バイデン大統領 一般教書演の最後に「彼を捕らえろ」
「彼を捕らえろ」?で波紋 バイデン氏、演説最後に即興―米一般教書(JIJI.COM 2022年03月02日20時52分)
バイデン米大統領が1日に行った一般教書演説で、最後に「ゴー・ゲット・ヒム(彼を捕らえろ)」とも聞き取れる言葉を発したことが波紋を広げている。事前に準備された演説原稿にはなかった一言で、ツイッター上ではバイデン氏の真意をめぐり臆測が飛び交っている。
「国家の現状は強固だ」。バイデン氏は演説終盤、一般教書で慣例の一文を口にし、米国の明るい未来を描いてみせた。そして「全国民に神のご加護がありますように。神が米軍兵士を守ってくださいますように」との決まり文句で締めくくった。
立ち上がって喝采を送る議員らを前に、バイデン氏は「ありがとう」と謝意を示した後、右のこぶしを握り締めて「ゴー・ゲット・ヒム」と力を込めた。
米国の記者や視聴者の間では、バイデン氏が「ヒム」と言ったか、複数形の「ゼム(彼ら)」を略した「エム」と言ったかで見解が分かれた。演説の3分の1がロシアによるウクライナ侵攻批判に割かれただけに、「ヒム」だとすれば「誰を捕らえるのか」といぶかる見方も。一方、「エム」なら「頑張って前進しよう」という意味にも取れるという。
米国のリンゼー・グラム上院議員、プーチン氏の暗殺を呼び掛け
米上院議員、プーチン氏の暗殺呼び掛け(AFP 2022年3月4日 17:58)
【3月4日 AFP】米国のリンゼー・グラム(Lindsey Graham)上院議員は3日夜、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の暗殺を呼び掛けた。
グラム氏は保守系FOXニュースのインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻について「どうやって終わらせるか? ロシアにいる誰かが名乗り出て、あの男(プーチン氏)を殺すしかない」と述べた。
グラム氏はその後、「始末できるのはロシア人だけだ」とツイッターに投稿。古代ローマの将軍・政治家ユリウス・カエサル暗殺の首謀者の一人、ブルータスを引き合いに出し、「ロシアにブルータスはいないのか?」と呼び掛けた。
さらに、1944年にナチス・ドイツの総統アドルフ・ヒトラーの暗殺に失敗したシュタウフェンベルク大佐に言及し、「ロシア軍にもっとうまくやれるシュタウフェンベルクはいないのか?」と訴えた。
グラム氏は「(成功すれば)ロシアだけでなく世界に大きく貢献することになるだろう」と締めくくった。
プーチン氏逮捕に懸賞金1億円 狙いは? 投稿の“富豪”に単独取材 ANNニュース
プーチン氏逮捕に懸賞金1億円 狙いは?投稿の“富豪”に単独取材(ANN 2022/03/04 19:15)
プーチン大統領の逮捕に1億円の懸賞金をかけた富豪がANNの単独取材に応じました。富豪が語った、その動機とは。
世界の「プーチン包囲網」は、ついにこんなところにまで…。
「おたずね者 生死を問わず ウラジーミル・プーチン 大量虐殺者」
プーチン大統領がついに賞金首に…。これはロシア出身の資産家、アレックス・コナニキン氏が自身のSNSに投稿した「手配書」の画像。
アレックス・コナニキン氏のFacebook:「100万ドル(約1億1500万円)を支払うことを約束します!」
しかも、懸賞金は1億円以上。一体、どういうことなのか。ANNでは、投稿したコナニキン氏の単独インタビューに成功しました。
「手配書」をSNSに投稿、アレックス・コナニキン氏(55):「ロシアの民族、ロシアの市民として私はウクライナでの戦争犯罪に失望し、怒りを感じています。これが拡大してヨーロッパの核戦争にエスカレートする前に、なんとかして止めなければ!」
投稿を行ったアレックス・コナニキン氏は一時、「ロシアで最も裕福な一人」として知られた資産家ですが、現在はアメリカに亡命してニューヨークを拠点に活動しています。
「手配書」をSNSに投稿、アレックス・コナニキン氏:「(Q.世界中の人から反響はありましたか?)たくさんの手紙やメール、SNSでもメッセージを頂きました。残念なことにロシアは汚職の多い国です。特に政府内のプーチン周辺は腐敗だらけです。汚職政治家は憲法も守る気がないですから。プーチンを逮捕するために報酬でも出さないと動きません。そういう意味で懸賞金は役立つと思います。経済制裁はロシアの富豪に影響を与えています。彼らが不満を抱えているのは明らかで、それはプーチンの周りにも広がっています」
ただし、手配書に懸賞金というやり方は「暗殺指令」ともとられかねませんが、実際に…。
アレックス・コナニキン氏のFacebook:「フェイスブックから私の投稿が消えました」
「手配書」をSNSに投稿、アレックス・コナニキン氏:「一部の報道では『プーチン暗殺を目的』としたものだと書かれていますが、それは間違いです。私は、彼は逮捕され裁判にかけられ、自身が犯した人道犯罪について公正な裁きを受けるべきだと信じています」