2025年7月10日 今日の出来事

局地的に猛烈な雨を首都圏各地で観測 猛暑日から天候急変…「梅雨前線」の影響 東京都心で35.7℃

局地的に猛烈な雨を首都圏各地で観測 猛暑日から天候急変…「梅雨前線」の影響 東京都心で35.7℃

レーダーによる解析では埼玉県熊谷市と東京都杉並区付近などで1時間に約120ミリ、練馬区、中野区、さいたま市、群馬県伊勢崎市付近などで約110ミリ、東京都渋谷区、目黒区、世田谷区、埼玉県深谷市、群馬県桐生市、館林市付近などで約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。

都内を流れる目黒川では氾濫の恐れがあるとして、都と気象庁は避難指示の目安となる「氾濫危険情報」を発表し、警戒を求めた。

東北南部と関東甲信で大雨 浸水や河川増水に厳重警戒…気象庁

東北南部と関東甲信で大雨 浸水や河川増水に厳重警戒―気象庁

東北地方南部と関東甲信では10日午後、前線が南下した影響などで局地的に猛烈な雨が降った。気象庁は低地の浸水や河川の増水、土砂災害に厳重に警戒し、落雷や突風、ひょうに注意するよう呼び掛けた。神奈川県を除く関東では、同日夜遅くにかけて線状降水帯が発生する恐れがある。

雨が降りだす前は35度以上の猛暑日になる所が多く、大気の状態が不安定になった。東北南部では山形、福島両県、関東甲信では群馬、埼玉、山梨、長野各県で、1時間雨量100~120ミリの記録的短時間大雨情報が相次いで発表された。

トランプ氏、韓国に防衛費増額要求 関税交渉と並行、李政権に試練

トランプ氏、韓国に防衛費増額要求 関税交渉と並行、李政権に試練

トランプ米大統領が韓国に防衛費の大幅な増額を要求し、李在明政権は危機感を強めている。韓国内では、関税交渉と並行して、トランプ氏が防衛費を巡り難題を突き付けているとの見方が強い。北朝鮮の脅威を抑止する上で、米国の意向を無視することはできないが、トランプ氏が納得する譲歩をすることも困難。6月に就任したばかりの李大統領は早くも試練を迎えている。

李政権の発足直後から、トランプ政権は防衛費を国内総生産(GDP)比5%に増やすよう求めてきた。2025年度の韓国の防衛予算はGDP比2.32%の約61兆2500億ウォン(約6兆5000億円)。米国の要求に従えば2倍以上の増額が必要となるため、韓国は反発してきた。

米、ブラジルは関税「50%」 通知第2弾、8カ国の書簡公開

米、ブラジルは関税「50%」 通知第2弾、8カ国の書簡公開

トランプ米大統領は9日、ブラジルからの全ての輸入品に8月1日から50%の関税を課すと明らかにした。自身の交流サイト(SNS)にルラ大統領宛ての書簡を公表し、クーデター計画などの罪で起訴されたボルソナロ前大統領を巡るルラ政権の対応に不満を表明。「現行政権の深刻な不正義を是正する」と主張した。この日は新たな「相互関税率」の通知第2弾として、計8カ国への書簡を公開した。

ボルソナロ氏は、過激な言動から「ブラジルのトランプ」と呼ばれ、関係が深い。トランプ氏は、ボルソナロ氏を「非常に尊敬している」と評し「魔女狩りを今すぐ終わりにすべきだ」と裁判をしないよう要求した。

モスクワー平壌便就航 観光需要で今月から

モスクワ-平壌便就航 観光需要で今月から

ロシア航空当局は同国のノードウィンド航空に対し、モスクワ―北朝鮮・平壌便の就航を認可した。ロシアの独立系メディアが9日に伝えた。少なくとも週1往復のチャーター便になるとみられ、今月下旬から運航される予定という。

プーチン大統領と金正恩朝鮮労働党総書記が昨年6月に署名した包括的戦略パートナーシップ条約に基づく交流促進の一環。ウクライナ侵攻開始後もロシア人の海外旅行は夏季休暇シーズンを中心に盛んで、一部観光客の需要に応える狙いがあるとみられる。

米エヌビディア、時価4兆ドル突破 世界初、AI成長に期待

米エヌビディア、時価4兆ドル突破 世界初、AI成長に期待

米半導体大手エヌビディアの時価総額が9日、ニューヨーク株式市場で一時4兆ドル(約585兆円)を突破した。4兆ドルの大台に乗った企業は世界初。人工知能(AI)投資ブームが続く中、高性能なAI半導体市場で独走する同社への成長期待を反映した。

エヌビディアの成長の原動力はデータセンター向けのAI半導体。2022年11月に米オープンAIが公開した「チャットGPT」による生成AIの急拡大を背景に、時価総額は23年5月に1兆ドルを突破。米巨大IT企業が相次いでAI投資を増やす中、2年強で約4倍に膨らんだ。