険水域です」と訴えた。
石破首相は、過去に当時の安倍晋三首相や麻生太郎首相、岸田文雄首相らが選挙に敗れた際や政治とカネの問題が党内に噴出した際、退陣を促した経緯がある。
小川氏は石破首相について「自分は3連敗でしがみつく。しかも彼らの誰よりも圧倒的に仕事ができない」と指摘し、「教育上よろしくない。日本中のPTAが退陣要求突き付けるべき」と訴えた。
参院選与党大敗 アメリカ、イギリス、韓国メディアは
<1分で解説>参院選与党大敗 アメリカ、イギリス、韓国メディアは
参院選で自民党と公明党が大敗したことを受け、アメリカやイギリス、韓国のメディアが日本の政局や外交への影響について報じました。
A ワシントン・ポストは「自民党内で石破氏の辞任要求が強まり総裁選となれば、日本政府は貿易交渉で有意義な議論を進めることはできないだろう」とする米調査会社のアナリストの見方を伝えました。
Q 参政党の躍進についてはどう報じられているんだろう。
A イギリスのフィナンシャル・タイムズ紙は「極右」と表現し、「以前は泡沫(ほうまつ)勢力と見られていたが、潜在的に大きな影響力を得た」と伝えました。また、BBC放送は「小規模で右派的」と表現し、「排外主義的な言説が支持を広げた」と報じています。
A 韓国の聯合ニュースは「韓日関係への影響は限定的だ」とする日本の専門家の見方を伝えつつ、「韓日協力の進展が鈍る恐れがある」とも指摘しました。
参政党の教育勅語尊重 文科相「憲法に反して用いるのは許されない」
参政党の教育勅語尊重 文科相「憲法に反して用いるのは許されない」
20日に投開票された参院選で議席を伸ばした参政党が教育勅語の尊重を掲げていることについて、阿部俊子文部科学相は22日の閣議後記者会見で「憲法や教育基本法に反する形で教育勅語を用いることは許されない」と述べた。
教育勅語は1890年、明治天皇が大日本帝国憲法下で「臣民」である国民に守るべき徳目を説いた言葉として発布され、国民教育の精神的支柱として戦前の学校では朗読が強制された。敗戦後、主権在民を規定する新憲法が公布されたことなどを受け、「主権在君や神話的国体観に基づき、基本的人権を損なう」として衆院で排除、参院で失効確認の決議が採択された。
参院選無効求め一斉提訴 「1票格差」3.13倍で弁護士ら
20日に投開票された参院選は「1票の格差」が是正されておらず、投票価値の平等を定めた憲法に違反するとして、升永英俊弁護士らのグループが22日、全45選挙区の選挙無効を求める訴訟を全国14の高裁・支部に起こした。三竿径彦弁護士らのグループも同日、広島県選挙区の無効を求め広島高裁に提訴した。
投開票日の有権者数を基にした時事通信の試算では、議員1人当たりの有権者数は、最も少なかった福井県選挙区の30万8428人に対し、最多は神奈川県選挙区の96万5500人だった。1票の格差は3.13倍となり、最大格差が3.03倍だった前回2022年の参院選からやや拡大した。
北海道で統計史上初40℃超か!? 万全な熱中症対策を
北海道付近には暖かい空気が流れ込み、危険な暑さが続きます。暑さのピークは明日23日と明後日24日で、道内では統計史上初めて40℃を超える可能性があります。
8月以降も高めの気温は続き、10月にかけての平均気温は平年より高めに経過する見込みです。今年の夏は長期戦となるため、熱中症や夏バテには十分注意して下さい。

10月まで気温高い見通し 気象庁3カ月予報、水の管理注意
気象庁は22日、8~10月の3カ月予報を発表した。平均気温は全国的に10月まで平年より高くなる見通しで、暑さが和らぐ時期が遅くなりそうだ。降水量は北日本は平年並みか多く、他はほぼ平年並み。北日本と東―西日本日本海側は、降水量が少なくなっている所があり、気象庁は水の管理に注意を求めている。
▽8月 北日本は数日の周期で天気が変わる。東―西日本と沖縄・奄美は晴れの日が多い。
▽9月 北―東日本と西日本日本海側は数日の周期で天気が変わる。西日本太平洋側と沖縄・奄美は晴れの日が多い。
▽10月 北日本と東日本日本海側、沖縄・奄美は数日の周期で天気が変わる。西日本日本海側は晴れの日が多い。東―西日本太平洋側は低気圧や前線などの影響を受けやすく、平年に比べ晴れの日が少ない。
ゼロゼロ融資受けた企業の倒産、5年で2000件超 新型コロナ対策
ゼロゼロ融資受けた企業の倒産、5年で2000件超 新型コロナ対策
新型コロナウイルス対策で実施された実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)を受けた企業の倒産(負債額1000万円以上)が、今年6月までの約5年間で計2272件となったことが帝国データバンクの調べで分かった。支援により経営を維持したものの収益の回復に至らず、資金繰りに行き詰まったことなどが理由とみられる。

国際数学五輪、日本4位 長野の狩野さん、個人1位
文部科学省は22日、オーストラリアで開かれた第66回国際数学オリンピックに日本代表の中高生6人が参加し、金3個と銀2個、銅1個のメダルを授与されたと発表した。日本の数学オリンピック財団によると、日本は国別順位で4位だった。
今大会には110の国・地域から計630人が参加。成績上位の12分の1に金、続く12分の2に銀、12分の3に銅の各メダルが与えられた。金メダルの長野県松本深志高3年狩野慧志さんは満点で、個人成績1位(狩野さん含め5人)。
スペインで山火事頻発 おびえる村民、農作物収穫減も
欧州各地が気候変動による記録的熱波に見舞われている。死者が多数報告され、欧州南部の国々では山火事が頻発。7月上旬に近隣の山で大規模な火災が起きたスペイン北東部の村では住民が再発におびえ、相次ぐ熱波による農作物の収穫減少に不安を漏らした。
スペイン北東部カタルーニャ自治州バルセロナから車で約3時間。山奥の小さな村パウルスに近づくと、山火事で焼け焦げて茶色くなった木々が至る所で目に入った。
中国、米関税に徹底抗戦 レアアース規制で圧力
トランプ米政権の発足から半年、中国は米国が繰り出した追加関税に同等の報復関税で徹底抗戦し、レアアース(希土類)の輸出規制も打ち出して米国に圧力をかけた。両国は5月に91%の関税を互いに撤回し、24%についても90日間効力を停止することで合意。中国の強気の姿勢が米国の譲歩を引き出したとの見方が広がっている。
「断固とした立場を堅持することで、正当な権利と利益を守ることができる」。中国共産党機関紙の人民日報は7月上旬、こんな論評記事を掲載した。

イスラエルのガザ対応非難 日欧など28カ国外相が共同声明
日本や英仏など28カ国の外相は21日、共同で声明を出し、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡るイスラエルの対応を非難した。同国が主導する支援物資配給について「危険であり、情勢不安を助長し、ガザ住民の尊厳を奪っている」と指摘。住民を南部に隔離する「人道都市」の設置計画を巡り「国際人道法違反だ」と糾弾した。
ガザではイスラエルが軍事作戦を開始した2023年10月以降の死者が、今月21日時点で5万9000人を超えた。