10月22日投票 参院徳島・高知補選は野党系がやや先行、衆院長崎4区は大激戦

参院徳島・高知選挙区と衆院長崎4区の両補欠選挙 政治・経済

衆参2補選、自民苦戦 徳島・高知で野党系先行…共同通信

衆参2補選、自民苦戦 徳島・高知で野党系先行(東京新聞 2023年10月16日 05時05分 (共同通信))

共同通信社は14、15両日、参院徳島・高知選挙区と衆院長崎4区両補欠選挙について、電話調査や取材を基に情勢を探った。参院徳島・高知では野党系の無所属元職が先行し、公明党推薦の自民党新人が追う展開。衆院長崎4区は社民党推薦の立憲民主党前職と、公明推薦の自民新人が競り合う。両選挙区は元々自民議席だが、自民が苦戦を強いられている。ただ投票先未定の有権者もおり、22日の投開票までに情勢が変わる可能性がある。

参院徳島・高知補選で、野党系の無所属元職の広田一氏(55)は立民支持と答えた人の9割弱を固めた。共産党支持層は9割弱、社民支持層では7割強。自民支持層の2割強、日本維新の会支持層の5割強にも浸透している。

自民新人の西内健氏(56)が自民支持層でまとめたのは5割。公明支持層は8割弱だった。大票田の徳島、高知両市でも後れを取っている。

「支持する政党はない」とした無党派層で見ると、5割を超えた広田氏に対し、西内氏は1割に届いていない。

衆院長崎4区補選は、立民前職の末次精一氏(60)と自民新人の金子容三氏(40)が激戦。末次氏は立民、社民支持層の9割近くを固めた。共産支持層の6割強も確保。自民支持層の2割強、公明支持層の2割弱を切り崩している。

自民支持層の6割弱、公明支持層の7割強を押さえた金子氏は、国民民主党支持層の6割弱の支持を得ている。

無党派層では、末次氏が4割強、金子氏が2割強の支持をそれぞれ獲得している。

維新は衆参2補選で自主投票を決めている。

電話調査は、参院徳島・高知では、両県いずれかの有権者と答えた人が対象。固定電話で529人、携帯電話で517人の有効回答を得た。衆院長崎4区は、同区の有権者と答えた人が対象。固定電話で358人、携帯電話で187人の有効回答を得た。

衆院補選・長崎4区、自民やや先行 参院補選の徳島・高知選挙区は野党系一歩リード…読売新聞

衆院補選・長崎4区、自民やや先行…参院補選の徳島・高知選挙区は野党系一歩リード(読売新聞 2023/10/16 05:00)

読売新聞社は、22日投開票の衆院長崎4区、参院徳島・高知選挙区の両補欠選挙について、電話世論調査と取材を基に情勢を分析した。長崎4区では自民党候補がやや先行し、徳島・高知は、野党系の無所属候補が一歩リードしている。

長崎4区(佐世保市の一部など)は、自民の金子容三氏(公明推薦)を立憲民主党の末次精一氏(社民推薦)が追いかけている。金子氏は自民支持層の7割、公明支持層の6割を固めた。末次氏は立民支持層の9割を固めたほか、無党派層で3割強の支持を得ている。

大票田の佐世保市での争いも焦点となりそうだ。

徳島・高知は、無所属で前立民衆院議員の広田一氏と、自民の西内健氏(公明推薦)による一騎打ちの構図だ。野党系の広田氏は立民支持層の9割を固め、無党派層の4割、自民支持層の2割に浸透する。西内氏は自民支持層の5割を固めた。

両氏が地盤とする高知県では、高知市で広田氏が優勢、高知市以外の市で両氏が激しく争う。

調査は10月13日から15日にかけて、無作為に作成した番号に電話をかけるRDD◎方式で実施した。回答者の合計は1436人。

◎RDD=Random Digit Dialing

参院徳島高知補選、野党系がやや先行…朝日、日経

参院徳島・高知補選は野党系無所属の元職広田一氏がやや先行衆院長崎4区補選は自民新顔の金子容三氏と立憲前職の末次精一氏が競り合っている。(朝日新聞2023年10月15日

日本経済新聞社は22日投開票の衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区の補欠選挙の情勢を世論調査で探った。いずれも与野党一騎打ちで、長崎4区は立憲民主党と自民党の候補の接戦となっている。徳島・高知は野党系の無所属が先行する。(日本経済新聞2023年10月13日

両補選とも、与野党対決構造

衆院長崎4区補選立候補者

末次 精一 60 元国交委員 立元

金子 容三 40 元会社員 自新

参院徳島・高知補選立候補者

広田 一 55 元衆院議員 無元

西内 健 56 元高知県議 自新

(注)届け出順。敬称略