【神様が味方する人の生き方】「奇跡的に病気が治癒した人」の共通点とは?

何ごともうまくいくあの人は、神様の好みを知っている。 文化・歴史

【神様が味方する人の生き方】「奇跡的に病気が治癒した人」の共通点とは?(DIAMOND online 2024.11.8 4:03)

小林正観:作家

2017年の発売以降、今でも多くの人に読まれ続けている『ありがとうの魔法』。本書は、小林正観さんの40年間に及ぶ研究のなかで、いちばん伝えたかったことをまとめた「ベスト・メッセージ集」だ。あらゆる悩みを解決する「ありがとう」の秘訣が1冊にまとめられていて、読者からの大きな反響を呼んでいる。この連載では、本書のエッセンスの一部をお伝えしていく。

ガンが自然に治癒した人たちの共通項は、「ガンになったことに感謝している人たち」らしい

ガンと診断された患者の中に、数百人にひとりの割合で、自然治癒する人たちがいるそうです。

私のまわりにも「ガンが治った」という方がたくさんいらっしゃいますが、その人たちに共通しているのは、「ガンになって本当によかった」と感謝していることでした。

「ガンになったことで、同じ病気を抱えるさまざまな仲間と知り合うことができた。命をかけて情報交換をする仲間たちは、みな、やさしく、明るく、親切な『よき仲間』だ。ガンにならなかったら、努力すること、頑張ること、競い合うこと、比べること、争うことだけの価値観しか知らなかったかもしれない。けれどガンになってからは、今までの自分なら、かかわりがなかったような『よき仲間』に囲まれている。ガンになって、本当によかった。ありがとう」

「ガンになる前より、ガンになってからのほうが、ずっと幸せだった」と思っている人は、どうやら、奇跡的にガン細胞がなくなることがあるようです。

一方、「どうしてガンになったんだ」とか、「どうして自分だけこんな目に遭わなければいけないんだ」とガンを否定し、自分の境遇を嘆き悲しむ人がいます。

そして、そこから抜け出そうとあらゆる治療を施し、必死になってガンと闘う……。

けれど、もしかすると、「闘う」と決めた瞬間から、ガンの病状は進行していくのかもしれません。

人間はなぜ「病気」になるのでしょう。なぜ「ガン」になるのでしょう。

宇宙の方程式から考えると、それは「神様」が、「命をかけて、感謝を学んでみませんか?」「命をかけて、謙虚さを学んでみませんか?」と、学ぶ機会を与えていただいていると解釈することができそうです。

ですから、ガンになったことにさえ、「心から感謝」できるようになったならば、「神様」は、「もう訓練の必要はありませんね」と、その人の体からガン細胞を取り除いてくれるのかもしれません。

「問題に感謝」してしまったら、「問題として存在する意味がなくなってしまう」ので、その「問題」は自然に消えていくらしいのです。

もしも「余命半年」と宣告されたなら、半年をどうやって1年、2年、3年に延ばすかを考えるより、「喜ばれると嬉しい」という本能に従って、「喜ばれる存在になろう」と心がけてみてはどうでしょうか?

死ぬまでの間に、「どれだけの人に喜んでもらえるのか」を考えるのです。

残された時間を「喜ばれるため」に使う。
残された時間を「感謝」のために使う。
残された時間を「よき仲間」と過ごすために使う。

そのように実践できる人は、ときとしてガン細胞が消滅する可能性があるようです。

神様が味方をしてくれる人になる習慣

人は1人で生きていると「ヒト」ですが、喜ばれるように生きていくと、人と人の「間」で生きる「人間」に変わります。

人の間で生きるということは、「自分が必要とされている」ということです。

「人間」の生きる目的は、ほしいものを得たり、何かを成し遂げることではなく、

「人の間で喜ばれる存在になること」
「『ありがとう』と言われる存在になること」

にほかなりません。

発する言葉や表情など、その人のふるまいが「まわりを喜ばせるもの」になっていれば、投げかけた結果として、まわりの人があなたにとっての「よき仲間」になってくれるでしょう。

「しあわせ」の語源は「為し合わせ」です。お互いにしてあげることが、「幸せ」の本質なのです。

努力をして、頑張って、必死になって、自分の力だけを頼りに生きていこうとする人のもとには、人は集まりません。「孤独という状態」が続いてしまいます。

一方で、「自分の力なんてないんだ」と思っている人は、まわりに支えられて生きていることがわかっているので、「謙虚」です。

「謙虚」とは「感謝」すること。「感謝をする人(「ありがとう」を言う人)」のもとにはたくさんの人が集まってきて、「よき仲間」に囲まれます。

教え合い、学び合い、交歓し合う「よき仲間」に囲まれたなら、それだけで「天国度100%」。頑張りも努力もいりません。ただ、「喜ばれること」を続けていけばいいのです。

「思いを持たず」、よき仲間からの「頼まれごと」をただやって、どんな問題が起こっても、すべてに「ありがとう」と感謝する(受け入れる)こと。

「そ・わ・かの法則(掃除・笑い・感謝)」を生活の中で実践することであり、「ありがとう」を口に出して言い、逆に、「不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句」を言わないこと。

すると、神様が味方をしてくれて、すべての問題も出来事も、幸せに感じて「よき仲間に囲まれる」ことになり、「喜ばれる存在」になる。

これこそが「人生の目的」であり、「幸せの本質」なのです。

小林正観 作家

1948年、東京生まれ。作家。2011年10月逝去。学生時代から人間の潜在能力やESP現象、超常現象に興味を持ち、心学などの研究を行う。講演は、年に約300回の依頼があり、全国を回る生活を続けていた。著書に、『楽しい人生を生きる宇宙法則』『「人生を楽しむ」ための30法則』(以上、講談社)、『笑顔で光って輝いて』(実業之日本社)、『心に響いた珠玉のことば』(ベストセラーズ)、『宇宙を味方にする方程式』『宇宙を貫く幸せの法則』(以上、致知出版社)、『「そ・わ・か」の法則』『「き・く・あ」の実践』(以上、サンマーク出版)、『神さまに好かれる話』(三笠書房)、『釈迦の教えは「感謝」だった』『淡々と生きる』(以上、風雲舎)、『無敵の生きかた』『豊かな心で豊かな暮らし』(以上、廣済堂出版)、『この世の悩みがゼロになる』 『悟りは3秒あればいい』(以上、大和書房)、『100%幸せな1%の人々』(KADOKAWA中経出版)、『もうひとつの幸せ論』『ありがとうの神様』(以上、ダイヤモンド社)など、多数。