2024年12月24日 今日の出来事

政治改革3法が成立 政活費廃止、企業献金先送り…臨時国会が閉幕

政治改革3法が成立 政活費廃止、企業献金先送り―臨時国会が閉幕

10月の衆院選後に初めて与野党による本格論戦が行われた第216臨時国会は24日閉幕した。自民党派閥の裏金事件を受け、最大の焦点だった政治改革3法が同日の参院本会議で成立。使途公開が不要な政策活動費を廃止する一方、企業・団体献金の扱いは来年3月末まで結論を先送りする。夏の参院選を前に、来月召集される通常国会で引き続き論点となる。

男性72.57歳、女性75.45歳 トップは静岡、最下位は岩手…22年の健康寿命推計・厚労省

男性72.57歳、女性75.45歳 トップは静岡、最下位は岩手―22年の健康寿命推計・厚労省

厚生労働省は24日、健康上の問題がなく日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2022年は男性72.57歳、女性75.45歳だったとする推計値を発表した。前回19年調査と比べ、男性は0.11歳短く、女性は0.07歳長かった。都道府県別では男女とも静岡がトップ、岩手が最下位だった。

平均寿命は男性81.05歳、女性87.09歳。平均寿命から健康寿命を差し引いた日常生活に支障がある期間は男性8.49年、女性11.63年で、19年と比べて男性は0.24年、女性は0.43年短くなった。初調査の10年以降、縮小傾向が続いている。

日本、8年連続「最も悲観的」 来年の見通しで33カ国調査…イプソス社

日本、8年連続「最も悲観的」 来年の見通しで33カ国調査―イプソス社

調査会社イプソス(本社パリ)は24日、日本を含む33カ国が対象の意識調査結果「2025年予測レポート」を公表した。「来年は今年よりも自分にとって良い年になると楽観している」と考える人が日本では38%で、前年から1ポイント減り8年連続で最低。3割台は3年連続で、将来に悲観的なことが浮き彫りとなった。

世界平均は71%で、上位のインドネシアやコロンビア、中国は約9割が楽観的。2番目に悲観的だったフランスも、日本より12ポイント多かった。

降雪平年並みか多い予想 1~3月、気温は高めか…気象庁

降雪平年並みか多い予想 1~3月、気温は高めか―気象庁

気象庁は24日、来年1~3月の3カ月予報を発表した。期間の前半は寒気の影響を受けやすく、北海道から山陰にかけての降雪量は平年並みか多くなる見込み。

1月の気温は全国的に平年並みか低くなるが、3月には北日本(北海道と東北)から西日本で高くなるため、3カ月の平均気温は平年並みか高い予想。降水量は北・東日本の日本海側で平年並みか多く、東・西日本の太平洋側と沖縄・奄美は平年並みか少ない。

PFAS濃度、44カ所で超過 初の「専用水道」調査…環境・国交両省

PFAS濃度、44カ所で超過 初の「専用水道」調査―環境・国交両省

環境省と国土交通省は24日、発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)について、社宅や療養所などで自家用供給される「専用水道」の初の調査結果を公表した。2020年4月からの約4年半に44カ所で国の暫定目標値を超過しており、うち6カ所は国が設置した自衛隊基地などだった。

専用水道は全国に約8200カ所ある。20年4月~24年9月に報告のあった1929カ所を調べたところ、42カ所で国の暫定目標値を超えていた。24年10月以降にも新たに2カ所で超過。都道府県別では計11都府県(1都2府8県)で報告された。

交換業者に自主点検要請 DMMビットコインの流出問題で…金融庁

交換業者に自主点検要請 DMMビットコインの流出問題で―金融庁

金融庁は24日、5月に暗号資産(仮想通貨)交換業者のDMMビットコイン(東京)が北朝鮮のハッカー集団のサイバー攻撃を受けてビットコインが流出した問題で、業界団体の日本暗号資産等取引業協会を通じ、交換業者にセキュリティー体制などの自主点検を行うよう要請した。金融庁は9月にも自主点検を求めていた。

警察庁は同日、5月のビットコイン流出が北朝鮮のハッカー集団「トレイダートレイター」の攻撃によるものだったと発表。暗号資産を保管する「ウォレット」が狙われたことから、金融庁は管理体制などを改めて確認し、報告するよう求めた。