2025年5月9日 今日の出来事

新ローマ教皇にプレボスト枢機卿 レオ14世名乗る…史上初の米国出身・コンクラーベ

新ローマ教皇にプレボスト枢機卿 レオ14世名乗る―史上初の米国出身・コンクラーベ

カトリック教会の最高指導者、ローマ教皇を決める選挙「コンクラーベ」で、8日の投票の結果、4月に88歳で死去したフランシスコ教皇の後任に、米国のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿(69)が選出された。第267代の教皇で、レオ14世を名乗る。米出身の教皇誕生は史上初めて。世界14億人の信徒を束ねる重責を担う。

新教皇はペルーの市民権も有している。アルゼンチン出身のフランシスコ前教皇に続き、南米にゆかりのある人物が選ばれた。

投票は7日にスタート。初日の1回と、2日目の8日午前の2回は票が割れ、不選出の黒煙が上がった。選出に成功したのは同日午後で、通算4回目とみられる。2005年、13年同様、選挙は2日間で決着した。

ゲイツ財団、29兆円寄付へ 全財産投じ45年に閉鎖

ゲイツ財団、29兆円寄付へ 全財産投じ45年に閉鎖

米マイクロソフト(MS)共同創業者のビル・ゲイツ氏(69)が設立した慈善団体「ゲイツ財団」は8日、今後20年間で途上国支援に2000億ドル(約29兆円)以上を寄付すると発表した。ゲイツ氏個人のほぼ全資産も投入し、設立から25年間で活動に投じた額の2倍を拠出。2045年末に財団を閉鎖し、活動を終える。

東京株、574円高 米英合意を好感、円は急落

東京株、574円高 米英合意を好感、円は急落

9日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比574円70銭高の3万7503円33銭と続伸して終了した。終値では3月28日以来、約1カ月半ぶりに3万7000円台を回復。トランプ米大統領が英国と関税を巡る交渉で合意したと発表したことが好感され、幅広い銘柄が値上がりした。9日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=146円台前半に急落した。

JA全農の備蓄米、32%を卸業者へ出荷 7月までに70%出荷予定

JA全農の備蓄米、32%を卸業者へ出荷 7月までに70%出荷予定

全国農業協同組合連合会(JA全農)は9日、落札した政府備蓄米約19万9000トンのうち、8日時点で32%(約6万3000トン)を卸売業者に出荷したと発表した。前回1日時点では29%だった。備蓄米を巡っては流通の遅れなどから品薄感の解消に至っておらず、コメ価格の値上がりが続いている。

JA全農によると、落札した全量について卸売業者との契約を完了。7月までに70%(約14万トン)の出荷が決まっているが、残り3割は出荷のめどが立っていない。めどが立たない理由について、JA全農の広報担当者は「卸売業者と小売業者が立てる販売計画にコメの出荷が間に合わなかったり、(卸売業者が多忙なため)作業のキャパシティーに達したりした可能性もある」としている。