米相互関税、日本に24% 一律10%、国別に上乗せ…5日から発動・トランプ政権
米相互関税、日本に24% 一律10%、国別に上乗せ―5日から発動・トランプ政権
ランプ米大統領は2日、日本を含む貿易相手国に同水準の関税を課す相互関税を導入すると発表した。原則として全輸入品に一律10%の関税を賦課。非関税障壁などを考慮した関税率を相手国・地域別に上乗せし、日本には計24%を課す。世界経済が深刻な打撃を受けるとの懸念から、3日は各国で株安が進行した。
相互関税は安全保障上の脅威に対処する国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく措置。一律10%分は5日午前0時1分(日本時間同日午後1時1分)、上乗せ分は9日午前0時1分から適用を始める。ロイター通信によると、石油・ガスは関税の除外対象となる。
日本は米側に関税の適用除外を要請。中国は「対抗措置を講じる」(商務省)方針を示したほか、欧州連合(EU)も「さらなる対抗措置の準備を進めている」(フォンデアライエン欧州委員長)と、報復も辞さない構えだ。「貿易戦争」への懸念が強まり、3日の東京株式市場では日経平均株価が一時1600円超下落した。
東京株急落、3万5000円割れ 一時1600円安、円は急伸…米相互関税で市場動揺
東京株急落、3万5000円割れ 一時1600円安、円は急伸―米相互関税で市場動揺
3日の東京金融市場では、トランプ米大統領による相互関税の発表を受け動揺が広がった。投資家のリスク回避の姿勢が強まり株価は急落、円高、債券高が加速した。株式市場では日経平均株価が一時、前日比1600円超下落するなど、ほぼ全面安の展開。終値は989円94銭安の3万4735円93銭と、昨年8月以来8カ月ぶりに3万5000円を割り込んだ。
外国為替市場では安全資産とされる円が買われ、円相場は一時1ドル=146円台と、約3週間ぶりの水準に上昇した。中国と欧州連合(EU)が米国への対抗措置を講じる姿勢を示したことで、貿易戦争激化への警戒感が一段と高まった。
「シンゾー、素晴らしかった」 トランプ氏、演説で述懐
トランプ米大統領は2日、「相互関税」を発表したホワイトハウスでの演説で、故安倍晋三元首相について「日本の首相、シンゾーは素晴らしかった」と述懐する場面があった。
トランプ氏は、第1次政権当時から盟友関係にあった安倍氏に対し「シンゾー、何か手を打たなければならない。(日米の)貿易はフェアでない」と伝え、安倍氏は「知っている」と応じたとするエピソードに触れた。その姿勢については「素晴らしい紳士だった。私が言っていることをすぐに理解した」と評価した。その結果、「私たちは取引をまとめた」と強調した。
マスク氏、政府職を近く退任 混乱重ね政治的負荷に…米報道
米政治専門紙ポリティコは2日、今後数週間以内に、実業家イーロン・マスク氏が政府の役職から退任する方向だと報じた。トランプ大統領が閣僚ら周辺に伝えたという。破天荒な行動で政権内に混乱を生むマスク氏について、トランプ氏が「ビジネスの世界に戻り、補佐的な役割に専念する時だ」と判断した。
マスク氏は、閣僚に確認を取らずに各省庁職員の大量解雇を断行するなど、政権内であつれきを生んでいた。さらに1日に行われたウィスコンシン州最高裁判事選では、マスク氏が多額の選挙資金を投じて支援した保守系候補が惨敗。マスク氏や同氏率いる「政府効率化省(DOGE)」による政府縮小化への反発が、野党民主党側を勢いづけたとされている。
京都・嵐山公園で桜が見ごろ 桂川右岸の斜面にはヤマザクラも
京都府内各地で桜が見ごろを迎えている。京都市右京区の嵐山公園では3日、ソメイヨシノが七分咲きほどとなり、国内外からの観光客らが花見を楽しんでいた。
嵐山では桂川右岸の山の斜面にヤマザクラも見られる。この日は午前中、晴天にも恵まれ、訪れた人たちの多くは渡月橋も背景に写真を撮影するなどし、春の訪れを満喫していた。