- 「日米安保をより一体的に」 首脳会談で“パートナー”強調
- 岸田氏夫妻、米の公式夕食会出席 ゲストにYOASOBIら
- 日本人宇宙飛行士、28年にも月面着陸 日米がアルテミス計画合意
- 内閣支持16.6%、過去最低更新 裏金処分「軽い」5割超…時事世論調査
- 34年ぶり円安、153円台 米利下げの先送り観測で
- 与党惨敗、革新野党180議席超、残り任期も「ねじれ」継続…韓国総選挙
- アジアの24年成長率は4.9% インドがけん引―ADB予想
- イランの報復、数日内に実行か イスラエル厳戒、米報道
- 大相撲の元横綱、曙太郎さん死去 54歳、外国出身で初の最高位
- 23年度クマ被害は過去最多219人 政府、被害防止へ支援強化
- マンゴー2個70万円 宮崎産「太陽のタマゴ」初競り、過去最高値
- 2週間天気 今週末は夏日続出 暑さ対策は早めに 来週も高温傾向
「日米安保をより一体的に」 首脳会談で“パートナー”強調
岸田文雄首相は10日(日本時間11日)、米国の首都ワシントンでバイデン大統領と会談した。両首脳は、地域・国際情勢の懸案に対し、安全保障分野を中心に日米がより一体的に対処する姿勢を明確化。覇権主義的な動きを強める中国の一方的な現状変更に強く反対しつつ、対話も継続する方針を確認した。バイデン氏は、岸田首相が目指す日朝首脳会談の早期実現にも理解を示した。
共同記者会見で、岸田首相は「日米がグローバルなパートナーとして真価を発揮すべきだ」と訴えた。バイデン氏は「日米は過去3年間で、真にグローバルなパートナーシップへ変貌を遂げた」と呼応し、自衛隊と米軍の指揮・統制枠組みの向上などを通じて「日米同盟は全世界にとって道しるべとなっている」と日米関係重視を強調した。
岸田氏夫妻、米の公式夕食会出席 ゲストにYOASOBIら
米ホワイトハウスで10日夜(日本時間11日朝)、国賓待遇で訪米した岸田文雄首相夫妻を招いた公式夕食会が開かれた。ゲストには米国側からビル・クリントン元大統領と妻のヒラリー・クリントン元国務長官、俳優のロバート・デニーロさんらが招かれた。日本側では元車椅子テニスプレーヤーの国枝慎吾さん、女子ソフトボール選手の上野由岐子さん、2人組音楽ユニット「YOASOBI」らが招待された。
日本人宇宙飛行士、28年にも月面着陸 日米がアルテミス計画合意
日本人宇宙飛行士、28年にも月面着陸 日米がアルテミス計画合意
岸田文雄首相とバイデン米大統領は10日の首脳会談で、米国主導の月探査「アルテミス計画」で、日本人宇宙飛行士2人を月に送ることを確認した。この計画で米国人以外が月に向かうのは初めてで、2028年にも1人目が月面に着陸する見通しだ。
アルテミス計画は、20年代中ごろに月の周囲の軌道上で宇宙ステーション「ゲートウェイ」の建設を開始し、26年以降に有人の月面着陸を目指す。月面への有人着陸が実現すれば、1972年まで実施されたアポロ計画以来、約半世紀ぶりとなる。月面での持続的な探査のほか、30年代に火星への有人着陸を実現させることも目標に掲げ、欧州など36カ国が参加している。
内閣支持16.6%、過去最低更新 裏金処分「軽い」5割超…時事世論調査
内閣支持16.6%、過去最低更新 裏金処分「軽い」5割超―時事世論調査
時事通信が5~8日に実施した4月の世論調査によると、岸田内閣の支持率は前月比1.4ポイント減の16.6%となり、政権発足以来最低を更新した。不支持率は2.0ポイント増の59.4%だった。自民党は派閥裏金事件を受け、安倍、二階両派の幹部を処分したが、内閣支持率の回復にはつながらなかった。
支持率は2月の16.9%を下回り、2012年12月の自民政権復帰以降でも最低。「分からない」は24.0%だった。自民の政党支持率は前月比2.4ポイント減の15.3%で低迷した。
34年ぶり円安、153円台 米利下げの先送り観測で
11日の外国為替市場で円相場が急落し、一時1ドル=153円台を付けた。1990年6月以来、約34年ぶりの円安水準となる。前日発表の米消費者物価指数が市場予想を上回り、FRBが利下げを先送りするとの観測が一段と強まった。米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を材料視したドル買い円売りが進んだ。
東京市場の午後5時現在は、前日比1円28銭円安ドル高の1ドル=153円12~14銭。ユーロは33銭円高ユーロ安の1ユーロ=164円50~54銭。
与党惨敗、革新野党180議席超、残り任期も「ねじれ」継続…韓国総選挙
与党惨敗、革新野党180議席超 大統領「刷新」表明―残り任期も「ねじれ」継続・韓国総選挙
10日行われた韓国総選挙(定数300、任期4年)は11日、開票作業が終了した。保守系与党「国民の力」が108議席、革新系最大野党「共に民主党」が175議席で確定。与党は惨敗、最大野党は単独で過半数を大きく上回る圧勝となった。比例代表のみに候補者を立てた革新系の「祖国革新党」は12議席。革新系勢力を合わせれば180議席を超え、与党が反対する法案の迅速な処理が可能になる。
アジアの24年成長率は4.9% インドがけん引―ADB予想
アジア開発銀行(ADB)は11日、2024年のアジア太平洋46カ国・地域(日本など除く)の経済成長率が4.9%と、23年の5.0%とほぼ同水準になるとの予測を示した。中国では減速する一方、インドや東南アジアで堅調な成長が続く見通しだ。25年も4.9%と予想している。
24年の中国成長率は4.8%と、23年の5.2%から鈍化。不動産市況の低迷や消費の減退が響くと見込んだ。一方、インドについては25年まで毎年7%以上の伸びを予想。投資主導の成長が「アジア経済の主要なけん引役となる」と指摘した。
イランの報復、数日内に実行か イスラエル厳戒、米報道
米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は10日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館への攻撃を受け、イスラエルに対するイラン側の報復攻撃が「差し迫っている」とする報告書を米情報機関がまとめたと報じた。米ブルームバーグ通信は関係者の話として、高精度のミサイルを使った攻撃が「数日内に行われる可能性がある」と伝えた。
大相撲の元横綱、曙太郎さん死去 54歳、外国出身で初の最高位
大相撲の元横綱、曙太郎さん死去 54歳、外国出身で初の最高位
大相撲で史上初の外国出身横綱となり、格闘家としても活動した元横綱曙の曙太郎(あけぼの・たろう、旧名チャド・ローウェン)さんが4月上旬、心不全のため死去したことが11日、関係者の話で分かった。54歳。米ハワイ州出身。
同じハワイ出身の元関脇高見山が師匠を務めた東関部屋に入門し、のちに兄弟横綱となった貴乃花、若乃花らと同じ1988年春場所で初土俵を踏んだ。2メートルを超える長身で、長い腕を生かした突き、押しを武器に番付を駆け上がり、92年夏場所後に大関に昇進。93年初場所後には第64代の横綱となった。
2001年初場所後に現役を引退。曙親方として後進の指導に当たった。03年11月に日本相撲協会を退職し、格闘家に転向した。
23年度クマ被害は過去最多219人 政府、被害防止へ支援強化
23年度クマ被害は過去最多219人 政府、被害防止へ支援強化
環境省は11日、2023年度のクマによる人身被害が198件、被害に遭った人は219人(うち6人死亡)となり、いずれも統計のある06年度以降で最多だったと発表した。同省は近く、クマを鳥獣保護法の「指定管理鳥獣」に追加し、被害防止に向けた国の支援を強化する。
都道府県別では最多が秋田(62件、70人)、次いで岩手(46件、49人)、福島(15件、15人)だった。
マンゴー2個70万円 宮崎産「太陽のタマゴ」初競り、過去最高値
マンゴー2個70万円 宮崎産「太陽のタマゴ」初競り、過去最高値
宮崎県産完熟マンゴーの最高級ブランド「太陽のタマゴ」の初競りが11日、宮崎市中央卸売市場であり、2個入り1ケースが過去最高値の70万円で落札された。過去最高だった前年を10万円上回る「ご祝儀相場」となった。
JA宮崎経済連によると、太陽のタマゴは宮崎県産マンゴーの中で、糖度15度以上、重さ350グラム以上などの基準を満たしたもので、全体の約2割しかない。今年は天候に恵まれ、生育が順調で平均糖度が高いという。4月中旬から収穫が本格化し、5月中旬から6月中旬に出荷のピークを迎える。
2週間天気 今週末は夏日続出 暑さ対策は早めに 来週も高温傾向
2週間天気 今週末は夏日続出 暑さ対策は早めに 来週も高温傾向
今週末にかけては各地で季節外れの陽気となり、最高気温が25℃以上の「夏日」が続出する見込みです。体が暑さに慣れていない時期なので、体調管理には十分ご注意ください。来週以降も気温の高い状態が続くでしょう。