2025年7月25日 今日の出来事

「石破降ろし」へ、署名集まる 続投意欲も狭まる包囲網…自民

「石破降ろし」へ、署名集まる 続投意欲も狭まる包囲網―自民

参院選に大敗した自民党で、石破茂首相(党総裁)の責任を問うための両院議員総会の開催を要求する有志の署名集めが25日、必要な賛同数に達した。党青年局も執行部に「けじめ」を求める意見書を提出。首相は続投方針を重ねて表明したが、包囲網は一段と狭まっている。

党則は、両院議員総会の開催について、所属国会議員の3分の1以上の署名を要件としている。

「石破辞めるな」官邸前で首相激励の市民集会 「石破コール」も

「石破辞めるな」官邸前で首相激励の市民集会 「石破コール」も

参院選で大敗しながら続投を表明した石破茂首相に退陣要求が相次ぐ中、市民が首相を激励する集会が25日夜、東京・永田町の首相官邸前で開かれた。参加者の多くは野党支持者とみられ、「民主主義を守れ」「石破は辞めるな」と声を上げた。

日米合意、石破首相「文書なし」 野田氏、補正予算を要求…党首会談

日米合意、石破首相「文書なし」 野田氏、補正予算を要求―党首会談

石破茂首相(自民党総裁)は25日、日米関税交渉の合意を受け、立憲民主党の野田佳彦代表ら与野党党首と会談した。日本への相互関税を15%とするなどの合意について「(日米の)共同文書を発出する予定はない」と明言。野党側は批判するとともに、経済対策が必要だとして2025年度補正予算案の編成を求めた。

会談後、野田氏は記者団に、合意文書がないことについて「解釈の違いが地雷原になる」と問題視。前原氏は「非常に危うい。中身が煮詰まっていない」と批判した。玉木氏は「(合意直後に)評価したのは撤回したい」と語った。斉藤氏は「認識のずれがないようにする」ため、首相にトランプ氏との首脳会談を促した。

ガソリン暫定税率廃止法案、野党が提出方針伝達 自民は態度保留

ガソリン暫定税率廃止法案、野党が提出方針伝達 自民は態度保留

立憲民主党の笠浩史国対委員長は25日、国会内で自民党の坂本哲志国対委員長と会談し、ガソリン暫定税率の廃止法案を8月1日召集の臨時国会に提出する考えを伝え、審議入りを求めた。坂本氏は暫定税率廃止について「前向きに捉えている」としたが、審議入りについては態度を保留した。

7月の東京物価、2・9%上昇 食料品高騰で高止まり

7月の東京物価、2・9%上昇 食料品高騰で高止まり

総務省が25日発表した7月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合指数が110・5となり、前年同月比2・9%上昇した。伸び率は3・1%だった6月から0・2ポイント縮小したが、食品価格の値上がりが響き高止まりした。縮小は2カ月連続。

コメ類は81・8%上がった。3カ月連続で伸び率が縮小しており、政府備蓄米放出の波及効果が出た可能性がある。生鮮食品を除く食料は7・4%上昇。コーヒー豆は53・8%上がった。

政府、カンボジア・タイへの渡航中止を勧告へ 国境付近で軍事衝突

政府、カンボジア・タイへの渡航中止を勧告へ 国境付近で軍事衝突

外務省は25日、カンボジアとタイの国境付近での両国軍による軍事衝突を受け、両国の国境付近の危険レベルを引き上げ、渡航中止勧告を出す。カンボジア側にある世界遺産のヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア」周辺でも衝突が起きているほか、周辺に日本企業も進出している。

平均寿命、ほぼ横ばい 男性81.09歳、女性87.13歳…厚労省

平均寿命、ほぼ横ばい 男性81.09歳、女性87.13歳―厚労省

2024年の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.13歳で、前年からほぼ横ばいだったことが25日、厚生労働省の調査で分かった。

海外と比較すると、男性はスウェーデン、スイス、ノルウェーなどに続き6位で、順位を一つ下げた。女性は前年に引き続き1位で、韓国、スペインなどが続いた。

高温少雨続き、農作物管理注意 北海道や北陸など史上最悪…気象庁

高温少雨続き、農作物管理注意 北海道や北陸など史上最悪―気象庁

気象庁は25日、奄美や沖縄地方を除き、ほぼ全国的に気温が平年よりかなり高い状態が6月中旬から続き、日本海側を中心に雨量の少ない状態も同月下旬から続いていると発表した。高温は今後も1カ月程度、日本海側の少雨は10日程度続くと予想され、農作物や家畜の管理に十分な注意が必要という。

猛暑で早めの開花? 成田ゆめ牧場でヒマワリ見ごろ 千葉

猛暑で早めの開花? 成田ゆめ牧場でヒマワリ見ごろ 千葉

千葉県成田市名木の観光牧場「成田ゆめ牧場」でヒマワリが見ごろを迎えた。色鮮やかな大輪の花が来場者を楽しませている。

咲いているのは、高さが約2メートルの「ハイブリッドサンフラワー」という品種のヒマワリ。通常は種まきから約60日で開花するが、猛暑の影響からか、今年は5日ほど早く開花したという。

「雨の中でも楽しむ」 ジャングリア沖縄、県内外から来場者

「雨の中でも楽しむ」 ジャングリア沖縄、県内外から来場者

沖縄県今帰仁(なきじん)村で25日、テーマパーク「ジャングリア沖縄」が開業した。肉食恐竜に追われるような体験ができる「ダイナソーサファリ」など、沖縄本島北部の森を舞台に22のアトラクション(ショーなどを含む)や温浴施設を楽しめる。沖縄観光の新たな目玉として注目される。

この日は時折、激しい雨が降る中、話題の施設をいち早く楽しもうと県内外から来場者が訪れた。

仏、9月にパレスチナ国家承認 G7初、米とイスラエルは反発

仏、9月にパレスチナ国家承認 G7初、米とイスラエルは反発

フランスのマクロン大統領は24日、同国がパレスチナを国家として承認することを決めたと表明した。9月の国連総会で正式に発表する。日本や米英、ドイツは未承認で、先進7カ国(G7)メンバーが認めるのは初めてとなる。中東和平の実現を後押しするのが狙いだが、イスラエルのネタニヤフ首相は「決定を強く非難する」と即座に反発。ルビオ米国務長官も「無謀な決定だ」と表明した。

米インテル、6四半期連続赤字 受託生産事業の不振続く…25年4~6月期

米インテル、6四半期連続赤字 受託生産事業の不振続く―25年4~6月期

米半導体大手インテルが24日発表した2025年4~6月期決算は、純損益が29億1800万ドル(約4300億円)の赤字だった。赤字は6四半期連続で、前年同期の16億1000万ドルの赤字から拡大した。売上高は128億5900万ドルでほぼ横ばい。他社から半導体を受託生産するファウンドリー事業が引き続き不振だった。