2022年9月15日 今日の出来事

立憲・泉代表「国葬出席できないだろう」党執行部の欠席方針を正式決定

9月27日に予定されている安倍元首相の「国葬」について、立憲民主党は9月15日、執行役員会を開催し、党の執行部として欠席することを正式に決めた。

泉代表は、15日午前、取材に対して、「国葬」についての質問書の回答が、政府から返ってきたことを明らかにした上で、「残念ながらゼロ回答。相変わらずの回答が繰り返されただけで、誠意がない」として「こういった回答では出席できないだろう」と述べていた。

国葬をめぐって、野党では、日本維新の会と国民民主党が出席を表明しており、対応が分かれている。

反カルト、立法に温度差 野党は法整備主張、自公は慎重と警戒

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡り、カルト規制法制定の是非が議論になっている。野党は立憲民主党が中心となり、フランスの反セクト(カルト)法も参考にした法整備を主張するが、旧統一教会問題の「当事者」である自民党と、宗教団体を支持母体に持つ公明党は慎重な姿勢。10月召集の臨時国会の焦点の一つとなりそうだ。

2001年に制定されたフランスの反セクト法は、教義や思想でなく社会に危害を及ぼす組織的な行為を罰する法律だ。野党各党は同法も参考に、被害者救済に取り組む弁護士らからのヒアリングなどを通じ、関連法整備に向けた議論を始めた。

カルト規制法制定、自公は慎重

公明、山口代表8選決定 統一地方選へ党勢回復課題

公明党は15日、任期満了に伴う代表選を告示し、山口那津男代表(70)が立候補を届け出た。他に届けはなく、無投票で山口氏の8選が決まった。25日の党大会で正式承認される。任期は2年で、党運営の安定を優先し、山口氏続投を選択した。党が重視する来春の統一地方選に向け党勢回復が最重要課題となる。

山口氏は平成21年、衆院選敗北を受けて辞任した太田昭宏前代表を継いで就任。現在、在職期間は13年で、10年の党再結成後の最長を更新している。

経産省、冬も全国で節電要請へ 2015年度以来7年ぶり

経済産業省は15日、この夏に続き今冬(12月~来年3月)も全国の家庭や企業を対象とした節電要請を実施する方針を示した。火力発電所の休廃止などで電力の供給余力が厳しく、需給の逼迫が予想されるため。冬の節電要請は2015年度以来7年ぶりとなる。

今冬の電力需給見通しによると、10年に1度の厳しい寒さが到来した場合、電力供給の余力を示す来年1月の「供給予備率」が東北電力、東京電力管内で4.1%になる。中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力の6電力管内でも4.8%となる見込み。

電力の安定供給に必要とされる「3%」は上回っているものの、大型火力発電所のトラブルなどが起きれば一気に需給逼迫に追い込まれかねない水準だ。

ウクライナ軍、南部の州都ヘルソン近くの集落奪還

ウクライナ南部ヘルソン州

ウクライナ南部ヘルソン州議会の議長は14日、ウクライナ軍が州都ヘルソンから約20キロ・メートル北西の集落を露軍から奪還したと明らかにした。ウクライナ軍の南部での反転攻勢が進展している可能性がある。

ウクライナ軍がヘルソン州で奪還した集落は、交通の拠点だ。ウクライナ軍はヘルソン州の奪還に向け、ヘルソンがあるドニプロ川西岸の遮断を狙う。米国が供与した高機動ロケット砲システム(HIMARS)を駆使し、露軍の補給路や弾薬庫を集中的に攻撃してきた。

ゼレンスキー大統領が交通事故に 大きなけがはなし ロイター報道
ロイター通信によると、ウクライナのゼレンスキー大統領が首都キーウ(キエフ)市内で交通事故に巻き込まれた。ニキフォロフ大統領報道官が15日未明、明らかにした。ゼレンスキー氏は医師の診察を受けたが、重傷を負ってはいないという。ニキフォロフ氏は、原因を調査するとしている。

台風14号、沖縄や九州南部に接近中 17日には暴風や高波に警戒

大型の台風14号は15日、日本の南の海上を西寄りに進んだ。発達しながら次第に進路を北寄りに変え、3連休初日の17日には強い勢力で沖縄や九州南部・奄美に接近する見込み。気象庁は、暴風や高波に厳重に警戒するよう呼びかけた。九州接近後、20日ごろにかけては東寄りに進み、西日本から北日本にかけての広い範囲で台風の影響を受ける恐れがある。

気象庁によると、16日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は沖縄で20メートル(30メートル)。17日は九州南部・奄美30~40メートル(40~60メートル)、沖縄25~29メートル(35~45メートル)。16日の波の高さは、九州南部・奄美5メートル、沖縄7メートルで、17日は九州南部・奄美、沖縄で10メートルの見込み。

台風14号、沖縄や九州南部に接近中

全国で新たに8万5867人感染 4週連続で前週下回る 新型コロナ

新型コロナウイルスの感染者は15日、全国で新たに8万5867人確認された。1週間前から約2万6500人減り、木曜日としては4週連続で前週を下回った。死者は171人、重症者は364人だった。

東京で新たに8825人感染 木曜日で1万人以下、2カ月ぶり
東京都は15日、新型コロナウイルスの感染者が新たに8825人確認されたと発表した。前週木曜日(1万640人)から約1800人減少し、木曜日としては7月7日以来、約2カ月ぶりに1万人を下回った。新たに14人の死亡が確認された。

【1年前の今日の出来事】 2021年9月15日