コロナ死者過去最多、新たに415人死亡 感染者は21万6219人
厚生労働省は28日、新型コロナウイルスの死者が全国で新たに415人確認されたと発表した。1日当たりの死者数としては9月2日の347人を上回り過去最多を更新した。新規感染者は全国で21万6219人確認され、前週の水曜日よりも約9100人増えた。
主な都道府県の新規感染者数は、北海道6042人▽東京都2万243人▽愛知県1万4310人▽大阪府1万3415人▽福岡県1万2360人――など。
インフルエンザ、3年ぶりに全国で流行期入り 厚労省
厚生労働省は28日、インフルエンザが3年ぶりに全国で流行期入りしたと発表した。19~25日の1週間で定点医療機関で確認された患者数が1.24となり、流行開始の目安の1を上回った。
首相、増税前の衆院解散「あり得る」 国会召集前の内閣改造は否定
岸田文雄首相は28日、首相官邸で記者のインタビューに応じ、防衛費増額に伴う増税の開始前の衆院解散・総選挙について「可能性としてあり得る」と述べた。一方、実施時期は「何も決めていない」とし、2023年中の衆院選については「今のところ考えていない」と述べた。1月下旬の通常国会召集前の内閣改造は「現在、頭にない」と否定した。
首相は27日のBS―TBSの番組で、増税について24年から27年までの適切な時期に始めると説明し、「それまでに選挙があると思う」と発言していた。仮に24年からの増税開始となれば、23年中の解散・総選挙が視野に入る。首相は28日、「こうした重要課題の実行の前に選挙をやるか、後にやるかはいろんなケースがある。いずれにせよ、選挙の時期は首相の専権事項だ」と述べ、発言を後退させた。
通常国会、来月23日召集 年度内の予算成立期す…政府・与党
政府・与党は、来年の通常国会を1月23日に召集する方針を固めた。同27日とする案もあったが、2023年度予算案の年度内成立を期すには、十分な審議日程の確保が必要と判断した。複数の関係者が28日、明らかにした。
会期は6月21日までの150日間。岸田文雄首相は年明けに米国、欧州訪問を調整しており、召集は帰国後となる。
「やっと海外に行ける」 成田空港で出国ピーク 前年の12倍以上か
成田空港で28日、年末年始を海外で過ごす人たちの出国ラッシュがピークを迎えた。多くの国が新型コロナウイルスの行動制限などを緩和した影響か、出国者は昨年より大きく増えており、国際線の出発ロビーには長い列ができた。
成田国際空港会社によると、23日~1月5日の国際線の旅客数は推計61万8500人で、前年度同期の12倍以上に増える見通し。ただ、「コロナ禍」の前の2019年度同期比では44.5%と半分以下にとどまる。帰国のピークは1月4日を見込んでいる。
ロシアの議員、インドのホテルで転落死か 「侵攻を批判」との報道も
インド東部オディシャ州で、同地を訪れていたロシアの地方議員と同行者が相次いで死亡しているのが見つかった。
死亡したのはロシア西部ウラジーミル州議員で、食品加工業で財を成した富豪としても知られるパベル・アントフ氏。24日、滞在先のホテルの外で血を流して死亡しているのが発見された。その2日前には、同行していた1人が同じホテルで死亡していた。
ロシアメディアは6月、アントフ氏がメッセージアプリ「ワッツアップ」上で、ウクライナ侵略に批判的なメッセージを発信したと報じていた。報道後、アントフ氏は自身による書き込みではないと否定し、「私はプーチン大統領の支持者だ」と訴えていた。
ロシアの著名実業家は今年に入って少なくとも12人が、自殺や不慮の事故によって死亡したと伝えられている。
【1年前の今日の出来事】 2021年12月28日