マイナンバーカード申請方法と保険証の紐付け方おさらい、交付申請書紛失した場合は… マイナポイント第2弾の期限、利点も解説

健康保険証の代わりにマイナンバーカードを利用するための読み取り機 社会

マイナンバーカード申請方法と保険証の紐付け方おさらい、交付申請書紛失した場合は… マイナポイント第2弾の期限、利点も解説(福井新聞ONLINE 2022年10月13日 午後6時25分

紙などで発行されている現行の健康保険証を2024年秋に原則廃止し、マイナンバーカード(マイナカード)と一体化した「マイナ保険証」に切り替えると河野太郎デジタル相が10月13日に正式表明した。マイナカードを作らざるを得ない状況になっているが、カードをどのように取得すればいいのか、また健康保険証とどのように紐付けるのか手続き方法をまとめた。

マイナンバーカードとは

国内に住む全ての人に割り当てられた12桁のマイナンバーや氏名、住所などが記載されている顔写真付きカード。本人確認の身分証明書として利用できるほか、オンラインでの行政手続きやコンビニでの住民票取得が可能になる。

マイナンバーカードの申請方法

地方公共団体情報システム機構によると、マイナンバーカードを受け取るには申請が必要。個人番号通知書か通知カードに同封されている交付申請書などを使用した郵送申請、オンラインでの申請、まちなかの証明写真機(一部の機種で可能)で申請する方法がある。

個人番号カード交付申請書がある場合

「個人番号通知書」と「個人番号カード交付申請書」は住民票の住所に簡易書留で届けられる。すでに手元にある場合の申請方法は以下の通り。

オンラインでの申請方法

交付申請書にあるQRコードを読み込み、メールアドレスを登録。登録されたメールアドレス宛てに通知される申請者専用ウェブサイトにアクセスし、顔写真を登録。生年月日など必要な情報を入力する。

必要事項を入力し送信すると、登録したメールアドレス宛てに申請が完了した旨のメールが届き、申請完了となる。

郵便による申請方法

個人番号カード交付申請書に従って必要事項を記入し、顔写真を貼り付ける。間違いがないか確認し、送付用封筒に入れて郵便ポストに投函する。

証明写真機からの申請方法

タッチパネルから「個人番号カード申請」を選択し、撮影用のお金を投入して、交付申請書のQRコードをバーコードリーダーにかざす。画面の案内に従って必要事項を入力し、顔写真を撮影して送信する。申請ができる証明写真機は一部に限られる。

個人番号カード交付申請書を紛失した場合

自らの申請書ID(23ケタの数字)が分かる場合はオンライン申請が可能。自らのマイナンバーが分かる場合は申請書をダウンロードし郵送での申請ができる。

両方とも分からない場合は、自身が住む市区町村の窓口で申請書の再発行を申し込む。本人確認書類を持参すること。

出典元:地方公共団体情報システム機構

マイナンバーカードの受け取り方法

交付通知書が届く

申請後、審査を経てだいたい1カ月ほどでカードを発行し、市区町村に送付される。カードを受け取った市区町村では、交付のための作業が完了してから交付通知書(はがき)を順次送付する。

交付場所で受け取る

交付通知書(はがき)が届いたら、通知書や運転免許証など必要書類を確認した上、市区町村窓口へカードを受け取りに行く。交付場所は交付通知書に記載されている。受け取りは本人が原則だが、本人が病気ややむを得ない理由で交付場所に行けない場合は、代理人に受け取りを委任できる。

マイナカードの健康保険証利用

マイナンバーカードは健康保険証として利用できる。また河野太郎デジタル相は2022年10月13日、紙などで発行されている現行の健康保険証を24年秋に原則廃止し、カードと一体化した「マイナ保険証」に切り替えると正式に表明した。国が掲げるマイナカードの保険証利用のメリットは以下の通り。

・就職・転職・引っ越しをしても健康保険証としてずっと使える。
・マイナポータルで特定健診情報や診療・薬剤情報・医療費が見られる。
・マイナポータルで確定申告の医療費控除を簡単にできる。
・窓口への書類の持参が不要になる。

しかし、マイナカードの健康保険証利用に対応する医療機関はまだ一部に限られており、厚生労働省は徐々に拡大するしていくとしている。

マイナカードと健康保険証の紐付け方法

マイナンバーカードと数字4ケタの暗証番号(市区町村窓口で設定した番号)が必要。スマホで「マイナポータル」のアプリをインストールし、アプリでカードを読み込む。パソコンとICカードリーダーでも申し込みができる。またコンビニエンスストア「セブンイレブン」のセブン銀行のATMでも申し込み可能。

出典元:マイナポータル

マイナポイント第2弾のポイントもらうには

カードの交付率とマイナポイントの内容

マイナポイント第2弾のポイント

マイナンバーカード取得者を対象とした「マイナポイント第2弾」。キャッシュレス決済の買い物などに使える最大2万円分のポイントを付与している。

内訳は(1)カード新規取得で最大5千円分(2)カードに保険証機能を加える「マイナ保険証」登録で7500円分(3)公的給付金の受取口座登録で7500円分。12月末までにマイナンバーカード交付申請する必要があり、ポイント申込期限は2023年2月末までとなっている。

第1弾でマイナポイントをもらった人も第2弾の対象。第1弾でマイナポイントの申し込みをしていない人に対するポイント(最大5千円分)に加え、(2)(3)それぞれ7500円分のマイナポイントを受け取ることができる。