2025年7月15日 今日の出来事

「減税」や「消費税」、Xで関心 参院選、政策ワード分析

「減税」や「消費税」、Xで関心 参院選、政策ワード分析

参院選を巡り、X(旧ツイッター)で言及された投稿の内容を分析した結果、最も多かった政策関連の言葉は「減税」で「消費税」が続き、物価高対策への関心が高いことが15日、分かった。一部の党が主張し争点に浮上した、外国人との共生のあり方を巡るワードも頻出した。

選択的夫婦別姓の導入めぐる内閣府調査「69.2%が同姓維持を支持」の内実は

「足し算」はおかしい?…選択的夫婦別姓の導入めぐる内閣府調査「69.2%が同姓維持を支持」の内実は

参院選の争点の一つとなっている選択的夫婦別姓制度の導入を巡り、反対を明確にしている参政党が「国民の69.2%は夫婦同姓維持を望んでいる」と訴えている。内閣府の世論調査に沿った主張だが、調査結果の解釈には異論もある。

日本ペンクラブが緊急声明 「デマに満ちた外国人攻撃は社会を壊す」

日本ペンクラブが緊急声明 「デマに満ちた外国人攻撃は社会を壊す」

日本ペンクラブ(桐野夏生会長)は15日、東京都内で記者会見を開き、「選挙活動に名を借りたデマに満ちた外国人への攻撃は私たちの社会を壊す」とする緊急声明を出した。声明では、参院選を通じて外国人を問題視するような政策が掲げられたり、事実とは異なる根拠のないデマが叫ばれたりしていると、現状を懸念。「民主主義社会を守るために、有権者がいま一度立ち止まり、自身の一票を大切に行使することを願う」などとした。

長期金利上昇、一時1・595% リーマン直後以来、与党苦戦で

長期金利上昇、一時1・595% リーマン直後以来、与党苦戦で

15日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(379回債、表面利率1・5%)の利回りが上昇し、一時1・595%を付けた。リーマン・ショック直後の2008年10月以来、約16年9カ月ぶりの高水準。20日投開票の参院選で与党が苦戦するとの観測を背景に、財政拡張路線が強まるとの懸念から国債が売られ、利回りが上がった。

日産自動車、追浜工場の生産終了 27年度末、湘南も打ち切り

日産自動車、追浜工場の生産終了 27年度末、湘南も打ち切り

日産自動車は15日、主力拠点の一つ、追浜工場(神奈川県横須賀市)での車両生産を2027年度末に終了すると発表した。子会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)に生産を移管、統合する。上場子会社である日産車体の湘南工場(神奈川県平塚市)でも26年度末に生産を打ち切る。販売不振で余剰となった生産能力を大幅に削減し、業績立て直しを急ぐ。イバン・エスピノーサ社長は横浜市の本社で記者会見し、国内の車両工場について「削減や統合はこれ以上行わない」と述べた。

ロシア貿易相手にも100%関税 トランプ氏、50日以内の停戦要求…ウクライナへ追加武器供与

ロシア貿易相手にも100%関税 トランプ氏、50日以内の停戦要求―ウクライナへ追加武器供与

トランプ米大統領は14日、ウクライナに侵攻するロシアに対し、50日以内に停戦合意に応じない場合、経済制裁を科すと警告した。ロシアの貿易相手国にも税率100%の「2次関税」を課すと表明。北大西洋条約機構(NATO)加盟国を経由する形でウクライナに武器を追加供与する方針も打ち出した。

トランプ氏は1月の就任以来、対ロ融和姿勢を維持してきたが、停戦協議の難航を受けて路線転換した。NATOのルッテ事務総長とホワイトハウスで会談した際に、記者団に述べた。

トランプ米大統領、対ロ融和から転換 ウクライナ支援に急旋回

中豪首脳が会談、貿易促進に意欲 米関税が関係強化後押し

中豪首脳が会談、貿易促進に意欲 米関税が関係強化後押し

中国の習近平国家主席とオーストラリアのアルバニージー首相は15日、北京で会談した。両国政府が発表した。トランプ米政権が各国に関税圧力を加える中、両首脳は貿易促進など経済協力の拡大に意欲を示した。関係強化を米関税政策が後押しした。太平洋進出を強める中国はオーストラリアと米国の同盟関係にくさびを打つ狙いがある。

会談冒頭で習氏は悪化していた両国関係が改善し「両国民に利益をもたらしている」と述べ、さらなる関係発展を訴えた。アジア太平洋で貿易や投資の自由化を進めて平和と繁栄をもたらすとし、両国企業のため良好なビジネス環境を整えると強調した。

大気不安定、大雨警戒続く 東海と関東甲信…気象庁

大気不安定、大雨警戒続く 東海と関東甲信―気象庁

東海と関東甲信では15日、南から暖かく湿った空気が太平洋高気圧の縁を回るように流れ込み、断続的に雨が降った。気象庁は17日にかけて大雨による土砂災害や河川の増水、低地の浸水に警戒するよう呼び掛けた。

大気の不安定な状態が続き、東日本のほか、西日本でも落雷や突風、ひょうに注意が必要という。

熱中症8546人搬送、9人死亡 7月7~13日、総務省消防庁

熱中症8546人搬送、9人死亡 7月7~13日、総務省消防庁

総務省消防庁は15日、熱中症により7~13日の1週間に全国で8546人が救急搬送されたとの速報値を公表した。愛知や山口、鹿児島など6県で計9人の死亡が確認された。

3週間以上の入院が必要な重症は190人、短期の入院が必要な中等症は3056人だった。65歳以上の高齢者が5168人と全体の60・5%を占めた。

百日ぜき、累計患者数4万人超え 昨年の10倍、3週連続最多更新

百日ぜき、累計患者数4万人超え 昨年の10倍、3週連続最多更新

国立健康危機管理研究機構は15日、全国の医療機関から6月30日~7月6日の1週間に報告された、激しいせきが続く「百日ぜき」の患者数が、速報値で3578人だったと明らかにした。現在の集計法となった2018年以降での最多を3週連続で更新した。今年の累計患者数は4万3728人。4千人余りだった昨年の10倍を超えている。患者は10代以下の子どもが中心となっている。