北海道白老町や仙台で大雨 大気の状態不安定…気象庁
北・東日本は1日、局地的に大雨になる所があり、北海道白老町や仙台市宮城野区で猛烈な雨が降った。気象庁によると、湿った空気が千島列島東方にある高気圧の縁を回るように流れ込む一方、上空に強い寒気が入り、大気の状態が不安定になった。
白老町では1日午前6時20分ごろまでの1時間雨量が123.5ミリ、同10時までの6時間雨量が327.0ミリとなり、いずれもこの地点の観測史上最多記録を更新した。宮城野区では同11時半までの1時間雨量が約100ミリとの記録的短時間大雨情報が出された。
2日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、北海道120ミリ、東北80ミリ、北陸60ミリ、関東甲信50ミリ。
トクリュウ壊滅へ警察庁と警視庁に司令塔 情報連携、分析強化で首謀者特定 生成AI駆使
トクリュウ壊滅へ警察庁と警視庁に司令塔 情報連携、分析強化で首謀者特定 生成AI駆使
「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)の取り締まりを強化する警察庁、警視庁の新体制が1日、発足した。警察当局がトクリュウの対策強化を急ぐ背景には、摘発が実行役など組織の末端にとどまり、特殊詐欺などの犯罪被害が過去最悪を更新し続けている現状がある。新体制では、全国から集めた情報を基にトクリュウ中枢の〝キーマン〟を選定、実態解明を進めると同時に、摘発に向けた作戦を立案する。実行役からの突き上げ捜査も継続し、「上位」と「末端」からの挟み撃ちでトクリュウ壊滅を目指す。
フィリピン・セブ島沖地震、死者60人に 邦人被害の情報なし
米地質調査所(USGS)によると、フィリピン中部セブ島カラペから東南東に11キロの海域で9月30日午後9時59分(日本時間同午後10時59分)ごろ、マグニチュード(M)6・9の地震があった。同国の災害対策当局は10月1日、60人の死亡を確認したと明らかにした。犠牲者は増える恐れがある。
林芳正官房長官は1日の記者会見で「現時点において邦人被害に関する情報には接していない」と述べた。
中国、「国慶節」の連休スタート 8日間で23億人移動
中国は1日、建国76年の国慶節(建国記念日)を迎え、8日までの大型連休がスタートした。政府は期間中に延べ23億6千万人が移動すると予想。中国では旧日本軍を題材とする映画の公開が相次ぎ、反日感情の高まりも危惧されるが、国外旅行先としては日本が依然人気となっている。
今年の連休は祝日の中秋節が重なったため、昨年よりも1日長い。中国政府の予測によると、ピークとなる連休初日の1日は延べ3億4千万人が移動。期間中は自家用車で出かける人が多く、延べ18億7千万人と全体の約8割を占めるという。
「自主国防」を強調 国軍の日で演説、北朝鮮に触れず…韓国大統領
「自主国防」を強調 国軍の日で演説、北朝鮮に触れず―韓国大統領
韓国の李在明大統領は1日、陸海空軍本部が集まる中西部・忠清南道の鶏龍台で開かれた「国軍の日」記念式典で演説し、「強力な自主国防の道を進まなければならない」と強調した。北朝鮮に関する直接的な発言はなく、刺激することを避けたとみられる。
李氏は「平和と繁栄のためには誰にも依存せず、自ら力を養わなければならない」と訴えた。在韓米軍からの戦時作戦統制権の移譲に関し、実現に意欲を見せ、「韓国が韓米連合防衛態勢を主導していく」と述べた。
今夏の富士登山者、前年比0.4%増 入山料4000円も天候恵まれ
今夏の富士登山者、前年比0.4%増 入山料4000円も天候恵まれ
環境省は、富士山の今夏の開山期間(7月1日~9月10日)に8合目を通過した登山者が、昨年比0・4%増の20万5100人だったと発表した。今夏から入山規制を始めた静岡側が減少し、規制2年目の山梨側が増加に転じた。入山料(通行料)4000円を徴収する影響が注目されたが、天候などに恵まれて昨年とほぼ同水準になったとみられる。
100隻の漁船団、大漁旗はためかせ勇壮に 宗像大社みあれ祭
世界文化遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を構成する宗像大社(福岡県宗像市)の秋季大祭が1日、海上神幸「みあれ祭」で幕を開けた。約100隻の漁船団が大漁旗をはためかせ、玄界灘に浮かぶ大島から本土の宗像市神湊(こうのみなと)まで勇壮に進んだ。
宗像大社は国内最古級の神社の一つで、本土と沖ノ島、大島にある3宮の総称。大祭は本土の女神が2島の女神を年1回迎える様子を再現し、豊漁や航海安全などを祈る。
洋上風力企画会社が破産 取引先の撤退影響…負債10億円
帝国データバンクが1日明らかにしたところによると、洋上風力発電の企画・コンサルティングを手掛けるウインドパル(東京都)は9月24日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。負債額は約10億8800万円。
同社は2016年設立。国内外の洋上風力発電事業で海洋調査手配などのコンサルティングを行い、24年4月期には約30億円の売上高を計上した。しかし、取引先の事業撤退の影響で受注が縮小し、税の支払いに苦慮していたという。
青酸カリより強い毒性、みそ汁混入で殺人未遂事件も…身近な有毒植物キョウチクトウの危険
青酸カリより強い毒性、みそ汁混入で殺人未遂事件も…身近な有毒植物キョウチクトウの危険
暑さや乾燥に強いことから公園や道路沿いによく植えられている「キョウチクトウ」。広島市では原爆投下後にいち早く咲いたことから「復興の象徴」として「市の花」に制定され、市民に親しまれてきた。一方で猛毒のオレアンドリンなどを含み、場合によっては死に至ることも。
キョウチクトウはインド原産の常緑低木。強くて育てやすいことから、街路樹として各地に植えられ、初夏から秋にかけてピンクや赤、白色の花を咲かせる。
オレアンドリンは体内に入ると、直接心筋に働いて、不整脈や心臓まひなど深刻な症状を引き起こす。少量でも毒性が強いのが特徴。体重1㌔当たりの致死量は0・3㍉㌘といい、青酸カリよりも毒性は強いとされる。
