2024年7月11日 今日の出来事

内閣支持15.5%、最低更新 「政権交代を期待」4割…時事世論調査

内閣支持15.5%、最低更新 「政権交代を期待」4割―時事世論調査

時事通信が5~8日に実施した7月の世論調査によると、岸田内閣の支持率は前月比0.9ポイント減の15.5%となり、2012年12月に自民党が政権復帰してから最も低くなった。最低を更新するのは2カ月連続。不支持率は1.4ポイント増の58.4%、「分からない」は26.0%だった。約4割が次期衆院選での政権交代を求めた。

政党支持率は、自民16.0%(前月比0.4ポイント減)、立民6.3%(同1.9ポイント増)、維新2.7%(同0.3ポイント増)、公明2.5%(同0.9ポイント減)、共産2.3%(同0.7ポイント増)だった。れいわ新選組0.9%、国民民主党0.8%、社民党0.4%、参政党0.3%と続いた。教育無償化を実現する会はゼロ。支持政党なしは64.1%に上った。

石丸氏の報道対応「怖かった」 国民の榛葉幹事長が苦言

石丸氏の報道対応「怖かった」 国民の榛葉幹事長が苦言

国民民主党の榛葉賀津也幹事長は10日の記者会見で、東京都知事選で大勢が判明した後の石丸伸二前広島県安芸高田市長の報道対応に苦言を呈した。インタビュアーを怒らせていたと指摘し「ちょっと怖かった。引く人もいるのではないか。政治家になるなら包み込む温かさと柔らかさも必要だ」と述べた。

石丸氏が今後の身の振り方に関し、岸田文雄首相が議席を得ている衆院広島1区への立候補を挙げたことにも「違和感があった。どういう政治姿勢で、何を目標にしているのか」と疑問を投げかけた。

東証終値、初の4万2000円台 3日続けて史上最高値

東証終値、初の4万2000円台 3日続けて史上最高値

11日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が前日比392円03銭高の4万2224円02銭で取引を終えた。終値として初めて4万2000円を超え、3日続けて史上最高値を更新した。米国の利下げが早期に始まるとの期待が高まり、幅広い銘柄が買われた。

株式投信残高、初の130兆円超 新NISAから半年、勢い続く

株式投信残高、初の130兆円超 新NISAから半年、勢い続く

投資信託協会が11日発表した6月末の上場投資信託(ETF)を除く公募株式投信の純資産総額(残高)は、前月末比6兆4846億円増の131兆9574億円と8カ月連続で過去最高を更新し、初めて130兆円の大台を超えた。新しい少額投資非課税制度(NISA)の開始から半年が経過したが資金流入の勢いが続き、前月からの増加額も過去最高だった。

NATOとアジアの安全保障は「不可分」 日本との連携期待 駐日米大使

NATOとアジアの安全保障は「不可分」 日本との連携期待 駐日米大使

ワシントンで開かれている北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議について、エマニュエル駐日米大使が11日、東京都内で報道各社の取材に応じた。エマニュエル氏は北大西洋地域の安全保障と、対中国で緊張するインド太平洋地域の安全保障が「戦略的、地政学的に不可分になっている」と述べ、NATOと日本などの連携強化に期待を示した。

「もし朝鮮半島や南シナ海で何か起きた場合、世界の他の地域に影響を与えないということにはならない」と発言し、対中国を念頭に両地域が連携を深める必要があるとの認識を示した。

中国軍機56機が中間線越え 過去最多、強まる威嚇…台湾

中国軍機56機が中間線越え 過去最多、強まる威嚇―台湾

台湾国防部(国防省)は11日、台湾周辺で同日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ66機が活動し、このうち延べ56機が台湾海峡の中間線を越えるなどして台湾側に飛来したと発表した。台湾メディアによると、中間線を越えた中国軍機の数は過去最多。台湾を自国の領土と主張する中国の軍事的威嚇が強まっている。

インフレ再燃リスク高まる 米トランプ氏復帰で…ムーディーズ

インフレ再燃リスク高まる 米トランプ氏復帰で―ムーディーズ

調査会社ムーディーズ・アナリティックスのアジア太平洋担当チーフエコノミスト、スティーブ・コクラン氏は11日、11月の米大統領選でトランプ氏が再選すればインフレ再燃リスクが高まるとの見方を示した。トランプ氏は移民の大幅な削減を目指している。移民の流入減少により、建設や観光、一部の製造業で「コストが増加する恐れがある」という。

さらにコクラン氏はトランプ氏の復帰により、再生可能エネルギー産業などの成長が減速するリスクがあると強調。バイデン政権は、電気自動車(EV)を購入する消費者への税額控除を盛り込んだインフレ抑制法(IRA)を成立させたが、「トランプ氏がIRAを廃止しようとするのは明らかだ」と述べた。

QR切符、10月から東北で導入 JR東日本、スマホかざし乗車

QR切符、10月から東北で導入 JR東日本、スマホかざし乗車

JR東日本は11日、スマートフォンの画面に表示されたQRコードを自動改札機にかざすタイプの切符「えきねっとQチケ」のサービスを、10月1日乗車分から東北地域で導入すると発表した。2026年度末までに管内全域に広げる予定だ。

東北地域は青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の6県で、JR東のウェブサイト「えきねっと」で購入した中長距離の乗車券や在来線特急券、新幹線特急券が対象となる。駅の券売機で磁気タイプの切符を発券したり、交通系ICカード「Suica(スイカ)」に登録したりする以外に、QRコードを発行できるようにする。