漫画家の松本零士さん死去、85歳 「銀河鉄道999」「ヤマト」
「銀河鉄道999(スリーナイン)」「宇宙戦艦ヤマト」などで知られ、SFアニメブームの先駆けとなった漫画家の松本零士(まつもと・れいじ、本名・晟=あきら)さんが13日、急性心不全のため死去した。85歳。
福岡県久留米市生まれ。小学生から高校生時代を北九州市(旧小倉市)で過ごした。高校時代にデビューし、毎日小学生新聞でも連載した。卒業後に上京し、さえない若者の群像を描いた「男おいどん」(1971年)が出世作になった。
74年からアニメ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの制作に携わり、77年に「銀河鉄道999」の連載をスタート。永遠の命を求める少年が謎の女性に導かれ、銀河を旅する物語はテレビアニメ化もされ、大反響を呼んだ。「宇宙海賊キャプテンハーロック」「クイーンエメラルダス」など、宇宙を舞台にした壮大なロマンが相次いでヒット。SF漫画家としての地位を不動のものにした。
日本宇宙少年団の理事長なども歴任。2001年紫綬褒章、10年旭日小綬章。12年にはフランスの芸術文化勲章シュバリエを受章した。19年11月、イベント参加のために訪れたイタリア北部のトリノで体調を崩し、脳卒中の疑いで入院したが、帰国後に回復。その後はツイッターで近況を発信するなどしていた。
北朝鮮、2発の弾道ミサイル発射 EEZ外の日本海に落下
政府は20日午前、北朝鮮が同日午前6時59分ごろと同7時10分ごろに同国西岸付近から弾道ミサイル2発を東方向に発射したと発表した。いずれのミサイルも日本の排他的経済水域(EEZ)外の、朝鮮半島東側の日本海に落下したとみられるという。船舶や航空機への被害は確認されていない。
1発目は最高高度約100キロで約400キロ、2発目は最高高度約50キロで約350キロ飛行したとみられ、防衛省などで詳細を分析している。
バイデン米大統領、ウクライナ電撃訪問 ロシアの侵攻後初 首脳会談で「揺るぎない支援」
バイデン米大統領が20日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を予告なしに訪れ、ゼレンスキー大統領と会談した。ホワイトハウスが発表した。昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、バイデン氏がウクライナ入りするのは初めて。
米大統領同行記者団によると、バイデン氏はウクライナへの5億ドル(約670億円)規模の追加支援を行う方針を明らかにした。バイデン氏は「(侵攻から)1年後、キーウ(キエフ)、ウクライナは持ちこたえ、民主主義は持ちこたえた」と強調。「米国の揺るぎない支援」を示すためにウクライナへ来たと語った。
ゼレンスキー氏は通信アプリ「テレグラム」に、バイデン氏と握手する写真を投稿。バイデン氏の訪問は「すべてのウクライナ人への非常に重要な支援の証しだ」と歓迎した。
ロシアのウクライナ侵攻1年を今月24日に控え、バイデン氏は20~22日の日程でポーランドを訪問すると発表されていた。しかし、戦時下の安全上の理由などを考慮して、ウクライナ訪問は公表されていなかった。
長寿効果、1日5000~7000歩で十分? 歩数と死亡リスクの関連分析…早大など
歩くことで得られる長寿効果は、高齢者では1日5000~7000歩で頭打ちになるとの調査結果を、早稲田大の渡辺大輝助教らの研究チームが20日までにまとめた。1日1時間程度の歩行に該当するが、これが最適な長さという。研究成果は2月上旬、米科学誌の電子版に掲載された。
研究チームは2013年、京都府亀岡市の65歳以上の男女4165人を対象に、1日の歩数と死亡リスク増減の関連を調べた。最大約4年間追跡調査し、その間に113人が亡くなった。
その結果、5000歩未満の場合、1000歩増えると死亡リスクが23%低下した。これは、9~10カ月の寿命延長に当たるという。ただ、5000~7000歩の人ではさらに歩数が増えても効果はなかった。
歩行などの身体活動は健康増進や寿命延長に役立つとされるが、日本人にとっての最適な歩数は不明だった。渡辺助教は「新型コロナウイルス流行で外出などが減った高齢者には、1日1時間程度歩くことを一つの目安にしてほしい」と話している。
全国で新たに7020人感染、前週から2400人減 新型コロナ
厚生労働省は20日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で7020人確認されたと発表した。前週の月曜日から約2400人減った。死者は51人だった。
主な都道府県の新規感染者数は、北海道240人▽東京都510人▽愛知県225人▽大阪府431人▽福岡県195人--など。
<新型コロナ・20日>東京都で510人感染、9人死亡
東京都は20日、新型コロナウイルスの新たな感染者510人と死者9人を確認したと発表した。1週間平均の新規感染者数は、20日時点で1352.0人で、前の週に比べて71.7%。
【1年前の今日の出来事】 2022年2月20日