台湾問題、「米が理解」 中国外相、首脳会談で談話
14、15両日に行われた米中首脳会談に関し、中国の王毅共産党政治局員兼外相は15日、談話を発表した。王氏は台湾問題について「米側は中国側の立場を理解し、国際社会と同様に台湾が独立に向かうことを認めない」との印象を受けたと主張した。
首脳会談では、習近平国家主席が「(台湾問題の)処理を誤れば両国は衝突し、危険な状況に陥る」とけん制した。一方で、トランプ米大統領は訪中日程終了後、記者団に「台湾問題を協議したが、何も約束しなかった」と説明。米側は「台湾政策に変更はない」と強調しており、首脳会談で議論はかみ合わなかったもようだ。
台湾、米に武器売却継続を望む 「実力で平和守る」米中会談受け
台湾、米に武器売却継続を望む 「実力で平和守る」米中会談受け
台湾総統府の報道官は16日、米中首脳会談後のトランプ米大統領の台湾を巡る発言を受け「台湾は米国と協力を深め続け、実力を通じて平和を守っていく」とする談話を発表し、引き続き米国に武器の売却を求めていく姿勢を示した。
談話では、トランプ氏を含めて米国の一貫した台湾政策は変わっていないと強調。武器売却は米国の「台湾関係法」に明記されたもので、地域の脅威に対する抑止だと重要性を訴えた。
「習氏が今秋訪米」 中国が公式発表 経済対話枠組みも設置へ
中国の王毅外相兼共産党政治局員は15日夜、「トランプ米大統領の招待で、習近平国家主席が今秋、米国を公式訪問する」と明らかにした。トランプ氏は習氏をホワイトハウスに9月24日に招待すると公表しており、それを追認した形だ。
一方、トランプ氏は米国へ帰国する機内で記者団の取材に応じ、台湾に武器を売却するかどうかについて「近く決定する」と明らかにした。その際は「現在台湾を運営している人物」と議論するとも述べた。台湾の頼清徳総統を指しているとみられる。
ロシア大統領が19、20日訪中 首脳会談で対米結束を確認へ
ロシア大統領府は16日、プーチン大統領が19、20日に中国を訪問し、習近平国家主席と会談すると発表した。習氏は14、15日にトランプ米大統領と北京で会談したばかり。プーチン氏は習氏との間で、米国第一主義を掲げるトランプ政権に対抗する中ロの結束を改めて確認する見通しだ。
発表によるとプーチン氏の訪中は、中ロ善隣友好協力条約の調印から今年で25年となることを記念して行われる。首脳会談では、包括的パートナーシップや戦略的協力の深化について協議し、共同声明や政府間の文書の署名が予定されている。
「奴隷貿易は人道に対する罪」 国連総会「歴史的決議」日本棄権
「奴隷貿易は人道に対する罪」 国連総会「歴史的決議」日本棄権
国連総会が3月、過去の大西洋経由のアフリカ人奴隷貿易を「人道に対する最も重大な罪」と認定する決議を賛成多数で採択した。賠償や謝罪に向け国連加盟国に対話を求める内容で、アフリカ側は「歴史的」だと評価。日本は「議論が尽くされていない」として棄権した。専門家は賠償について「ハードルが高い」と指摘する。
15~19世紀の奴隷貿易でアフリカ大陸から米州大陸に多くの黒人が労働力として連行され、アフリカに現在まで続く深刻な影響を残した。決議はガーナが提出し中国やロシア、韓国を含む123カ国の賛成で3月25日に採択。ガーナのマハマ大統領は国連で「忘却を防ぐものになる」と意義を強調した。
東大「五月祭」、16日は中止 爆破予告で「安全確保困難」
東京大の学園祭「五月祭」を運営する学生団体の五月祭常任委員会は16日、同日の全企画を中止すると、X(旧ツイッター)で発表した。五月祭は16、17日、本郷・弥生キャンパス(東京都文京区)で開催予定だったが、キャンパス各所に爆弾を仕掛けて期間中に爆破するとの予告メールが同委などにあった。警察などと協議したが、来場者らの「安全を確保することが困難」と判断した。
16日には参政党の神谷宗幣代表を招いた講演会が予定されており、一部から抗議が出ていた。
浅草三社祭みこし100基に熱気
東京・下町の初夏の風物詩、浅草神社の三社祭が16日、中日を迎えた。44ある地元町会のみこし約100基が練り歩き、町は熱気に包まれた。
神社に集まったみこしは、正午ごろから1基ずつおはらいを受け、それぞれの町会へ向け出発。晴天の下、法被姿の担ぎ手が汗をかきながら、かけ声に合わせて町自慢のみこしを揺らした。集まった見物客はスマホで写真や動画を撮り、勇壮な雰囲気を楽しんでいた。
仙台・青葉まつりが開幕 躍動感ある「すずめ踊り」
躍動感ある舞が特徴の「すずめ踊り」で知られる初夏の風物詩「仙台・青葉まつり」が16日、仙台市中心部で開かれた。新緑の映える大通りでは、色とりどりの法被を着た踊り手たちが扇を手に、元気なかけ声を響かせた。
メイン会場となっている市内の公園では、すずめ踊りと、徳島市の阿波おどりが同じステージで演舞を披露し「初共演」した。
抹茶の原料「てん茶」 生産量日本一の鹿児島産、価格1.8倍に
抹茶の原料「てん茶」 生産量日本一の鹿児島産、価格1.8倍に
世界的ブームとなっている抹茶の原料「てん茶」の一斉上場取引会が14日、鹿児島市で開かれた。日本一の産地、鹿児島県内各地から出品され、参加した茶商の関係者が色や香り、味を確認した。抹茶人気を背景に平均価格は昨年の1・8倍となった。
てん茶の産地は京都が有名だが、鹿児島でもここ10年で生産を拡大している。2020年度以降は生産量で全国トップとなり、24年度の2150トンは全国の4割を占める。

