2024年7月3日 今日の出来事

新紙幣の発行開始 20年ぶり、渋沢1万円に客歓喜

新紙幣の発行開始 20年ぶり、渋沢1万円に客歓喜

日銀は3日、20年ぶりとなる新しい紙幣の発行を始めた。新紙幣の肖像は、1万円札が「近代日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一、5千円札が女子英学塾(現津田塾大学)創立者の津田梅子、千円札が「近代日本医学の父」と言われる北里柴三郎。キャッシュレス化が進む中で新紙幣が登場する初のケースとなった。

高知・四万十で37.1度 猛暑日今夏最多の44地点…気象庁

高知・四万十で37.1度 猛暑日今夏最多の44地点―気象庁

東・西日本は3日、大半の地域で晴れて30度以上の真夏日となった。気象庁によると、35度以上の猛暑日になる所も東海や西日本を中心に今夏最多の44地点に上った。高知県四万十市・江川崎で今夏全国最高の37.1度を観測したほか、宮崎県日向市と宮崎市・宮崎空港で36.4度、大分県佐伯市で36.3度となった。

主要都市の最高気温は、東京都心(千代田区)33.3度、名古屋34.4度、大阪33.8度、福岡34.6度だった。4日は関東でも猛暑日になる所があると予想され、同庁などは熱中症対策を呼び掛けている。

強制不妊、国に賠償責任 「除斥」適用せず、原告全面勝訴…旧優生保護法は違憲・最高裁大法廷

強制不妊、国に賠償責任 「除斥」適用せず、原告全面勝訴―旧優生保護法は違憲・最高裁大法廷

旧優生保護法に基づき、障害などを理由に不妊手術を強制されたとして、全国の男女が国に損害賠償を求めた5件の訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は3日、同法を違憲とし、国の賠償責任を認めた。不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」については「権利乱用や信義則違反に当たる」として適用せず、実質的な原告全面勝訴となった。

能登地震の死者、299人に 関連死18人を正式認定…石川

能登地震の死者、299人に 関連死18人を正式認定―石川

能登半島地震で石川県などの審査会が災害関連死として新たに認定するよう答申した18人が3日、県内の自治体によって正式に認定された。これにより地震の死者は299人、うち関連死は70人となった。

4日、英総選挙投票 与党大敗濃厚、メディアも野党支持

4日、英総選挙投票 与党大敗濃厚、メディアも野党支持

英総選挙の投票日が4日に迫った。選挙戦の最終盤、各党は各地で支持拡大に奔走。スナク首相率いる与党・保守党は劣勢から必死の巻き返しを図るものの効果は表れず、支持率で大きくリードする最大野党・労働党の勝利は動かない情勢だ。

スナク氏の苦境に追い打ちを掛けるように、有力メディアは次々と労働党支持を打ち出している。英国を代表する経済紙フィナンシャル・タイムズは社説で、財政問題や公共サービス低下など保守党政権の「失策」を批判。「少なくとも1979年以降、これほど絶望的な状態に国政を放置した政権はなかった」とし、「労働党に政権運営のチャンスを与えるべきだ」と訴えた。

他に保守系紙サンデー・タイムズや中道の経済誌エコノミストも労働党支持を宣言。保守党離れはますます顕著になっている。

有権者、移民増に不安募る 極右躍進の背景…仏総選挙

有権者、移民増に不安募る 極右躍進の背景―仏総選挙

7日に決選投票が行われるフランス国民議会(下院、定数577)選挙で、反移民を掲げる極右野党・国民連合(RN)は第1党に躍進する勢いだ。左派や中道、保守陣営から「ファシスト」「差別主義者」と非難され続け、それでも支持を広げる背景には、増加の一途をたどる移民に対する有権者の不安がある。

中国が台湾漁船を拿捕、船長ら6人連行 台湾支配の形骸化狙いか

中国が台湾漁船を拿捕、船長ら6人連行 台湾支配の形骸化狙いか

台湾の海巡署(海上保安庁に相当)は2日夜、台湾対岸の中国福建省沖で操業していた台湾漁船が中国海警局の公船に拿捕(だほ)されたと発表した。台湾人船長ら6人は中国側に連行された。駆けつけた海巡署公船が漁船の解放を求めて、中国側とにらみ合う場面もあった。

現場は晋江市から約11カイリ(約20キロ)沖合で、福建省沖に浮かぶ台湾の離島・金門島の東に位置する。台湾メディアによると中国の領海内だが、長く台湾漁船の操業が黙認されてきた海域だという。金門島周辺では今年に入ってから、台湾が中国船の立ち入りを禁止・制限するよう設定した海域に海警局公船が侵入する事案がたびたび発生。台湾の実効支配を形骸化させる狙いとみられている。

雑踏事故、許可超える過密状態 死者120人超、暑さ逃れようと殺到か…インド

雑踏事故、許可超える過密状態 死者120人超、暑さ逃れようと殺到か―インド

インド北部ウッタルプラデシュ州ハトラスで2日起きた雑踏事故で、ヒンズー教の行事が開かれた現場には当局が許可した人数を超える信者が集まり、過密状態だったことが分かった。地元メディアが当局者の話として伝えた。1万人以上が集まっていたとの情報もある。

報道によると、少なくとも121人が死亡。犠牲者の大半は女性だった。行事は日中、屋外にテントを設置して実施。終了後、信者が暑さや息苦しさから逃れようと一斉に狭い通路に殺到したことも事故の要因とみられている。