2021年7月1日

全国で新たに1754人感染 2週連続で前週を上回る 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染者は7月1日、全国で新たに1754人確認された。木曜日としては2週連続で前週を上回った。死者は24人増えて計1万4821人。重症者は前日比6人減の517人だった。

東京で673人の感染確認 2日連続で600人超 新型コロナ
東京都は1日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに673人確認されたと発表した。1日あたりの感染者が600人を超えるのは2日連続で、前週の木曜(570人)から103人増えた。2人が死亡し、都の基準で集計した重症者は前日から4人増えて51人になった。

3回接種必要性を検討 加藤氏、海外情報収集
加藤勝信官房長官は1日の記者会見で、英国が高齢者らへの新型コロナウイルスワクチンの3回接種を検討していることに関し「必要性について、ワクチンの効果がどの程度の期間持続するか、検討する必要がある」と述べた。海外や企業の動向について、情報収集する考えも示した。一方で「一日も早く、全ての希望する国民が2回受けられるよう取り組む」とも強調した。

習氏、台湾統一は「共産党の歴史的責務」 祝賀大会で演説
中国共産党は1日、創建100年の記念日を迎え、北京中心部の天安門広場で祝賀大会を開いた。習近平党総書記(国家主席)が演説し、「経済総量で一躍、世界2位になる歴史的な突破を達成した」と党の成果を強調した。習氏は「社会主義のみが中国を救うことができ、中国の特色ある社会主義のみが中国を発展できる」と述べ、共産党が統治する政治制度の優位性を主張した。

台湾に関しては「台湾問題を解決し、祖国の完全な統一を実現することは、中国共産党の歴史的な責務だ」と述べ、「いかなる台湾独立のたくらみも粉砕する」と牽制した。統制を強めている香港については「香港社会の大局の安定を維持し、長期的な繁栄を守る」との考えを示した。

インドネシアで感染急増 酸素高騰、日本人も入院待ち
新型コロナウイルスの新規感染者の急増を受けて、インドネシア政府は1日、在宅勤務の徹底や商業施設の閉鎖などの規制強化を発表した。感染者が特に多い地域が対象となる。国内では感染力の強いインドで確認された変異株(デルタ株)が広がり、医療機関が逼迫。現地に暮らす日本人も50人超が入院を待つ事態となっている。

国内では6月21日に新型コロナの累計感染者数が200万人を超え、1日当たりの新規感染者数は2万人台で推移。累計の死者数は5万8千人にのぼる。