高市氏「知恵と強さ持つ人物」 トランプ米大統領が祝意
トランプ米大統領は6日、自民党総裁に選出された高市早苗氏について、「深い知恵と強さを持つ尊敬される人物だ」と評した。その上で「日本の人々にとって素晴らしいニュースだ。おめでとう」と祝意を示した。自身のSNSに投稿した。
首相指名選挙は今月中旬にも召集される臨時国会で行われる。高市氏はまだ首相には選出されていない段階だが、トランプ氏は「日本が初めて女性の首相を選んだ」と記した。投稿では高市氏の名前には触れなかった。
トランプ氏祝意「うれしい」 自民・高市氏
自民党の高市早苗総裁は7日、トランプ米大統領がSNSで高市氏を「尊敬される人物だ」と評したことについて、「温かいお祝いの言葉を頂き、大変うれしく思う」と自身のX(旧ツイッター)に投稿した。
高市氏は「日米同盟をより一層強く豊かにする」と強調。「自由で開かれたインド太平洋を進めるため、共に取り組むことを楽しみにしている」と続けた。
自民執行部が発足 幹事長に鈴木氏、政調・小林氏、麻生氏副総裁、萩生田氏も起用
自民執行部が発足 幹事長に鈴木氏、政調・小林氏―麻生氏副総裁、萩生田氏も起用
自民党の高市早苗総裁は7日午前、党執行部を発足させた。麻生派を率いる麻生太郎元首相(85)を副総裁で処遇。鈴木俊一総務会長(72)=麻生派=を幹事長に、有村治子元少子化担当相(55)=同派=を総務会長に起用した。政調会長には、総裁選で争った小林鷹之元経済安全保障担当相(50)=旧二階派=を充てた。
総裁選で高市氏の推薦人代表を務めた無派閥の古屋圭司元国家公安委員長(72)が選対委員長に再登板。幹事長代行には旧安倍派の有力者だった萩生田光一元政調会長(62)、国対委員長には無派閥の梶山弘志元経済産業相(69)を就けた。
総務会では、組織運動本部長に新藤義孝元総務相(67)、広報本部長に鈴木貴子元外務副大臣(39)が就任することも決まった。いずれも旧茂木派。
円、半年ぶり151円台 「高市トレード」活発化…対ユーロも最安値圏・NY外為
円、半年ぶり151円台 「高市トレード」活発化―対ユーロも最安値圏・NY外為
7日のニューヨーク外国為替市場では、円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は一時約半年ぶりに1ドル=151円台に下落した。自民党の高市早苗総裁が掲げる政策により日本の財政赤字が拡大するとの観測から、市場で「高市トレード」が台頭。円売り圧力が強まった。
JICA、科学技術協力隊創設へ 若手研究者を途上国に派遣
国際協力機構(JICA)は「国際協力の日」にあたる6日、若手研究者を途上国へ派遣する「科学技術協力隊」を設立することを明らかにした。公募ではなく、大学や研究室をベースにした派遣で、2026年度からの実施を目指す。
青年海外協力隊事務局によると、途上国の研究に貢献するとともに、現地での活動や成果を国内に還元させることが狙い。大学の研究室などに所属するポスドク(任期付きで研究を続ける博士研究員)などが対象で、研究費も支援する。
万博、最大280億円の黒字見込み 入場券・グッズ販売好調…協会
万博、最大280億円の黒字見込み 入場券・グッズ販売好調―協会
日本国際博覧会協会は7日、大阪・関西万博の運営収支が最大280億円の黒字になるとの見込みを発表した。特に入場券や公式キャラクター「ミャクミャク」の関連グッズの販売が好調で、収入全体の押し上げ要因となった。3日時点の入場券の販売枚数は約2200万枚で、黒字化の目安となる1800万枚を大幅に上回った。
スーパーにクマが侵入し客2人けが クマは逃げる 群馬・沼田
7日午後7時半ごろ、群馬県沼田市恩田町のスーパー「フレッセイ沼田恩田店」の女性店員から「クマが客に覆いかぶさっている」と110番があった。県警沼田署と利根沼田広域消防本部によると、客の男性2人が襲われ、このうち70代男性は両腕を負傷し、市内の病院に搬送されたが意識はあるという。クマは店外に出て逃走したとみられる。
台風22号、伊豆諸島接近へ 9日は暴風に厳重警戒を
台風22号は7日、勢力が「非常に強い」に変わり、日本の南の海上を北西に進んだ。8日は進路を次第に北東へ変え、勢力を維持して9日に伊豆諸島に最も近づく見通し。気象庁は、伊豆諸島は暴風や高波に厳重に警戒するよう求めている。前線も影響して非常に激しい雨が降る恐れもあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要だ。
都内でヒアリ成虫1万匹、卵など8000匹以上 一度の確認数で最多
都内でヒアリ成虫1万匹、卵など8000匹以上 一度の確認数で最多
東京都は7日、東京港青海ふ頭のコンテナヤードで、要緊急対処特定外来生物のヒアリの成虫が1万匹以上、さらに卵や幼虫、さなぎが計8000匹以上見つかったと発表した。2017年に都内で初確認されて以来、一度に見つかるヒアリの数としては過去最多だという。
都によると、9月30日に中国より入港した船舶から陸揚げしたコンテナの屋根から約40匹のアリを見つかり、専門家がヒアリと確認した。
米3氏にノーベル物理学賞 量子コンピューター技術に貢献
スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2025年のノーベル物理学賞を、量子コンピューターの技術基盤となる「量子トンネル効果」に関する研究で成果を挙げた米カリフォルニア大サンタバーバラ校のジョン・マルティニス博士ら3人に授与すると発表した。受賞が決まったのは、ほかに同大バークレー校のジョン・クラーク博士、米イエール大のミシェル・デボレ博士。
原子や電子のような微細な粒子を扱う量子力学の世界では、低いエネルギーの粒子でも、ある確率でより高いエネルギーの「壁」を擦り抜けることがあり、トンネル効果と呼ばれる。