ChatGPTに「AIは人間の仕事を奪うのか?」と聞いてみたらまさかの答えが返ってきた(@DIME 2023.02.24)
AI(人工知能)は、近年めざましい進化を遂げ、自動運転や自動翻訳など、多くの分野で活用されています。そして、知らず知らずのうちに使っている機会もあるのではないでしょうか。
一方でAIによって、単純作業や重要度の低いタスク作業が自動化され、結果的に職を失う人もいるかもしれません。特に最近ネットでは、「ChatGPT」と呼ばれる対話型のAIが注目されていてます。
例えばChatGPTの活用法として、Google検索の代わりに質問を投げかければ、AIが検索結果を答えてくれます。
またこのChatGPTがスゴイところは、検索機能としての活用のほか、文章作成までできてしまうということです。
ChatGPTいわく「高品質な文章には人間のライターが必要」らしい
ChatGPTは、膨大な量の文章データを学習し、高品質の文章を生成することができます。
このため今後、ニュース記事、レポート、広告など、多くの文書の自動生成に利用されていくでしょう。これによって、構成や表現がある程度決まっているタイプの記事を書くライターは「AIに書かせればいいじゃないか」と判断され、仕事が減少する可能性があります。
さて、あまり「AIがライティングの仕事を奪う」という実感がわかないのであれば下記の画像を見てみましょう。
ここまで皆さんが読んできた文章は、そのほとんどChatGPTに書かせた文章です。どれぐらいの人が文章の途中で「これはAIが書いているな」と気づいたことでしょうか?
ただ、実際にAIが完全にライターの仕事を失わせるか、という問いに対しては、ChatGPTはあくまで否定的な態度をとっています。ChatGPT曰く「ライターたちが完全に職を失うことはないでしょう。なぜなら、ChatGPTは人間とは異なる創造性や感性を持っておらず、細かいニュアンスや表現力を表現することが難しいため、独創的な文章やクリエイティブなアプローチを求められる場面では、ライターたちの存在が依然として不可欠であるからです。」との理由です。
私自身、今回の記事を通しChatGPTには文章の固さなどが見られ、まだ完全に文章を作れるレベルではないと感じています。ただこれはあくまで発展途上のAIであり、現在苦手とされている表現力・独創性のなさも、そのうち解決されてしまうのではないかと考えています。
実際に恐怖を覚えるのは、ChatGPTは「クリエイティブな文章や、独創的なアイデアや感性が求められるタイプのライティングについては、まだまだChatGPTのような自動文章生成技術では完全には代替できません。」と話しており、「“まだ完全には”代替できない」ということからも、完璧なライティングをAIができるような未来が推測されます。
「より良い未来が実現できると信じています」
いままで、話題のAI「ChatGPT」が、ライターの仕事を奪うのではないか、ということについて解説してきました。ただ、これはライター業界に限ったことではなく、AIが発展していくにつれ、人間がやってきた仕事はAIに置き換えられていくことでしょう。
そしてその時代の流れの中で、我々はAIが仕事を奪われることを恐れて、抗おうとするべきではありません。むしろ、AIをうまく使って自分たちの仕事を改善し、高度化していくことへの注力が求められています。またAIが我々にもたらすこととして、だれでもできるような単純な作業から人間は解放され、より創造的で発想力に富んだ仕事に取り組むことができます。
つまりAIは、人間にとって単なる脅威ではなく、大きな可能性を秘めたテクノロジーであり、人間とAIが協調して働くことで、より良い未来を実現することができでしょう。
また2000~2020年はGAFA(Google・Apple・Facebook・Amazon)を筆頭に、ネット広告・インターネット通販など、インターネットを駆使した企業がチャンスをつかんできました。また個人レベルでも、wikipediaなどのネット上の情報の真偽を見分けるために、インターネットリテラシーが求められている時代でした。一方で今後は、インターネットは当然として、AIをうまく活用したビジネスがのびていくのかもしれません。また、AIが導き出した答え・作成した文章が本当に正しいのかを見分けるためのAIリテラシーが必要になってくるのかもしれません。
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文/ぽんちよ
投資系YouTuber。2019年10月からYouTubeチャンネル『投資家ぽんちよ』を開設し、投資や副業、セミリタイアに関わることを発信している。サラリーマンとして働きながら活動していたが、2022年3月にFIRE達成。YouTubeチャンネルはこちら