直前リハで課題検証 海外館オープンわずか4割…万博開幕まで1週間
直前リハで課題検証 海外館オープンわずか4割―万博開幕まで1週間
大阪・関西万博の開幕まで6日で1週間。会場の人工島「夢洲」(大阪市)では、スタッフや企業関係者らが慌ただしく出入りする中、同日までの3日間、交通アクセスや入場ゲートの運用など運営上の課題を検証するリハーサル「テストラン」が行われている。建設の遅れが響く自前建設の海外パビリオンは期間中、4割しか開かれない予定で、開幕ぎりぎりまで準備が続きそうだ。
万博は10月13日まで184日間開かれる。会場は四方が海に囲まれ、アクセスルートが限られる。ピーク時には1日約22万人の来場を想定しており、円滑な来場者輸送が大きな課題だ。このため、最寄り駅に停車する地下鉄大阪メトロ中央線は増便。今月5日のテストランでは、自家用車で来る人に専用駐車場でシャトルバスに乗り換えてもらう「パークアンドライド(P&R)」が初運用された。
自衛隊「海上輸送群」が発足式 有事に備え、機動展開力強化…陸自隊員も「船乗り」に・広島
自衛隊「海上輸送群」が発足式 有事に備え、機動展開力強化―陸自隊員も「船乗り」に・広島
海上輸送を専門とする部隊として新設された「自衛隊海上輸送群」の発足式典が6日、司令部を置く広島県呉市の海自呉基地で行われた。防衛相直轄の陸海空共同の部隊だが、多いのは陸自隊員で、「船乗り」としても中核を担う。中国の海洋進出などを念頭に、南西諸島などへの部隊の展開力を高め、防衛力を強化する狙いがある。
式典で中谷元防衛相は「陸自と海自が力を合わせて海上輸送に当たる部隊の新編は、歴史的に極めて重要な一歩。新しい時代の統合運用の象徴だ」と訓示。隊旗を授与された群司令の馬場公世1等陸佐(44)は取材に「期待される任務にしっかりと対応できる強靱(きょうじん)な部隊、隊員を育成していきたい」と決意を語った。
台湾に「安倍晋三研究センター」 名門の国立政治大が設置へ
台湾の名門、国立政治大が「安倍晋三研究センター」を今秋にも設置する方針であることが6日分かった。大学関係者が明らかにした。台湾では日台関係を重視した故安倍晋三元首相の人気が高い。日台の学術交流を進め、若手の日本研究者を育成する狙いがある。
安倍氏が提唱した外交方針「自由で開かれたインド太平洋」構想や経済政策「アベノミクス」を中心に、現代日本の外交や経済政策の学術研究も行うという。
激しい突風やひょうに注意 東―西日本で大気不安定
上空の寒気や日本海側の低気圧の影響により、西日本と東日本で大気の状態が非常に不安定になる所があるとして、気象庁は6日、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうや局地的な強い雨に注意を呼びかけた。
気象庁によると、7日にかけて日本付近の上空約5500メートルには、氷点下27度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込む見込み。低気圧や気圧の谷に暖かく湿った空気が向かう影響で、大気の状態が安定しない。
女児の成長祈る「流しびな」 奈良・吉野川
女児の健やかな成長を祈る伝統行事「流しびな」が6日、奈良県五條市の吉野川で行われた。地元の人ら約40人が参加、近くの寺でひな供養に参列後、着物姿の女児がひな人形を乗せた竹皮の舟を川面に浮かべた。
流しびなは戦中戦後の一時期途絶えたが1969年に復活。流しびな保存会会長の東久保新吾さん(64)は「江戸時代からの伝統行事。今後も続けていきたい」と話した。
「トランプは退陣を」 米各地で抗議デモ、最大規模
トランプ米政権に対する大規模な抗議デモが5日、米各地で行われた。主催団体によると全50州で約60万人が参加登録し、第2次トランプ政権発足後では最大規模。首都中心部のワシントン記念塔周辺には数万人が集まり、「トランプ(大統領)は退陣しろ」とシュプレヒコールを上げた。
参加者は「独裁者にノー」「プーチン(ロシア大統領)の操り人形」などと書かれたプラカードを掲げ、トランプ氏を非難。実業家イーロン・マスク氏率いる「政府効率化省(DOGE)」による教育、医療・科学研究、社会保障など公共サービスの削減に反対する声も数多く上がった。
「専制ではなく民主主義を」トランプ政権に反発 全米各地でデモ
平壌で6年ぶり春マラソン 各国の市民ランナーが参加
北朝鮮の首都平壌で6日、新型コロナウイルスの影響で中断して以降、約6年ぶりとなる春の国際マラソン大会が開かれた。大会の公式旅行会社「高麗ツアーズ」によると、約45カ国から参加申請があり、現在も一般の海外旅行では訪問が難しい平壌市内を各国の市民ランナーが快走した。
今年は最近完工した平壌総合病院の近くを走るコースとなった。対外的に国威を宣伝する狙いもあるようだ。