2024年12月23日 今日の出来事

韓国に抜かれ22位に 日本の1人当たりGDP…内閣府

韓国に抜かれ22位に 日本の1人当たりGDP―内閣府

内閣府が23日発表した国民経済計算の年次推計によると、2023年の日本の国民1人当たり名目GDP(国内総生産、ドル換算額)は、前年比約0.8%減の3万3849ドルだった。経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国中22位となり、21位の韓国を下回った。

22年も韓国の計算基準が変更されたため、韓国21位、日本22位に見直された。韓国に抜かれるのは、比較可能な1980年以降で初めて。対ドルで円安が進行したことなどが影響したとみられる。

総額で見た23年の日本の名目GDPは4兆2137億ドル。ドイツに逆転されて22年の3位から4位になった。

ホンダ・日産が統合協議入り 濃い救済色、販売世界3位へ…三菱自も合流検討・国内2陣営化

ホンダ・日産が統合協議入り 濃い救済色、販売世界3位へ―三菱自も合流検討・国内2陣営化

ホンダと日産自動車は23日、経営統合に向けた協議開始を正式に発表した。2026年8月上場予定の持ち株会社を立ち上げ、傘下にホンダ、日産両社を完全子会社としてぶら下げる。新会社の役員の過半をホンダが指名し、社長はホンダが出す方向で、日産救済色が濃い。両社のブランドは維持する方針で、日産が筆頭株主となっている三菱自動車も来年1月をめどに合流を検討する。

統合が実現すれば、世界販売台数でトヨタ自動車、独フォルクスワーゲン(VW)グループに次ぐ3位に浮上。また、国内ではトヨタが出資するスズキやマツダなど計5社による「トヨタ陣営」と、統合で成立する「ホンダ陣営」の二極化の構図が強まる。電気自動車(EV)開発を軸とした競争はさらに激化しそうで、国内外の自動車メーカーにとって大きな節目となる。EVの開発競争で米テスラや中国の比亜迪(BYD)に先行を許していることへの危機感が統合協議の背景にある。

重要施設周辺、中国が取得最多 土地・建物、外国比率2.2%…政府初調査

重要施設周辺、中国が取得最多 土地・建物、外国比率2.2%―政府初調査

政府は23日、重要土地等調査法に基づく「土地等利用状況審議会」を開き、安全保障上重要な施設周辺の土地・建物に関し、外国人・外国法人の取得状況を公表した。2023年度の取引全体に占める割合は2.2%。最多は中国だった。公表は22年の同法施行後初めて。施設への妨害電波発射など「阻害行為」は確認されなかった。

同法は、基地や原発など重要施設の周囲1キロや国境離島を「注視区域」や「特別注視区域」と規定。これまでに583区域を指定した。国・地域別では、最多の中国が54.7%。韓国13.2%、台湾12.4%と続いた。

道の駅拠点にまちづくり 省庁連携で支援枠組み…国交省

道の駅拠点にまちづくり 省庁連携で支援枠組み―国交省

国土交通省は、道の駅を拠点に地域一体となったまちづくりを推進するため、省庁連携による支援の枠組みを創設する。来月に市町村向けの公募を始めた上で、来年度から3年間、財政措置を含めて重点的に後押しする方針。道の駅は観光や農業、防災などさまざまな役割を担っており、機能強化を通じた地域の活性化を図る。

道の駅は1993年に登録制度が創設され、現在全国に1221カ所ある。当初はドライバーの休憩施設として利用されていたが、地元農家と連携した収穫物の販売、子育て応援施設の併設や移住相談窓口の設置など、次第に提供するサービスが多様化し、防災拠点としての役割も期待されている。

万博「行きたい」24%と低調 半年前から減少、三菱総研調査

万博「行きたい」24%と低調 半年前から減少、三菱総研調査

2025年大阪・関西万博を巡り、三菱総合研究所は23日、認知度や来場意向を尋ねる半年に1度の意識調査結果を公表した。万博に「行きたい」と答えた人は10月時点で24・0%となり、前回4月から3・0ポイント減少。認知度は0・4ポイント減少したものの93・0%と高水準で、魅力発信に課題がある現状が浮き彫りになった。

万博に「行きたい」と答えた人は、地域別では京阪神圏が36・3%と最も高かったものの、前回からは7・2ポイント減った。中京圏では28・0%、首都圏は22・0%と他の地域は概して低調だった。

加速する中国「低空経済」 ドローン配送、空飛ぶクルマも

加速する中国「低空経済」 ドローン配送、空飛ぶクルマも

中国で、主に高度1000メートルまでの低空域を利用したビジネス「低空経済」が注目を集めている。ドローンによるデリバリーサービスが始まっているほか、「空飛ぶクルマ」の量産化に向けた取り組みも加速している。

李強首相は3月の全国人民代表大会(国会)で公表した政府活動報告で、低空経済を「新たな成長エンジン」に位置付けた。報道によると、当局は低空経済の市場規模が2035年に3兆5000億元(約75兆円)に達すると見込む。

日産社長「どちらが上、下でなく信頼関係構築」ホンダとの経営統合で

トレビの泉、工事終え一般公開再開 観光公害対策で人数制限実施

トレビの泉、工事終え一般公開再開 観光公害対策で人数制限実施

イタリアの首都ローマにある世界的名所の噴水「トレビの泉」は22日、約3カ月間のメンテナンス工事を終え、一般公開が再開された。これに合わせ、ローマ市は噴水周辺に立ち入ることができる人数を一度に最大400人に制限すると発表。オーバーツーリズム(観光公害)対策が目的で、混雑の緩和を図る。

【紅白歌合戦】曲目発表 GLAYは「誘惑」、Number_iは「GOAT」/一覧

【紅白歌合戦】曲目発表 GLAYは「誘惑」、Number_iは「GOAT」/一覧

NHKは23日、大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)の曲目を発表した。今年の番組テーマは「あなたへの歌」で、司会は有吉弘行、橋本環奈、伊藤沙莉、鈴木菜穂子アナウンサーが務める。

紅組は石川さゆりやイルカ、HY、乃木坂46、ME:I、MISIAら、白組はCreepy Nuts、郷ひろみ、GLAY、THE ALFEE、南こうせつ、Vaundy、Number_i、福山雅治らが出場する。一方で、STARTO ENTERTAINMENT社勢は2年連続で出場ゼロになっている。

このほか、氷川きよしが特別企画枠で出演、坂本冬美が能登半島地震の復興への願いを込め、石川・輪島市から生中継で「能登はいらんかいね」を歌唱、西野カナが6年ぶりの出場。また、10月17日に76歳で亡くなった西田敏行さんの追悼特別企画を行うことも決定。西田さんは紅白に、歌手として4度出場。司会や審査員としても出演をしていた。