2025年2月4日 今日の出来事

強い冬型、大雪暴風に警戒 北海道で記録的な降雪

強い冬型、大雪暴風に警戒 北海道で記録的な降雪

日本付近は強い冬型の気圧配置で、北日本から西日本の日本海側を中心に6日にかけて、大雪となる恐れがある。普段は雪があまりない太平洋側でも、内陸部で大雪、平地で積雪の可能性がある。全国的に雪を伴う非常に強い風で、北日本は暴風雪の場所もある。気象庁はその後も数日にわたり、強い冬型で荒れた天候の見込みだとして、警戒を呼びかけている。

北海道では4日午前9時までの24時間に帯広市で124センチの雪が降り、昨冬までの最大記録(60センチ)を大きく上回った。他も芽室町で107センチ、本別町で93センチなど記録的な降雪となった地点が相次いだ。

九州各地で氷点下 飛行機欠航や臨時休校など影響広がる

九州各地で氷点下 飛行機欠航や臨時休校など影響広がる

4日は九州各地でも氷点下を観測するなど冷え込み、雪が降った。高速道路の通行止めや空の便の欠航が相次いだ他、福岡、大分両県では一部の小中学校が臨時休校となるなど市民生活に影響が広がった。

気象庁によると、4日の九州各地の最低気温(午後2時時点)は大分県由布市で氷点下3・9度▽熊本市中央区で同0・6度▽宮崎県日向市で同0・5度▽福岡市博多区で同0・3度――を観測。鹿児島県の薩摩半島の最南端にある指宿市でも1・1度を観測し、今季最低を記録した。

トランプ大統領、カナダとメキシコへの関税引き上げ1か月延期…中国とは協議の見通し

トランプ大統領、カナダとメキシコへの関税引き上げ1か月延期…中国とは協議の見通し

米国のトランプ大統領は3日、カナダとメキシコに4日から発動する予定だった関税引き上げを1か月延期すると発表した。両国首脳とそれぞれ電話会談し、不法移民や合成麻薬フェンタニルの流入対策を強化することで合意した。同様に4日午前0時1分(日本時間午後2時1分)から追加関税を実施する予定の中国とは、近く協議する見通しだ。

パナマの「一帯一路」離脱、中国には痛手…パナマ運河が米中対立の新たな火種に

パナマの「一帯一路」離脱、中国には痛手…パナマ運河が米中対立の新たな火種に

中国は近年、中南米各国との関係強化に力を入れており、とりわけ太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河を有するパナマを、地政学的な観点から重視してきた。それだけに今回、パナマが巨大経済圏構想「一帯一路」から離脱する方針を表明したことは、中国にとって痛手となりそうだ。

習政権は2016年以降、敵視する台湾・民進党政権を国際的に孤立させる「断交ドミノ」を仕掛けており、中南米地域では、17年のパナマを手始めに、ドミニカ共和国、エルサルバドル、ニカラグア、ホンジュラスが相次いで台湾と断交し、中国と国交を樹立した。

今年の飲食料品値上げ、4月にも1万品目超えか…帝国データバンク・2月は1656品目

今年の飲食料品値上げ、4月にも1万品目超えか…帝国データバンク・2月は1656品目

帝国データバンクは、国内食品主要社195社が2月に値上げ予定の飲食料品が1656品目に上ると発表した。2か月連続で前年同月を上回る。3~4月はすでに計5000品目超の値上げが予定されており、早ければ4月にも1万品目と予測している。

2月の分野別では「加工食品」が最も多く、589品目に上った。テーブルマークの「ごっつ 旨うま いお好み焼」といった冷凍食品などが値上がりする。次いで、たれ製品など「調味料」が357品目。「菓子」は329品目で、森永製菓は「ダース」や「エンゼルパイ」などの価格を引き上げる。

石破首相、6日から訪米 政府が正式発表

石破首相、6日から訪米 政府が正式発表

林芳正官房長官は4日の記者会見で、石破茂首相が6~8日の日程で米ワシントンを訪問し、トランプ大統領と会談すると正式に発表した。首脳会談は7日に行う予定。林氏は「米新政権との間で強固な信頼・協力関係を構築し、日米同盟をさらなる高みに引き上げていきたい」と強調した。

昨年11月の大統領選後、首相とトランプ氏の対面会談は初めてとなる。「米国第一」を掲げるトランプ氏が経済や安全保障を巡り日本にどんな立場を示すかが焦点だ。

フジ日枝氏の辞任要求 「独裁者」と非難…米ファンド

フジ日枝氏の辞任要求 「独裁者」と非難―米ファンド

米投資ファンドのダルトン・インベストメンツは、フジテレビとフジ・メディア・ホールディングス(HD)の取締役相談役を務める日枝久氏の辞任を要求する書簡を、フジ・メディアHDに送付した。文書は3日付。

元タレントの中居正広さんが起こした女性とのトラブルを巡り、書簡でフジテレビの対応を問題視した。先月下旬に港浩一社長(当時)らが引責辞任したものの、フジサンケイグループの代表でもある日枝氏は記者会見に出席せず、職にとどまったと指摘。「なぜたった1人の独裁者がこの巨大な放送グループを40年近くも支配することが許されてきたのか。信じ難いことだ!」と痛烈に非難した。

農産物輸出、12年連続で過去最高 海外での日本食人気が後押し

農産物輸出、12年連続で過去最高 海外での日本食人気が後押し

農林水産省が4日発表した2024年の農林水産物・食品の輸出額は前年比3・7%増の1兆5073億円となった。12年連続で過去最高を更新。海外での日本食人気が輸出を後押しした。政府は25年に2兆円とする目標を掲げている。原発処理水の放出に伴う中国の日本産水産物の輸入停止措置が続き、さらなる拡大には足踏みとなった。

品目別で輸出の増加幅が大きかったのはコメで27・8%増の120億円、数量は4・5万トンだった。米国や香港などで増加している日本食レストランでの需要が背景にある。欧米での抹茶人気の高まりで、緑茶は24・6%増の363億円。

さっぽろ雪まつり開幕 氷雪像202基が登場

さっぽろ雪まつり開幕 氷雪像202基が登場

北海道の冬の祭典「さっぽろ雪まつり」が4日、札幌市中央区にあるメイン会場の大通公園などで開幕した。市内3会場に設置された雪像と氷像は計202基に上る。期間は11日まで。

通公園では、道庁の旧本庁舎である「赤れんが庁舎」や人気ゲームのキャラクターなど、高さ10~13メートルの大雪像が5基登場。市民が手作りした「市民雪像」では、昨年誕生から100年を迎えた北海道土産で知られる「木彫り熊」や、北海道旭川市出身で、パリ五輪で金メダルを獲得した陸上女子やり投げの北口榛花選手らの像が並んだ。

北朝鮮兵、前線から引き揚げ 死傷者多数が理由か 韓国情報院

北朝鮮兵、前線から引き揚げ 死傷者多数が理由か 韓国情報院

韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は4日、ロシア西部クルスク州に派遣された北朝鮮兵が、1月中旬からウクライナ軍との戦闘に参加していないと明らかにした。国情院は前線からの引き揚げについて「死傷者が多数発生したことが理由の一つとみられる」との見方を示している。

北朝鮮は昨年10月以降、ロシア支援のため1万人以上を派兵し、クルスク州の前線に配置された。国情院は1月中旬、ロシア軍に合流してウクライナ軍と交戦している北朝鮮兵約300人が死亡、約2700人が負傷したとの見方を示した。ウクライナ軍が北朝兵2人を捕虜にしたことも確認された。