中国、日本への渡航回避を通知 高市首相の台湾有事発言、報復か
中国、日本への渡航回避を通知 高市首相の台湾有事発言、報復か
中国外務省は14日、国民に対し日本への渡航を控えるよう呼び掛ける通知を出した。高市早苗首相の台湾有事を巡る発言で「中日の人員交流の雰囲気がひどく悪化した」と理由を説明しており、報復措置とみられる。中国国内で渡航自粛ムードが広がれば、訪日客の動向に影響しそうだ。
習近平政権は、台湾有事が「存立危機事態」に該当し得るという高市氏の国会答弁に強く反発している。13日には中国外務省の孫衛東次官が金杉憲治・駐中国大使を呼んで抗議し、発言の撤回を要求。撤回しない場合、「一切の責任は日本側が負わなければならない」と表明した。
高市首相、「非核三原則」見直し議論へ 「持ち込ませず」が焦点
高市首相、「非核三原則」見直し議論へ 「持ち込ませず」が焦点
高市早苗首相(自民党総裁)は国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定に伴い、非核三原則の見直し議論を与党内で開始させる検討に入った。首相は核兵器を「持ち込ませず」の概念が米国の核抑止力を低下させかねないとして三原則の見直しが持論。まずは自民と日本維新の会で見直しを含めて議論する方向だ。政府・与党関係者が14日明らかにした。
政府は核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」とした非核三原則を掲げてきた。米国はこの原則に基づき、在日米軍基地や日本に寄港する米軍艦に核兵器を配備していないとされる。
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致された現場、木原官房長官が視察
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致された現場、木原官房長官が視察…「閑静な住宅地で大変理不尽なことが起こった」
めぐみさんは13歳だった1977年11月15日、中学校からの下校途中に拉致された。木原氏は、中学校の下校経路から近くの海岸までの現場周辺を、めぐみさんの弟の拓也さんらの説明を受けながら歩いた。
自民「過ち繰り返さない」 結党70年で声明
自民党は15日、結党70年の節目に合わせ、声明を発表した。派閥裏金事件への直接の言及は避けつつも、「政権を担う中で与党としての緊張感を失い、国民の信頼を損なう事態を招いたことについては、猛省しなければならない」と強調。「『二度と同じ過ちは繰り返さない』と強く誓い、再び国民から信任をいただけるよう党一丸となって取り組んでいく覚悟だ」と記した。
東京デフリンピック開幕、日本初 聴覚障害者競う、最多3千人参加
東京デフリンピック開幕、日本初 聴覚障害者競う、最多3千人参加
聴覚障害者による国際スポーツ大会、第25回夏季デフリンピック東京大会は15日、東京都渋谷区の東京体育館で開会式が行われ、開幕した。1924年の第1回パリ大会から101年で、日本での開催は初。ろう者や手話に対する人々の理解が深まり「共生社会」実現への新たな一歩となることが期待される。
式典には秋篠宮ご一家、高市早苗首相、小池百合子東京都知事らが出席した。高市首相は「日本全国で、より多くの人が、手話やさまざまなコミュニケーションの形に触れる機会となると信じている」とあいさつした。
仲間5人と狩猟中の男性、クマに襲われけが…搬送時に意識なし
15日午前9時25分頃、群馬県藤岡市三波川の山林で、「クマに襲われた」と119番があった。救急隊員らが現場に駆け付けたところ、狩猟をしていた同市東平井町の男性(60)が頭と左腕にけがを負った。搬送時に意識はなかったという。
虫よけ効果、最初は「半信半疑」 牛にしま模様でイグ・ノーベル賞
虫よけ効果、最初は「半信半疑」 牛にしま模様でイグ・ノーベル賞―農研機構の兒嶋研究員
黒い牛をしま模様にした「シマウシ」には虫が寄り付きにくい―。日本の研究チームの取り組みが、ユーモラスな研究を表彰する今年のイグ・ノーベル賞を受賞した。日本人の受賞は19年連続。時事通信の取材に応じた研究者は、しま模様が虫よけになるという結果に「(最初は)自分でも半信半疑だった」と振り返り、研究の経緯とともに、思わぬ受賞への喜びを語った。
白い塗料でしま模様にした牛は、他の牛に比べて付着した虫の数が半分しかないことなどが分かった。

