トランプ氏銃撃「銃弾が右耳を貫通した」、聴衆3人死傷 容疑者殺害
トランプ氏銃撃 大統領警護隊「容疑者殺害」と発表 聴衆3人死傷
米東部ペンシルベニア州バトラーで13日に起きたドナルド・トランプ前大統領(78)の銃撃事件で、大統領警護隊(シークレットサービス)は13日夜、トランプ氏を狙撃した容疑者を殺害したと発表した。現場となった選挙集会にいた聴衆のうち1人が死亡、2人が重傷を負ったとも明らかにした。
銃撃ではトランプ氏も耳を負傷した。事件の動機や背景は今後、連邦捜査局(FBI)などが捜査する。
米東部ペンシルベニア州バトラーで13日に起きたドナルド・トランプ前大統領(78)の銃撃事件で、トランプ氏は13日夜、自身のソーシャルメディアに声明を投稿した。「銃弾が右耳の上の方を貫通した。すぐにヒュー、ヒューという音が聞こえ、何かが起きたと気づいた」と事件の様子を振り返った。
トランプ氏銃撃「右耳の上部を撃たれ銃弾が貫通した。出血した」自身のSNS無事を公表 演説中に発砲した容疑者は死亡
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「衝撃的な光景」「容認できぬ」 トランプ氏銃撃で各国首脳らが非難
「衝撃的な光景」「容認できぬ」 トランプ氏銃撃で各国首脳らが非難
中国の習近平国家主席は負傷したトランプ氏に見舞いの意を表明した。談話では「銃撃事件について注視している」とした。
英国のスターマー首相は「衝撃的な光景」にがくぜんとしていると表明。「トランプ氏とご家族にお見舞いを申し上げる」と記した。
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は「政治的暴力という恐ろしい行為に驚いている。韓国の人々は米国の人々と連帯している」と記した。
米大統領、たびたび暗殺の標的に 現職4人殺害、未遂事件も多数
米大統領、たびたび暗殺の標的に 現職4人殺害、未遂事件も多数
世界情勢に大きな影響を与える米国の大統領は過去、たびたび暗殺の標的とされてきた。殺害されたのは奴隷制支持者に狙われた第16代リンカーン大統領や、パレード中に銃撃を受け、その様子が映像で伝えられた第35代ケネディ大統領ら計4人。未遂事件も数多い。
リンカーン大統領は1865年、首都ワシントンで観劇中に奴隷制支持の俳優に撃たれ翌日死亡した。81年には第20代ガーフィールド大統領が就任から約4カ月後にワシントンで銃撃され、約2カ月後に亡くなった。
世界に衝撃を与えたのは、63年のケネディ大統領の暗殺だ。テキサス州ダラス市内をオープンカーでパレード中、頭を撃たれた。第40代レーガン大統領は81年、ワシントンで銃撃されたが、手術を受け奇跡的に一命を取り留めた。
ガザ空爆で90人死亡 標的はハマス最高幹部、生死「確証ない」
ガザ空爆で90人死亡 標的はハマス最高幹部、生死「確証ない」
イスラエル軍が13日に行ったパレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスでの空爆を巡り、ガザの保健当局は同日夜、死者は少なくとも90人になったと明らかにした。イスラエル軍は、イスラム組織ハマスの軍事部門トップ、ムハンマド・デイフ氏を標的にしたとしているが、ネタニヤフ首相は同日夜の記者会見で、デイフ氏を殺害できたかは「絶対的な確証はない」と述べた。
ハマス軍事部門トップ、生死不明 ガザ南部空爆の死者90人に―イスラエル首相
中朝結束に「すきま風」 北朝鮮労働者の帰国要求か
友好関係にある中国と北朝鮮の間に「すきま風」が吹いている。韓国の有力紙・東亜日報は今月、中国で働く北朝鮮労働者の一斉帰国を中国側が要求したと報じた。中国には北朝鮮が海外に派遣している労働者の約9割、推定10万人が滞在しているとされ、金正恩政権の貴重な外貨獲得手段となっている。
習政権は、ロ朝接近によって中国の北朝鮮に対する影響力が相対的に低下する事態を警戒しているとされる。労働者の送還を進めることで、経済面で最大の後ろ盾である中国の存在を北朝鮮側に再認識させる狙いもありそうだ。
九州北部は15日大雨警戒 長崎・五島に線状降水帯…気象庁
東・西日本は14日、対馬海峡から関東に延びる梅雨前線の影響で雨が降り、九州北部では大雨になる所があった。長崎県・五島列島では朝、発達した雨雲が連なる線状降水帯が発生した。15日にかけて前線が停滞するため、気象庁は引き続き土砂災害や低地の浸水、河川の増水に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
長崎県五島市では午前7時40分ごろまでの1時間に85.5ミリの猛烈な雨が降った。九州北部と山口県では15日午前にかけて線状降水帯が発生する恐れがある。
15日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州北部200ミリ、山口県、九州南部120ミリ、北陸、近畿100ミリ、中国地方80ミリ。
桜島で噴煙4500メートル 鹿児島・宮崎に降灰予報
14日午後6時19分ごろ、鹿児島市の桜島・南岳山頂火口で爆発的噴火があり、噴煙の高さは火口から4500メートルに達した。気象庁は鹿児島、宮崎両県の一部に降灰予報を出した。鹿児島県によると、けが人や建物への被害は確認されていない。鹿児島地方気象台によると、4千メートル以上の噴煙が上がったのは、同じ火口で噴火した2月14日以来。
今回の噴火では、大きな噴石が6合目まで飛散したが、火砕流は発生しなかった。噴火警戒レベル3(入山規制)は維持する。