フジテレビ社長、会長が辞任 中居さんトラブル「人権意識不足」…日枝氏姿見せず、社員関与は否定・全常勤役員の責任にも言及
フジテレビ社長、会長が辞任 中居さんトラブル「人権意識不足」―日枝氏姿見せず、社員関与は否定・全常勤役員の責任にも言及
フジテレビは27日、自社社員の関与が報じられた元タレント中居正広さん(52)と女性とのトラブルを巡り、一連の対応に各方面から批判が高まっていることを受けて、港浩一社長と嘉納修治会長が同日付で引責辞任すると発表した。港社長は親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)取締役、嘉納会長は同社会長をそれぞれ兼務しているが、いずれも退く。後任の新社長には28日付で、フジ・メディアHDの清水賢治専務が就く。
フジサンケイグループ代表でフジテレビとフジ・メディアHDの相談役を務める日枝久氏は姿を見せなかったが、日枝氏の責任を問われたフジテレビの遠藤龍之介副会長は、同委が報告書をまとめる時期をめどに「すべての常勤役員が責任を取るべきだ」との考えを示した。会見には他にフジ・メディアHDの金光修社長が出席した。
一方で、フジ側は、中居さんのトラブルには「社員は関与していないと判断している」との認識を改めて示した。
魂むしばむ恐怖と孤独 生存者「伝え続ける」…27日、アウシュビッツ解放80年
魂むしばむ恐怖と孤独 生存者「伝え続ける」―27日、アウシュビッツ解放80年
ナチス・ドイツによる第2次大戦中のユダヤ人大虐殺(ホロコースト)を象徴するポーランド南部のアウシュビッツ強制収容所が1945年に解放されてから27日で80年を迎える。インタビューに応じた生存者のエバ・ウムラウフさん(82)は当時2歳。収容所の記憶は全くないが、生存者が抱えるユダヤ人という理由だけで迫害され、家族を失った恐怖と孤独が「無意識のうちに肉体と魂をむしばんだ」と語った。
ウムラウフさんは42年12月、スロバキア中西部のノバキー収容所で生まれた。44年11月3日、両親と共にアウシュビッツに移送。収容時に引き離されたという父親の記憶はない。85日後、連合国側のソ連軍によって解放された。2歳だった少女の身に何があったかは不明だが、重い呼吸器疾患を患い、極度の飢餓状態に陥っていた。軍医は母に「子どものことは忘れなさい」と告げるほどだった。
左腕の内側に「A26959」と入れ墨が刻まれているが、「全ての人が番号を持っている」と思っていた。小学生の頃、友達には当然のようにいる父親や、親戚が一人もいないことに違和感を覚えた。収容時に彫られた入れ墨の意味や、母と3歳年下の妹以外の親族が全て殺害されたことの異常さを理解できるまでには時間がかかった。
石破首相、企業献金の存続堅持 自民地方組織の調査否定…代表質問
石破首相、企業献金の存続堅持 自民地方組織の調査否定―代表質問
石破茂首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党代表質問が27日、衆院本会議で始まった。首相は政治改革の焦点である企業・団体献金の扱いに関し、「透明性を確保する取り組みを進めている」と述べ、存続の立場を改めて示した。立憲民主党の野田佳彦代表が禁止するよう求めたのに対して答えた。
選択的夫婦別姓制度導入の是非を巡っては「いつまでも結論を先延ばしにしてよい問題とは考えていない」と強調。「(自民として)議論の頻度を上げ、熟度を高めたい」と説明した。野田氏は導入に向けて指導力を発揮するよう促した。
川越市長に元裁判官の森田初恵氏が初当選 主要政党相乗りの新人ら3氏を破る 同市初の女性市長
川越市長に元裁判官の森田初恵氏が初当選 主要政党相乗りの新人ら3氏を破る 同市初の女性市長
埼玉県川越市長選は26日投開票され、無所属新人で元裁判官の森田初恵氏(42)が、いずれも無所属新人で、元県議の山根史子氏(40)=自民、立民、国民推薦=、元市議の樋口直喜氏(41)、元市議の小野沢康弘氏(70)の3氏を破り、初当選を果たした。同市で女性市長が誕生したのは、1922年の市制施行以来初めて。
敗れた山根氏は、民主党・野田佳彦内閣で外務副大臣を務めた故山根隆治氏を父に持ち、民主、国民、無所属で県議を3期務めた。今回、与野党の推薦を取り付け、立憲民主の枝野幸男氏や自民県議らが応援にかけつけたが、各党の支持者をまとめ切れなかった。
豊昇龍の横綱昇進が確定 横審が推薦を決定「てっぺんより上のてっぺんを目指したい」と決意
豊昇龍の横綱昇進が確定 横審が推薦を決定「てっぺんより上のてっぺんを目指したい」と決意
大相撲の横綱審議委員会(横審)が27日、両国国技館内で開かれ、初場所で2度目の優勝を飾った大関豊昇龍(立浪)の横綱推薦を決定した。
豊昇龍は都内の部屋で取材に応じ「入門した時から絶対に目指す感じだった。これからもしっかり稽古して、てっぺんより上のてっぺんを目指したい。新しい自分を出します。頑張ります」と決意を口にした。
政治評論家の俵孝太郎さん死去 94歳 ニュースキャスターでも活躍
政治評論家の俵孝太郎さん死去 94歳 ニュースキャスターでも活躍
政治評論家で、ニュースキャスターとしても活躍した俵孝太郎(たわら・こうたろう)さんが1日午前、肺がんのため東京都の病院で死去した。94歳。東京都出身。
1953年に東京大を卒業後、産経新聞社に入社。政治部記者、論説委員などを経て69年に退社しフリーに転身した。